サンプリングもコーディングもやらない社会調査実習が大学にあるのは困ったことです。職業分類と産業分類の違いや、具体的なコーディングのやり方等について、原・海野『社会調査演習 第2版』などを読み、よく理解すると良いでしょう。
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分析法について追記
1)分析で用いる職業分類については、以下の職業コウディングの解説をよく読むこと。
2)重回帰分析をやる時は、必ず事前に、変数逆転と欠損値処理をすること。
また、男女や一人暮らしなど、0,1の変数(ダミー変数)を作ると良い。やり方は「4.シンタックスの解説」を見てください。
因子分析の結果などを参考に、合計得点を作っても良いでしょう。合計得点の作り方は、「4.シンタックスの解説」を見てください。
3)因子得点(各因子の総合得点のようなもの)を作ることもできます。シンタックスで、 /ROTATION 行の後に、
/SAVE REG(ALL) という行を追加してください(または、因子分析をクリックし「得点」ボタンを押して「変数として保存」を選ぶ)。
データウィンドウを見ると、データの最後に、fac1_1 fac2_1 などの新変数が因子得点として追加されています。
大阪大学SRDQ SSM調査報告書 SSJデータアーカイブ 調査の例 ごみ問題調査 相関係数と散布図 アニメ 相関係数と散布図作成JAVA SPSSでの散布図作成JAVA
2)とくに設定しないもの −因子分析、クラスター分析、数量化3類、MDS等
1)と2)を組み合わせたもの −構造方程式モデル(共分散構造分析)等
1.1.目的 ・統計的社会調査の実施能力を習得 −自分で本格的な調査を実施できるように ・科学的なデータ分析能力を身につける −直感や印象での分析でなく とくに以下の内容を重視します 無作為抽出のやり方 よい質問文の作り方 社会調査は、大きく2つに分類すると、統計的調査と記述的調査に分かれます。 この科目では、本格的な統計的社会調査の実習を行います。 1.2.主な内容 ・科学的な無作為抽出のやり方 −母集団が不明な、ばらまき調査は意味がありません ・よい調査票の作り方 −あいさつ文や質問文によって、回収率は大きく変わります ・データファイルの作成法など −データ行列とは何か ・適切なデータ分析法 −調査したけど分析せず、とならないよう SPSSやSASなどの統計ソフトを用いた統計分析については、この科目では時間の 都合上、基本的なことのみを行います。分析法は、データ分析や統計学関連の科目でしっかり学んでください。 社会調査法については、『社会調査演習』第1章か、以下のページを見てください。 社会調査の部屋 1.3.日程 前期 ・調査法概要、仮説構築法、コウディング実習 ・SPSSでの多変量解析 ・聴き取り調査 後期 ・無作為抽出法 ・尺度構成法 ・調査票作成と実査(実際に統計的調査を行う) 1.4.成績評価 講義時間内の発表と実習への参加を総合的に評価します。 課題をすべて出した人に単位を出します。課題の内容が良ければ高得点。提出遅れは減点。 すべての課題を以下のように採点し、年鑑の合計点を100点満点に直して評価します。 ★テキストの課題 各章の作業と問題をやります。 作業をきちんとやっている・・・60点満点 問題についてよく考えている・・・40点満点 問題の解答が手抜きだとかなり低得点となるのでご注意! ★分析結果の提出 適切な図や表を作る・・・60点満点 分析結果の考察が十分・・40点満点
1)日本標準職業分類の大分類(『社会調査演習』2.5 p.103参照)9個 − 社会学の実際の分析ではあまり使われない 2)SSM総合職業分類 12分類(簡略版は9分類) − 安田・原.『社会調査ハンドブック 第3版』pp87-89や、『SSM産業分類・職業分類95年版』p.105 を参照 a 12分類 1 '自営ノンマニュアル' 2 '自営マニュアル' 3 '専門' 4 '管理' 5 '大ホワイトカラー' 6 '中小事務' 7 '中小販売' 8 '大熟練' 9 '大非熟練' 10 '中小熟練' 11 '中小非熟練' 12 '農業' 96 '無職' 98 '学生' b 簡略版9分類 1 '自営ノンマニュアル' 2 '自営マニュアル' 3 '専門' 4 '管理' 5 '大ホワイト' 6 '中小ホワイト' 7 '大ブルーカラー' 8 '中小ブルーカラー' 9 '農業' 96 '無職' 98 '学生' 3)SSM職業新8分類 −SSM調査報告書1巻の巻末pp200-201や、原・盛山『社会階層』の巻末用語解説等に解説がある 1 '専門' 2 '大W' 3 '小W' 4 '自営W' 5 '大ブルー' 6 '小ブルー' 7 '自営ブルー' 8 '農業' 96 '無職' 98 '学生' 4)SSM職業大分類の旧8分類 −SSM調査報告書1巻の巻末pp200-201に解説がある 従業先規模や従業上の地位などを考慮しない単純な分類であり、最近はあまり使われない。 1'専門' 2 '管理' 3 '事務' 4 '販売' 5 '熟練' 6 '半熟練' 7 '非熟練' 8 '農林' 96 '無職' 98 '学生' 5)国際比較で比較的よく用いられる職業分類EGPカテゴリー −『日本の所得格差と社会階層』pp.108- 参照 エリクソン、ゴールドソープ、ポルトカレロによる6分類。欧米では有名なEGP分類。 専門管理が多くなりすぎ、自営が1カテゴリーになるなど問題がある分類のため、日本ではあまり用いられない。 ここでいう上層ホワイトカラーは、専門職と管理職だが、日本の管理職よりも定義が広い。例えば事務職でも部下が いれば管理となる。また高度な事務職は専門職となるが、日本の事務職は欧米より仕事の範囲が広く高度な仕事も しているため、多くが上層ホワイトカラーとなる。 農業を自営農業と農業労働者にわけて7分類としたり、さらに細かく分類することもある。 1 '上層W' 2 '下層W' 3 '自営(非農業の自営業主)' 4 '農業' 5 '上層ブルー(熟練工)' 6 '下層ブルー(半熟連と非熟練工)' 96 '無職' 98 '学生' なお、大企業は従業員数300人以上、中小企業は300人未満とすることが多い。 また、ノンマニュアルとは、専門、管理、事務、販売職、マニュアルとは熟練や労務作業者など いわゆるブルーカラーである。マニュアルを読む職業という意味ではなく、英語のmanual workerと いう意味である。 自分の分析目的に応じて、適切な分類を使うとよい。少人数となるカテゴリーが多いと、分析時に 問題であろう。何が適切かは、分析結果を見つつ、よく考えるとよい 日本のデータを分析する際は、総合職業分類を簡略化したもの(2-b)か、SSM新8分類(3)が使いやすいだろう。 これは分類が細かすぎず、かつ自営かと、企業規模を考慮しているという点で適切な分類である。
SPSSは、データ、シンタックス(分析命令文の簡単なプログラム)、出力画面の3つの画面からなる スタートボタンを押してSPSSを起動すると、まず3つ(設定によってはシンタックス以外の2つ)の画面が出てくる。 分析の前に準備すべきファイル ・テキストファイル形式のデータ ・SPSSシンタックス(命令文、プログラム) この2つがあれば、SPSS形式データファイル(名前に .savとつくもの)を作成できる。 要するに、SPSSで始めに使うファイルは3種類あることを理解すること。 最初の2つ(あるいはsavのファイル1つだけ)があれば分析結果を出すことができる。分析結果のファイルはまた別に保存する。 savのファイルの代わりに、por(古いSPSS形式データファイル)やxlsのファイル(他の形式のファイル)なども、データとして使うことができる。 シンタックスウィンドウを出す時は、 SPSS画面上「ファイル」をクリック→ 新規作成 →シンタックス ↑ 画面下にある「変数ビュー」をクリックすると、各変数(質問項目)の説明が出る シンタックス作成時の注意点 ・全角空白を入れてはいけない。 ・全角英数字を使うことはできない。 ・命令文の文末には必ずピリオドつける。また、それ以外に余計なピリオドを付けない。 ・フォルダ名、ファイル名、変数名を正確に書く。 とくに、シンタックスの途中で余計な全角空白を入れると、実行しても止まってしまうので注意すること。 半角空白は、途中でたくさん入れても問題はない。 3-1 データをSPSSで読み込む SPSSでのデータの読み込み法は、大きく2つのやり方があります。 3-1-1 テキスト形式データをシンタックスで処理する(一括処理) あらかじめ上記のようにテキスト形式データ(半角数字のみのデータ)のファイルを作っておく ・画面上「ファイル」をクリック →開く →シンタックス →シンタックスファイルの場所を選んで開く ・画面上「実行(R)」をクリック →すべて(あるいはctrl+Aですべて選択してからctrl+R、 あるいは▲ボタンを押して実行)シンタックスの中には、以下のように、冒頭でDATA LIST FILEコマンドを書けばよい。 具体的には、データファイルがおいてある場所(ドライブ名やフォルダ名)を書く。 Cドライブのpractフォルダ内のabcdat.txtを読む場合の例 DATA LIST FILE='C:\pract\abcdat.txt' NOTABLE RECORDS=4 FIXED 1人のデータが4行の場合はRECORDS=4 と書く 最後のピリオドを忘れずに。 この後、スラッシュのあとに続くのが、問の名前とケタ指定。1-3桁目にIDが入り、 4桁目にQ1 5桁目にQ2 の場合は、以下のように書く。 / ID 1-3 Q1 4 Q2 5 Q3 6 Q4A 7 Q4B 8 ケタ指定をすべて書いたら、シンタックスを実行すればよい。 シンタックス内では、ケタ指定文の後に、欠損値処理や分析命令文を書く。 このようなシンタックスを用いた一括処理の方が、大量なデータを扱う場合に向いている。 シンタックスを書くと、データの加工などについて記録が残るので良い。 ポイント 1)パソコンのドライブは、ふつうハードディスクがCドライブ、フロッピーがAかB。しかし最近は、フロッピーがない。 2)DVDドライブがDかEドライブ。着脱式記憶装置やその他の増設ハードディスクがEやF以降になることが多い。 3)データファイルが Hドライブにあるなら、C:\でなくH:\ と書く。 4)フォルダ名は \ マークで区切る。データファイルがあるフォルダ名を正確に書く。 3-1-2 SPSS形式データを開く あらかじめSPSS形式データファイルができている時は、以下のGET FILE文を使う。 この文1行のみで、行指定文は書かなくて良い。 あらかじめSPSS形式データを作っておく ・以下のように、シンタックスのGET FILEコマンドを書いて実行。 GET FILE='C:\Program Files\SPSS\abcsubset.sav'. ・あるいは画面上「ファイル」をクリック →開く →データ →データファイルの場所を選んで開く 3-2 設定の変更 画面上「編集」をクリック →「オプション」 で各種設定を変更できる ・表形式などを好みのものに変えると良い ・動作が軽い方がいい場合はドラフトビューアーを指定 ・変数リストは「アルファベット順」でなく「ファイル」にすると、分析時に ファイルに書いてある順序で変数が表示される 3-3 分析結果の保存 出力画面で「ファイル」をクリックして分析結果を保存する 保存場所は、自分のフロッピーやホームディレクトリ(Hドライブ)にすること ドライブ構成はデスクトップ上のマイコンピューターをダブルクリックして確認 普通はA(とB)がフロッピードライブでCがハードディスクである その他にZIPドライブや共有ハードディスクがあることも 3-4 分析結果をエクセルファイルとして保存 保存時に「ファイル」をクリックして「エクスポート」を選ぶと、テキスト形式やエクセルでの保存ができる。その方が汎用的である。 以下の後に、エクスポートのメニュー画面が出たら、まず「ファイルの種類」ボックスをクリックして、エクセル形式を選ぶこと。
3-5 その他 エクセルファイルをデータとして使うには ・SPSSのデータ画面にて、「ファイル」→「開く」で、「ファイルの種類」ボックスをクリックし、Exelを選ぶ。 ・エクセルファイルは、横1行が1人のデータとして数字を打ち込んでおく。千人分なら千行ある。 ・最初の1行目は変数名(半角英数字で8文字以内の名前)にしておくこと。そうでないと、SPSSのバージョンによっては文字化けすることがある。
まずデータ定義文を実行してから、以下のようなデータ加工や分析命令のシンタックスを自分で書いて実行すること。
以下の例1〜例10までの内容を理解し、COMPUTE文やIF文を使えるようになるとよいだろう。RECODEリコードをレコードとつづりを間違う人が多いので注意。
★シンタックスについての解説は、 村瀬洋一他.2007.『SPSSによる多変量解析』オーム社. 三宅一郎・山本嘉一郎編著.1986.『新版SPSSX 基礎編』東洋経済新報社. 酒井麻衣子.2001.『SPSS完全活用法 データの入力と加工』東京図書. などを見るか、WEB上にいろいろな人のシンタックス見本があるので、 それを見て、真似して書くとよい。 /***** シンタックスによる変数の処理について *****/ /***** カテゴリー合併の例 基本的な例 *****/ /***** 行末のピリオドを忘れるとエラーがでるので注意*****/ COMPUTE N3 = Q3 . RECODE N3 (1,2=1)(3,4=2) . MISSING VALUES N3 (9) . /***** 上記の1行目は、新変数名(新しい質問項目)として*****/ /***** N3を設定し、その中身をQ3と同じにています。N3は *****/ /***** 好きな名前で良い。 *****/ /***** 初めに新変数N3を作っていることを理解すること。 *****/ /***** 2行目はリコード文でのカテゴリー合併 *****/ /***** 3行目は欠損値処理 *****/ /***** 以下によりうまく新変数ができているか確認する *****/ CROSSTABS /TABLES= N3 BY Q3 . /***** 新変数を使った分析 *****/ CRO /TAB= N3 BY Q1SEX /CEL= COL . /***** 3重クロス集計の例 *****/ /***** 変数名は、シンタックス冒頭で指定した名前を正確に書くこと *****/ /***** ピリオドは最後に1つだけつけること *****/ CROSSTABS /TABLES=Q8 BY Q9A BY Q9B /STATISTIC=CHISQ /CELLS= COUNT COLUMN ROW ASRESID . /***** 記述統計 *****/ /***** 名義尺度に関して量を計算しても意味がないことに注意 *****/ DESCRIPTIVES VARIABLES=Q2 to Q4 . /***** 記述統計量と平均値比較のグラフ(一元配置分散分析) *****/ ONEWAY Q6A BY Q16 /STATISTICS DESCRIPTIVES /PLOT MEANS . /***** シンタックスによる変数の処理について *****/ /***** 例1 カテゴリー合併の例 *****/ /***** はじめに新変数としてEDUCTを設定している *****/ /***** 新変数名は何でも好きな名前で良い *****/ COMPUTE EDUCT =Q16. RECODE EDUCT(1,2=1)(3,4=2)(5,6=3)(7,9=9). /***** 例2 計算 新変数として合計得点を作る *****/ /***** はじめに新変数としてKOHDOを設定している *****/ /***** 最後のピリオドを忘れずに書くこと *****/ /***** また計算の前に欠損値処理をすること *****/ COMPUTE KOHDO =Q7A+Q7B. /***** 例3 計算その2 合計得点 財産項目の例 *****/ /***** はじめに新変数としてPROPERTYを設定している *****/ COMPUTE PROPERTY=Q14S01+Q14S02+Q14S03+Q14S04+Q14S05+Q14S06+Q14S07 +Q14S08+Q14S09+Q14S10+Q14S11+Q14S12+Q14S13+Q14S14. /***** 例4 計算その3 SUMを使っても上記と同じになる *****/ /***** はじめに新変数としてPROP2 を設定している *****/ COMPUTE PROP2 =SUM(Q14S01 to Q14S14). /***** 例5 財産カテゴリーの作成 上の例の続きで *****/ COMPUTE ZAISANCT=PROP2. RECODE ZAISANCT (0 thru 4=1)(5,6,7=2)(8,9=3)(10,11=4)(12,13,14=5). FRE VAR=ZAISANCT. /***** 例6 変数の逆転 *****/ /***** 問6の値1234を4321に変換 *****/ /***** 重回帰分析の前に変数の向きをそろえると良い *****/ /***** 逆転の前に必ず欠損値処理をすること *****/ COMPUTE OTOKOSO=5-Q6A. COMPUTE YARITA =5-Q6B. COMPUTE DENTO =5-Q6C. COMPUTE KOKUMIN=5-Q6H. COMPUTE MURYOKU = YARITA+KOKUMIN . /***** 以下によりうまく新変数ができているか確認する *****/ CRO /TAB= OTOKOSO BY Q6A . /***** 相関係数(r)を出す *****/ CORR /VAR =OTOKOSO Q6A Q4. CORR /VARIABLES= Q6A AGE Q6C /PRINT= NOSIG . /***** 相関係数を出す前に、分布を確認すること *****/ FRE VAR = Q6A AGE Q6C. /***** 例7 問7Aの値1〜5を 100〜0に変換 *****/ COMPUTE YUONEGAI=Q7A. RECODE YUONEGAI (1=100)(2=75)(3=50) (4=25)(5=0) . MISSING VALUES YUONEGAI (9). /***** 例8 ダミー変数作成 0,1の変数を作る *****/ /***** この例では自営なら1、そうでないなら0 *****/ COMPUTE JIEI =0. IF (Q19BS2=6) JIEI =1. COMPUTE SENMON =0. IF (Q19DS2=5) SENMON =1. IF (Q19DS2=6) SENMON =1. /***** 例9 学歴を教育年数に変換 *****/ COMPUTE EDU=Q16. RECODE EDU(1=6)(2=9)(3=12)(4=13)(5=14)(6=16)(7,9=99). MISSING VALUES EDU (99). /***** 例10 年齢変数AGE を作成 *****/ COMPUTE AGE = 71-Q1NEN. IF (Q1GETU < 5) AGE = AGE+1. /***** 例11 変数AGE をもとに、新変数として NENDAI を設定し、 *****/ /***** 20〜70までの51段階の年齢を、2から6までの5カテゴリーに合併 *****/ COMPUTE NENDAI =AGE. RECODE NENDAI(20 THRU 29 =2)(30 THRU 39 =3)(40 THRU 49 =4) (50 THRU 59 =5)(60 THRU 70 =6) . /***** 以下のように書いてもよい *****/ /***** TRUNCは引数の小数点を切り捨てる関数 *****/ /***** この例は、年齢を10で割り、小数点以下を切捨てとなる *****/ COMPUTE NENDAI = TRUNC (age / 10). /***** 例12 計算 ******/ /***** かけ算は* わり算は/ で表す ******/ COMPUTE SEINEN=Q1SEX*10+NENDAI. COMPUTE living= age-q11. COMPUTE livrate= living/age. /***** 例13 標準得点の作成 ******/ /***** 記述統計の分析で、SAVEコマンドを使う ******/ /***** 以下の例ではQ4を標準化し、新変数ZQ4ができている******/ /***** データウィンドウの最後にZQ4ができている******/ DESCRIPTIVES VARIABLES=Q4 /SAVE /STATISTICS=MEAN STDDEV MIN MAX . /***** 例14 標準得点を平均値50になおす ******/ /***** 上記のZQ4 は平均0、分散1の変数(Z得点)である。 ******/ /***** いわゆる偏差値(平均が50になる得点)にしたいときは、以下のように******/ /***** 10倍してから50を足せばよい ******/ COMPUTE NZQ4 =ZQ4*10+50. /***** 例15 COMPUTE文でダミー変数を簡単につくる *****/ /***** COMPUTE文は右辺が計算式と条件式とで機能が異なる。 *****/ /***** 「COMPUTE 新変数名 = 条件式」で条件に適合するとき1、*****/ /***** それ以外のとき0を割り当てる。 *****/ /***** 「主婦」ダミー変数をつくる *****/ COMPUTE shuhu = q19bs2 = 1. /***** 「支持政党あり」ダミー変数をつくる *****/ COMPUTE n10 = q10 <= 8. /***** 例16 RECODE文で一気に複数の新変数をつくる *****/ /***** 新変数名の末尾を数字にすれば、自動的に連番の変数をつくってくれる *****/ RECODE q6a to q6n (1,2 = 1)(3,4 = 2) INTO n6_1 to n6_14. *****/ /***** 例17 相関係数を出す *****/ COR /VAR =q6a q6b q6c q6d . /***** 例18 重回帰分析 *****/ /***** Q6を被説明変数とした例 *****/ REG /DEPENDENT Q6A /METHOD=ENTER age edu property Q8A. /***** 例19 値ラベルの貼り付け 複数の変数を処理する時はtoを使う *****/ VALUE LABELS Q1SEX 1 '男' 2'女' /Q2 1 '満足している' 2 'どちらかといえば満足' 3 'どちらかといえば不満' 4 '不満である' 9 'わからない' /Q3 1 '公平だ' 2 'だいたい公平だ' 3 'あまり公平でない' 4 '公平でない' 9 'わからない' . /Q27A TO Q27H 1 '重要である' 2 'やや重要である' 3 'あまり重要ではない' 4 '重要ではない' 9 'わからない' . /***** 例20 変数ラベルの貼り付け *****/ VARIABL LABELS Q16 '本人学歴' /Q33A'子どもには高い教育がよい' /Q33B'子どもには塾がよい' /Q35A '性別役割女は家庭を守る' /Q35B '性別役割男女は違った育て方' /Q36 '生活水準変化' /Q37 '生活満足感' . /***** 例21 変数の数をカウントしたり、変数情報を出すには *****/ /***** シンタックスで *****/ DISPLAY DICTIONARY. /***** と書き実行。 *****/ /***** もしくは、画面上「ユーティリティ」をクリックし「ファイル情報」*****/ /***** 例22 シンタックスにより欠損値を除く処理 *****/ /***** AMOS使用の前に欠損値のないデータを作る *****/ /***** 場合など 問4の欠損値が9ならば9を除けばよい *****/ /***** ne は not equal *****/ /***** 回答が9の人がデータから削除され人数が減る *****/ select if q4 ne 9. SELECT IF edu ne 99. /***** あるいは回答が1から4で欠損値が9の場合は以下でもよい *****/ select if q5 <5. /***** その他の例 *****/ /***** *****/ /***** *****/ /***** 職業8分類 新変数 JOB8 を作成 *****/ /***** 初めは、JOB8 の中身は全員9としている *****/ /***** それを後で他の値に変えている *****/ COMPUTE JOB8=9. IF ( Q19DS2=5 OR Q19DS2=6 ) JOB8=1. IF ( Q19DS2=1 ) JOB8=2. IF (Q19CS2>5 AND (Q19DS2=2 OR Q19DS2=3 )) JOB8=3. IF (Q19CS2>5 AND (Q19DS2=4 )) JOB8=4. IF (Q19CS2<6 AND (Q19DS2=2 OR Q19DS2=3 )) JOB8=5. IF (Q19CS2<6 AND (Q19DS2=4 )) JOB8=6. IF ( Q19DS2=7 ) JOB8=7. VALUE LABELS JOB8 1 '専門' 2 '管理' 3 '大W' 4 '大B' 5 '中小W' 6 '中小B' 7 '農業' . /***** 総合職業分類 新変数SJを作成 *****/ /***** 問19B、C、Dを使って11種類の職業大分類を作る *****/ /***** 新総合職業分類については *****/ /***** 安田・原『社会調査ハンドブック』p88参照 *****/ /***** 職業の4次元はp87参照 *****/ /***** 産業、従業先の規模、狭義の職業、従業上の地位 *****/ /***** その他に、課長、部長などの役職も場合によっては重要 *****/ /***** 普通、課長以上を管理職とする *****/ COMPUTE SJ=10. IF (Q19CS2>5 AND (Q19DS2=2 OR Q19DS2=3 )) SJ=5. IF (Q19CS2>5 AND (Q19DS2=4 )) SJ=6. IF (Q19CS2<6 AND (Q19DS2=2 OR Q19DS2=3 )) SJ=7. IF (Q19CS2<6 AND (Q19DS2=4 )) SJ=8. IF ( Q19DS2=1 ) SJ=4. IF ( Q19BS2=6 OR Q19BS2=7 ) SJ=1. IF ((Q19BS2=6 OR Q19BS2=7) AND Q19DS2=4 ) SJ=2. IF ( Q19DS2=5 OR Q19DS2=6 ) SJ=3. IF ( Q19DS2=7 ) SJ=9. IF (Q19BS2=2 ) SJ=11. VALUE LABELS SJ 1 '自営ノン' 2 '自営マニ' 3 '専門' 4 '管理' 5 '大W' 6 '大B' 7 '中小W' 8 '中小B' 9 '農業' 10 '無職' 11 '学生'. /***** 上記の職業カテゴリーごとに平均値を出す *****/ ONEWAY Q6A Q6B edu BY sj(1 15) /STATISTICS DESCRIPTIVES /MISSING ANALYSIS . /***** ★その他詳しくは se97v1.sps内の、新変数作成の部分を参照 *****/
S7hyo.pdf 仙台調査の調査票(PDF)
Senp.txt 練習用データ
これら2つのファイルを、各自で保存してください。
SPSSを用いて分析するときは、SPSSシンタックスとデータの2つのファイルを用います。この2つのファイルのデータがあれば、多変量解析が簡単にできます。シンタックス内を見てください。前半はデータの定義文、後半が分析のための命令文になっていることが分かると思います。
★分析の前に、シンタックス内のデータ位置指定の部分を、各自で書き換えてください。例えば、データファイルがHドライブにある場合は、C:\でなくH:\と書きます。フロッピーの場合はa:\です。各自で書き換え、必ずテキストファイル形式で保存してください。
Senp98b.sps SPSSシンタックス(発展版)
このシンタックス内には、さまざまな新変数作成の例文があるので、興味がある人は参考にしてください。
S8hyo.pdf 仙北調査の調査票(PDF)
・ワードの画面上「表示」をクリック
・ツールバーや図形描画、またはオートシェイプを選ぶ
・画面下に線や矢印のボタンが表示されるので、ボタンを押して線をかく。
書いた図を微調整したいときは、書いた線や図を右クリックして書式設定を選ぶ。線の太さや矢印種類などを変更できる。その他、画面下の「オートシェイプ」ボタンを押し、曲線などを選ぶとよい。曲線を書くのを終えるときはダブルクリックする。曲線を書いた後、右クリックして書式設定を選ぶと、線種を変えたり、矢印などにすることができる。
詳しくは重回帰の資料の最後の方を参照。二乗などの、小さい2を書きたいときは、2を書いてからマウスで選んで右クリックし「フォント」を選ぶ。「文字飾り」の中の上付ボックスをチェックする。
ワード画面内にエクセルの表を貼るときは、ワード画面上の「挿入」をクリックし、オブジェクトを選び、エクセルワークシートを選ぶ。
エクセルで単純に直線を引くだけならば、線を引きたいセルをマウスで選び(またはシフト+矢印キー)、その後、画面上「書式」をクリックし、セルの書式設定を行い、罫線ボタンを押しても良い。
テキスト 海野道郎・原純輔.2004.『社会調査演習 改訂版』東京大学出版会. 参考書 ★は村瀬による解説 ボーンシュテット・ノーキ著=海野道郎・中村隆監訳.1990.『社会統計学 −社会調査 のためのデータ分析入門』ハーベスト社. ★社会統計学の入門書として分かりやすい 原純輔ほか編.2000.『日本の階層システム』1〜6巻.東京大学出版会. ★日本の3大社会調査の1つであるSSM調査の最新成果をまとめた本 井上文夫・井上和子・小野能文.1991.『よくわかる社会調査の実践』ミネルヴァ書房. 井上文夫他編.1995.『よりよい社会調査をめざして』創元社. ★郵送調査の具体的な実施法の記述は分かりやすい。 狩野裕.1997.『グラフィカル多変量解析』現代数学社. ★共分散構造分析の解説書。AMOSやEQSの操作法が分かりやすい。 栗田宣義編.1996.『メソッド/社会学』川島書店. 栗田宣義編.1998.『データブック/社会学』川島書店. ★戦後日本の代表的な社会調査データについて解説。 内閣総理大臣官房広報室編『世論調査年鑑 : 全国世論調査の現況』大蔵省印刷局. ★日本でどのような調査が行われたかの報告書 毎年発行 直井優編.1983.『社会調査の基礎』サイエンス社. ★少し古いが社会調査法についてよくまとまっている。 直井優他編.1990.『現代日本の階層構造』第1〜4巻.東京大学出版会. 西田春彦・新睦人編.1976.『社会調査の理論と技法 −アイディアからリサーチへ』 川島書店. NHK放送文化研究所世論調査部編.1996.『世論調査事典』.東京: 大空社. ★調査の紹介、調査手法について詳しく記述がある。倫理、著作権についても記述がある。 大谷信介編.1999.『社会調査へのアプローチ −論理と方法』ミネルヴァ書房. ★巻末 参照してほしい100冊の文献セレクション 佐藤郁哉.1992.『フィールドワーク −書を持って街へ出よう』新曜社. 谷岡一郎.2000.『「社会調査」のウソ −リサーチ・リテラシーのすすめ 』文芸春秋. ★調査の実態や問題のある調査について、具体例を挙げて説明。わかりやすい新書。 統計数理研究所国民性調査委員会編.1992.『第5 日本人の国民性』出光書店. ★日本の3大調査の1つである国民性調査結果 辻新六・有馬昌宏.1987.『アンケート調査の方法 −実践ノウハウとパソコン支援』. 朝倉書店. 渡部洋編.1988.『心理・教育のための多変量解析法入門 基礎編』福村出版. ★分析法について、初心者向けに分かりやすくまとまっている。 山際勇一郎・田中敏.1997.『ユーザーのための心理データの多変量解析法』教育出版. ★初心者向けに、SASによるさまざまな多変量解析法を分かりやすく解説している 安田三郎・原純輔.1982.『社会調査ハンドブック(第3版)』有斐閣. ★同様のタイトルの本は多数あるが、この本が内容的にもっとも整備されている。ただし、改訂が繰り返されてはいるが、もはや少し古い部分がある。 安田三郎・海野道郎.1977.『改訂2版 社会統計学』丸善. 1995年SSM調査研究会.1998.『1995年SSM調査シリーズ』第1〜21巻.1995年SS M調査研究会. ★1995年SSM調査の報告書論文集。日本の社会階層研究に関する最先端の研究成果が掲載されている。
回収率を上げるためには、とくに以下のことに注意すること。
1)事前に対象者へお願い状を送る
対象者の選び方、調査主体、調査の意義等を丁寧に説明。対象者の選び方を詳しく書かないと、なぜ住所を知ったのか、という苦情電話がたくさんくる。
白やクリーム色の紙に角印を押し、固い文書だと印象がよく信用がある。
できれば手書きで数行、書き添えると良い。
大学の封筒で、連絡先をきちんと書き、インチキ調査でなく、調査主体が大学だということを分かってもらえるように。
電話の他、Eメールやホームページアドレスを書いても良い。
2)調査員配置
賃貸アパートが多い場所や、土日の夜は、調査員を多めに配置する。
できれば男女1組で。女性は郊外の安全な住宅地が良い。
3)調査員への指示
不在のお宅には、繰り返し何度も訪問することを徹底させる。
4)調査本部を設置
調査員へ連絡、苦情受け付け、事故待機、現場を巡回。
何人かで調査現場を巡回し、調査員の様子を見て励ますとよい。
調査が終わったら、結果を数字のテキストファイルにすれば、SPSSなどの分析ソフトで簡単に分析できる。
以下の例のように、半角数字のみを入力する。数字のみを入れる方法だと、エクセルやSPSSのセルに直接数字を入力するのと 比べ、半分以下の時間ですむ。詳しくは上記「データ入力資料の例PDF」を読むこと。
8.1.基本的な作業内容 回答の数字を入力。ただし半角数字のみを入れる。余計な空白、とくに全角空白や余計な改行は入れないよう注意。その点に注意すれば、とくに難しいところはない。 改ページごとに半角空白を1つ入れる。分かりやすくするためでとくに意味はないが、ケタずれを発見しやすくなる。 普通、11地区の1番目の人は1101にするなど、調査票にサンプル番号を書いておき、その順番で入力する。 データの形式見本(2人分) 1101 32400232 10100011 110113110 22099 9621 4317 1102 13101421 11212111 121114112 12299 9631 4317 この例だと、1行目はじめの4桁はサンプル番号1101。その後、1つ空白をあけて、問1で3、問2で2、問3で4と答えている。 なお、1人のデータが2行以上になる時は、適当に左端あたりに空白を入れて、右端か、どこかの空白ががそろうようにするとよい。そうすれば、 データチェックの時に、ケタずれがないかどうか見やすい。 8.2.その他注意点 ・複数回答項目(Multiple Answers)は、○がついているものは1、ついていなければ0と入力 例えば、問11の中に項目1から7まであり、234に○の場合、0111000 と入力 ・無回答は9または99を入力 ・ワードやメモ帳など何で入力しても良いが、保存時は「テキストファイル形式」(MS-DOS書式なし形式)で保存する。 保存時に「名前をつけて保存」を選び、「ファイルの種類」(保存形式)ボックスをクリックして形式を選択する。 ワードを使う場合、MSゴシックなどの等幅フォントを使うこと。上記「データ入力資料の例」PDFファイル参照。 メモ帳や秀丸エディターなどのソフトを使って、半角テキストのみ(書式なしテキスト形式ファイル)を保存するのが良い。 8.3.データクリーニングについて 入力が終わったら、数字の打ち間違いがないか確認してミスを修正する(データクリーニング)。 もっとも確実なデータクリーニング法は、2回データを打ち込み2つのデータファイルを作ることである(ダブルインプット) という。アルバイトを2人雇って入力すると良いだろう。そしてファイル比較ソフトを使い、2つのデータファイルの 異なる部分を探す。異なる部分は入力ミスである。 その後、異なる部分を修正した第3のファイルを作ればよい。以下のようなファイル比較ソフトを使うこと。「ちゃうちゃう」 というソフトは、異なる部分を文字単位で比較した結果を出してくれるので使いやすい。 ソフトを動かす前に、まずケタずれがないかチェックするとよい。すべてのデータの行末や空白位置が そろっているかどうか注意。各行の右端の位置がすべて同じならよい。データの最後に 余計な空白や改行マークがないかも調べる。また、途中で空白行などがあるとよくない。 全角スペースが入っているとエラーになるので注意。半角スペースのみとする。MSワードや エディターソフトの検索機能を使い、全角スペースがないか確認すればよい。ファイル比較ソフトfilecomp maka氏作 2つのテキストファイルを比較
あるいは2人1組で、調査票の数字を読み上げ、ファイルの数字と合っているか確認してもよい。読み上げソフトを使ってもよい。 しかしこの方法だと、当然ながら作業する人の集中力によるので、ミスを完全になくすことはできない。 データファイルが完成したら、SPSSやSASのプログラムを書いて分析する。応用調査実習やSPSSホームページなどを参照。 見本のSPSSシンタックスを見てデータ定義文を書くと良い。 8.4.データ読み込み命令文について データファイルが完成したら、SPSSやSASのプログラムを書いて、分析する。 SPSSシンタックスのデータ読み込み命令文については、上記の3を参照。基本的に、 データのケタの説明を書けばよいだけである。つまり以下のようなシンタックスを書く。 上記のデータの形式見本(2人分の数字の例)は、1-4桁目がID番号、5桁目は空白、6桁目が問1、7桁目が問2、8桁目が問3 という例。以下のように、シンタックスに桁を書けばよい。問の名前(変数名)は調査票に合わせて自由につければよい。変数によって1桁の ものと2桁のものがある。 DATA LIST FILE='C:\foldername\abcdat.txt' NOTABLE RECORDS=1 FIXED / ID 1-4 Q1 6 Q2 7 Q3 8 Q4A 9 Q4B 10 Q4C 11 Q5 12-13 Q6 15 Q7 16 つまり、シンタックスとテキストファイル形式データの、2つのファイルが必要となる。以下の見本を参考に2つを作ればよい。 シンタックスは、一見難しそうに見えるが、例を参考に書き換えて書けば簡単である。まず、1人分のデータを打ち込み、 その後、それを参考にシンタックスを書けばいい。エクセルやSPSSのセルに直接入力するよりも、はるかに早く入力できる。 なお、1人のデータが2行ならば、RECORDS=2 と書いて、スラッシュが2カ所つく。 ★データファイルの見本 2人分のデータ。1人が2行の場合の例。 ★シンタックスファイルの見本 1人のデータが2行の場合、RECORDS=2と書く。
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