[タイトル]はじめに

1920年代、資本主義社会が尖鋭化するとともに、大衆の欲望と消費が拡大し、日本にも都市と記号の時代が出現するに至った。探偵小説作家江戸川乱歩の登場は、そのような都市文化の急激な変貌と無関係ではない。

今日、学問や教育の現場において、文学史のキャノン(正典)が問い直されており、人々の関心もまた、かつてなかったような形でサブカルチャーに向けられつつあるといえるだろう。

今回のシンポジウムはそうした背景を踏まえて、内外の文学研究者のみならず、他分野からの研究者の参加を得て、探偵小説の泰斗である乱歩文学の意義を問い、幅広い観点から1920年代における大衆文化社会の具体相を明らかにしようとするものである。


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[タイトル]発表者
[発表者写真]王 成 氏 [発表者]王 成 氏

「異文化の読者と乱歩ミステリー  中国における乱歩ミステリーの翻訳を中心に」

1963年、中国山東省諸城市生まれ。山東大学外国語学部日本語科卒、立教大学大学院博士課程修了、文学博士。現在、首都師範大学外国語学院助教授。

著書、大江健三郎論文学 『小説家』(01年)。ほか編著・翻訳多数。

[発表者写真]関根 英二 氏 [発表者]関根 英二 氏

「江戸川乱歩とヴァルネラブルな時代」

1948年生まれ。東京大学仏文科卒、パリ第3大学言語学科修士課程修了。現在、パデュー大学外国語学部教授。

著書『〈他者〉の過去―吉行淳之介と近代文学』(勁草書房 93年)。ほか編著多数。

[発表者写真]セシル・サカイ 氏 [発表者]セシル・サカイ 氏

「江戸川乱歩のモデルニテ-批評としての探偵小説-」

1957年生まれ。パリ第7大学にて博士号取得。現在、パリ第7大学東アジア言語文化研究科教授。

著書、『日本の大衆文学』(平凡社 97年)ほか多数。

[発表者写真]浜田 雄介 氏 [発表者]浜田 雄介 氏

「『心理試験』とその問題系」

1959年生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。現在、成蹊大学文学部教授。

著書『子不語の夢』(皓星社 05年)。ほか編著多数。

[タイトル]シンポジウム
[写真]シンポジウム

■発表者

王 成 氏  [中国 首都師範大学]

関根 英二 氏 [アメリカ パデュー大学]

セシル・サカイ 氏 [フランス パリ第7大学]

浜田 雄介 氏 [成蹊大学]

■コメンテーター

今村 忠純 氏 [大妻女子大学] 

成田 康昭 氏 [立教大学 社会学部]

渡辺 信二 氏 [立教大学 文学部]

■司会

藤井 淑禎 氏 [立教大学 文学部]