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現地調査:「NPO法人 モモンガくらぶ」での
ヒアリングにて
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登別市をはじめ、今日の温泉観光地は団体客がその地の真の魅力に触れることなく旅館のみに滞在する傾向にあると考えます。その打開策として私たちが提案したプロジェクトが、住民が主体となって観光客と行政とのパートナーシップを展開する新たな集客スタイルです。
このプロジェクトに参加してもらう観光客を『のぼりベアン』と呼びます。これは、観光客に「もてなされて当然」というお客様意識を持たず、登別市に滞在している間は住民と共に一市民の気分で登別を体感してもらいたいとの願いから命名しました。
三者の役割は、
住民: 一人ひとりが「登別でしか体験できないことをのぼりベアンと共に体験し、指導する空間」を提供します。その“リスト”を作成する住民の代表となる事務局は登別での自然体験を支援、提供している既存のNPOに担って頂きます。私たちは登別市住民へのインタビューを通して、教えられることをたくさん持っているお年寄りも教える機会が無いことを認識しました。また登別市の「NPO法人 モモンガくらぶ」へのヒアリングで「地域資源を活かした市民レベルのまちづくりが住民活性化に繋がる」ことを学びました。
のぼりベアン:ターゲットは限定せず、時間とゆとりがある人。事務局が作成するHP上で“リスト”から体験したいものを選択し予約し、指定の口座に体験費を入金します。その後登別に来てもらい、体験する場所でのぼりベアンの証となる【のぼりベアンカード】を受け取ります。このカードはSuicaやPASMOと同様のチャージ制を取り、予約時の金額が100円あたり1ポイントとしてチャージされます。体験する時間に応じてポイントが減ります。登別に来てこのプロジェクトに興味を持った観光客も手軽に参加できるよう、チャージ・カード発行は市内4つのJR駅とレンタカー会社で可能とします。また、このカードを持っていると「のぼりベアンハウス」に滞在できます。ここにはコミュニティレストランがあり、住民と共同生活や郷土料理講座や民宿経営体験などができます。
行政:住民主体で活動がしやすいようサポートに徹してもらいます。まず「のぼりベアンハウス」設置のための空き家や空き地の借り上げ事業を行います。次に事務局と協力して道内外で流すCM作成などPR事業を行い、【のぼりベアンカード】の作成、発行を担います。
私たちは、住民自身ができることを発見し声を上げ易いよう登別市を一つのコミュニティとみなし、「山ゾーン」「海ゾーン」「まちゾーン」「温泉ゾーン」の4つを仮定しました。
将来的には、住民にのぼりベアンとの交流を通して地域のことを真剣に考え、さらに当事者意識が芽生えること。のぼりベアンには、自分が登別を支えている一員であるとの意識を持ち、人と人とのつながりの温かさや体験できることの面白さからリピーターになってもらうこと、長期滞在や二地域居住地に選択することを期待します。【のぼりベアンカード】が市外の人間が登別の活性化のために提言、行動するきっかけになって欲しいのです。また、高い意識ののぼりベアンには市が推進する自治推進委員会に参加してもらうのも市に良い刺激となるはずです。そしてこのプロジェクトが全国的に有名になれば関東圏のアンテナショップで参加を募り事業拡大も可能と考えます。(八重樫)
私たちは、当初コミュニティビジネスいう視点から政策を考えました。前期のゼミでは、コミュニティビジネスについて学んでいましたし、地域に密着したところからこの政策を作っていきたいと思っていたからです。登別らしさを知っているのは、やはりその土地に住む住民自身です。話し合いを進めていく上で、私たちは登別らしさを政策につなげるには、住民が主体となって行動を起こさなければならないということを強く感じました。そして現地で色々な方のお話を聞く中で、やはりこの政策には住民の力が最も必要であると改めて感じ、私たちは、コミュニティビジネスと住民の主体性をテーマにした政策を企画していくことにしたのです。(豊田)
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