パスワードを忘れた場合は、8号館4階カウンターで無料即時発行されます。
各自で内容を見ておいてください。横1行が、1人分のデータになっていることが分かると思います。初めの1行目は変数名で、2〜201行目までが、200人分のデータです。中を見るには、データファイルをダブルクリックするか、エクセルを起動して、ファイルをクリックし、「開く」を選択し、ファイルの場所は自分のフロッピーにして、データファイルを選んでください。
学生のみなさんが使うのは、実習用のエクセル形式のファイルです。もともとのファイルは、以下の数字の並んだテキストファイルです。研究のために分析する際は、統計分析ソフトを使って、以下のようなテキストファイルのデータを用いています。
上の青字部分(実習用データファイル data97.xlsへのハイパーリンク)をマウスで右クリックしてください。そして、「対象を保存」を選び、ウィンドウ上の「保存場所」をクリックして「自分のホームドライブ H」を選んで保存してください。その上で、講義中の指示にしたがってデータ分析実習を行うこと。実習の内容は講義時に説明します。
★保存法については、下記の注意点をよく読んでください。
パソコンは、これらのドライブ(記憶装置)と、キーボードや画面と、CPU(中央演算回路)と、RAM(CPUと直接データをやりとりする電子記憶装置、つまりメモリー)からなっています。これがパソコンの仕組みです。このことをよく理解するとよいでしょう。
ドライブの中は自由に見たり書き込んで構いません。ファイルを削除しない限り、パソコンはどういじってもめったに壊れませんので、自由に使ってみてください。
S7code.pdf コード解説
S7hokoku.pdf 調査結果のお知らせ
上の青字部分(実習用データファイル 04mac.xlsへのハイパーリンク)をマウスで右クリックしてください。そして、「対象を保存」を選び、ウィンドウ上の「保存場所」をクリックして「自分のホームドライブ H」を選んで保存してください。その上で、講義中の指示にしたがってデータ分析実習を行うこと。実習の内容は講義時に説明します。
★保存法については、上記の注意点をよく読んでください。
実習用のエクセルファイルのもととなった、テキストファイルのデータです。エクセルファイルと比較し、内容が同じであることを確認してみてください。並んでいる数字は同じだということが分かると思います。
これもフロッピーに保存してみてください。青字のファイル名のところをクリックすれば保存できます。単にクリックしても保存の画面にならない場合もあります。その時は、「戻る(Back)」ボタンを押し、青字部分にカーソルを合わせてマウスの右ボタンを押し、「リンクを名前を付けて保存」を選んでください。保存時は、先ほどと同様の注意をよく守ること。
SPSS形式のデータです。内容はエクセルファイルと同じです。SPSSを用いると、エクセルよりも高度な各種の多変量解析が、簡単にできます。
興味がある人は、これをフロッピーに保存し、SPSSを操作してみてください。パソコン室の新しいWindowsパソコンの多くは、SPSSが入っており、自由に分析を行うことができます。
1)画面下端の「スタート」ボタンを押し、「プログラム」を選びます。
2)「統計」の「SPSS」をクリックすると、SPSSの初期画面が表れます。
3)画面上の「ファイル」をクリックして開くを選び、data97.sav を開きます。出力画面が表れ、ファイルを開いた、というメッセージが出るでしょう。
4)「分析」をクリックして、記述統計をクリックし「度数分布表」を選びます。
5)q1 q2 などを選ぶと、どの答えが何人いるか、基本的な分布が出ます。度数は人数です。
その他、好きな分析を選ぶと、自由に分析できます。まずは、「平均の比較」や「相関」などが簡単でしょう。相関係数は、無関連は0、完全関連は+1か-1です。反比例の関連がある時はマイナスになります。ただし、量的変数のときしか使えません。例えば、職業の問は、数字に量的な意味がないので、相関係数を出しても意味がありません。
SPSSの操作は簡単です。各自で自由に使ってみてください。詳しくは「社会統計学」や「データ処理法」などの科目で学ぶことができます。
上記1のミクロデータのファイルを用いて、グラフを作ってください。これが第一回の課題です。 時間内に作業ができなかった人は、池袋8号館コンピューター室などで、各自で グラフ作成をやってみてください。8号館は平日夜9時まで使用可能です。 提出はVコーラス(後期は10月以降に使用可)の社会学データ実習のページのレポートをクリックしてください。 エクセルファイルを提出してください。何の問を使ったか明確に分かるようにグラフ内に書いてください。名前と学生番号も忘れずに書くこと。5.1.グラフ作成の方法
1)上記の調査票ファイルを見て、興味のある問を1つ選びます 2)データファイル内の、その問の位置を確認してください。 3)その問の下の方(データファイルの210行目あたり)に、以下のような 統計関数を書き、平均値と標準偏差を出してみてください。 4)まず平均値と標準偏差をならべて書き、その上に各問の説明を書いてください。 4つのセルをマウスで囲み、エクセルの画面上の「挿入」をクリックし、 「グラフ」を選ぶ(またはグラフボタンを押す)。 その後、適切な形式のグラフを選べば、グラフを書くことができます。★提出するグラフは、年齢別、あるいは性別の平均値と標準偏差を出してください。 1つの問の平均値と標準偏差について、シンプルな折れ線グラフを作れば良いのです。 まず、以下の5.5を見て年齢順または性別に、データをソートしてください。年齢はAGEという変数を見てください。 そして、低年齢と高年齢、あるいは、男性と女性について、平均値2個、標準偏差2個の数字を出してください。そして、それらの数字をグラフにしてください。 つまり、4個の数字をグラフに載せることになります。線が2本ある折れ線グラフを作ればよいでしょう。=AVERAGE(Y2:Y101)のように関数をかけば良いでしょう。 グラフを作り、グラフをもとに、結果について数行の考察文を書いてください。自分の考えを 自由に書けば良いです。グラフの下などに書けば良いです。適切なグラフを作り、自分独自の考えを書いていれば満点です。
5.2.グラフ作成の注意点
グラフだけを見て、第3者が内容を理解できるようなグラフを作ることが、大原則 です。適切な形式のグラフを作ってください。上記の「調査結果のお知らせ」のグラフ を参考にしてください。 必ず、データラベルをつけてください。折線を選んで右クリックをして、書式設定を 選ぶか、グラフ全体の枠をクリックした直後に右クリックをして、グラフオプションを 選べばべば、データラベルをつけることができるはずです。 グラフタイトルは下に、表タイトルは上に付けるのがルール。 グラフタイトルをマウスでつかんで下に引っ張ると、下に移動する タイトルや軸に合わせて、マウスの右ボタンを押し、書式設定を変更すると、字の大 きさなどを変更できる。 カラーでなく、白黒のグラフにしてください。白黒でも見やすいように、線の種類や 模様などを変えて、工夫してみてください。黄色の線は白黒印刷時に見えなかったりす るのでご注意。5.3.統計関数について
例 セルK2〜K201 についての計算 任意のセルの中に、以下のように書く 合計 =SUM(K2:K201) 平均 =AVERAGE(K2:K201) 標準偏差 =STDEV(K2:K201) K2:K201 のところに、自分の好きな問のセル番地を書けば、計算結果が出る。 挿入をクリックし、関数→すべて表示、で選択してもできますが、最初はまず、自分の手で入力してみること。 平均、標準偏差とは何かについては、自分で統計学の教科書などを読んで学習すると良い。 複数のシートについて合計を出すときは、以下のように書く。例えば、シート2と3のセルB5の合計を出す場合 =SUM(Sheet2:Sheet3!B5) セルB2とB3を単純に足すときは、以下のように書く =B2+B3 セルB2と、B3を2倍した内容を足すときは、以下のように書く =B2+B3*2 かけるは* 割るは/ を用いる。 これらを用いると簡単に計算ができる5.4.エクセル操作上の注意
★セルの文字の大きさなどを変更 セルを選択した状態で画面上の「書式」をクリックし「セル」を選択(あるいは右クリックして書式設定) フォントや表示形式、罫線などのタブをクリックして変更する ★表示がうまくいかない 列の幅がせまいと、計算結果が表示されず####と出ることがある。その時は、 画面上方の、abcdなどとセル番地の名前が書いてあるところにマウスを合わ せて引っ張って、列の幅を広げてみる。 ★漢字が出ない 入力を漢字変換モードにするには、キーボード左上すみの「漢字」キー、または「alt+半角/全角」キーを押す。 ★有効桁の統一 データラベルの有効桁数は、小数点以下1桁など、必ずそろえること。誤差範囲となる桁を細かく出しても意味がない。 セルを選択してマウスの右ボタンを押し、「セルの書式設定」を選ぶ。表示形式を ユーザー定義にすると、小数点の表示を変えることができる。 上記の平均値の例ならば、小数点以下1位までの表示にする。 ★コピー&ペースト(コピーの仕方)の操作法について これを覚えると、エクセルに限らずさまざまなソフトでコピーができる。この操作法を修得しておくととても便利。 平均などを書いたセルをコピー元として、コピー元のセルで 「CTRL+C」を押してから、右隣のセルに移り 「CTRL+V」を押すと、同じ内容がコピーされる。 コピー先のセルの内容を見て、セル番地が変わっていることを確認しよう。 なおシフトキーを押しながら矢印キーを押すと、複数のセルを選択できる。複数を一度にコピーできる。 またコピー先のセルを複数選ぶと、一度にたくさん貼り付けできる。 エクセルのグラフを選択した状態で「CTRL+C」を押し、ワード画面に移って 「CTRL+V」を押すと、ワード画面にエクセルグラフを貼り付けることができる。 ★グラフの形式を整える グラフを作った後に、グラフを選択した状態で右クリックして「グラフの オプション」を選ぶと、データラベルやタイトルの追加などができる。 ★同じ形のグラフを複数作る まず、上記のコピーのやり方で、グラフをコピーして貼り付け、同じ形のグラフを2つ作る。 その後、グラフを選択した状態で右クリックして「元のデータ」を選び、他の数字の入ったセルを選ぶと、 グラフ元データの内容を変えることができる。まったく同じ形のグラフを複数作るときは、これが便利。5.5.発展編
1)データを並べ替える(ソートする)と、男女別の平均値などを分析できる。 例えば、データファイルのQ1SEX(問1の性別)の列を見ると、1と2が混ざっている。 エクセルで画面上の「データ」をクリックし、並べ替えを選ぶと、データの上半分が1、 下半分が2、などに並べ替えることができる。 2)単純集計 エクセルで単純集計をとることもできる。 あらかじめ、集計の単位を適当なセルに書いておく。例えば、変数(回答内容)の 値が1,2,3,4ならば、4つのセルの中に、縦に1、2、3、4と書いておく。 無回答として9を入れている場合は9も書くとよい。 1、2、3、4と書いたセルの、となりのセルを4つ選ぶ(これはどこでもよい)。 シフトキーを押しながら矢印キーで4つのセルを選べばよい。 画面上の「挿入」をクリックし関数を選び =FREQUENCY関数を選択。 集計したい変数のセルと、集計の区切りとなるセル(先ほどの4つのセル)を選択。 最後に、CTRL+SHIFT+ENTERを押す(あるいは、CTRL+SHIFTを押しながらOKボタンを 押す)。これがこつ。 データ分析とは、実際には、このようなデータ行列の分析を行っているのである。 エクセルなどの表計算ソフトでも基本的な分析ができる。より高度な 分析には、SAS、SPSSなどのデータ分析ソフトを用いる。
0920 1.データ分析とは何か(村瀬が30分講義、その後PC教室へ) ★課題予告 平均値等のグラフ作成 0927 2.パソコンとエクセル操作の基本(簡単な計算など) 1004 3.前回の復習、度数分布表をグラフに、各種計算法と統計関数の使用 1011 4. 平均値とその他の代表値、分散と標準偏差 1018 5. 分散と標準偏差の復習、エクセルでのグラフ作成の基本 1025 6. 適切なグラフの作り方、グラフの読み方 (+ 正規分布とは何か) ***** 秋季休業 ***** 1108 7. 散布図の作成 −量的変数の関連、エクセルでの相関係数の出力 1115 8. 積率相関係数の考え方 1122 9.マクロデータでの関連 −都道府県別データで散布図作成と疑似相関の確認 ★疑似相関、生態学的相関(マクロレベルの疑似相関)の意味を理解 ここまでで、分散、正規分布、相関係数の考え方について理解 この回以降は、毎回、テキストを参照しつつ授業を行う 1129 10.クロス集計の考え方 −エクセルでのピボットテーブル 1206 11.質的変数の関連 −カイ二乗値とは何か、各種関連係数 1213 12.統計的検定とは何か ここまでで、カイ二乗値や検定の考え方について理解 1220 13.統計分析ソフトSPSSの基礎1 −単純集計、クロス集計 ★統計的コントロールの意味を理解 ***** 冬季休業 ***** 0110 14.統計分析ソフトSPSSの基礎2 −エラボレイション ★統制変数(第3変数)とは何か、相関関係と因果関係の違いの復習
A社会調査の基本的事項に関する科目 90分×15週 社会調査法前期(1年次必修) B調査設計と実施方法に関する科目 90分×15週 社会調査法後期(1年次必修) C基本的な資料とデータの分析に関する科目 90分×15週 社会学データ実習(2年後期必修) D社会調査に必要な統計学に関する科目 90分×15週 社会統計学(以下は基本的に3年次以降) E量的データ解析の方法に関する科目 EかFいずれか データ処理法 F質的な分析の方法に関する科目 90分×15週 フィールドワークの技法 G社会調査の実習を中心とする科目 90分×30週 応用調査実習資格のためには、試験等はとくになく、これらの科目の単位を取り、認定機構に審査手数料を支払えば、資格を取得できる。なお、他学科や他大学の単位を含めて資格申請が可能である。詳しくは社会学部掲示板に掲示するので、注意すること。
平常点、最終レポート、出席で評価。 課題の内容がよければ高評価となる。 必修科目なので、この単位を落とすと卒業できません。落とした場合は次年度に再度履修すること。 楽しく積極的に、学問にとりくんでください。
9.文献
教科書 必ず毎回持参のこと ボーンシュテット・ノーキ著=海野道郎・中村隆監訳.1990.『社会統計学 −社会調査 のためのデータ分析入門』ハーベスト社. 参考書(著者のアルファベット順 文献リストは著者名と発行年を最初に書くこと)
足立浩平.2006.『多変量データ解析法 ―心理・教育・社会系のための入門』ナカニシヤ出版. 朝野熙彦.1996.『入門多変量解析の実際』講談社.岸野洋久.1992.『社会現象の統計学』朝倉書店. 原純輔ほか編.2000.『日本の階層システム』1〜6巻.東京大学出版会. ハンス=ザイゼル.2005.『数字で語る ―社会統計学入門』新曜社. 海保博之.1985.『心理・教育データの解析法10講 基礎編』福村出版. 菅民郎.2006.『らくらく図解 −統計分析教室』オーム社. 狩野裕.1997.『グラフィカル多変量解析』現代数学社. ★共分散構造分析の解説書。AMOSやEQSの操作法が分かりやすい。 栗田宣義編.1996.『メソッド/社会学』川島書店. 内閣総理大臣官房広報室編『世論調査年鑑 : 全国世論調査の現況』大蔵省印刷局. ★日本でどのような調査が行われたかの報告書 毎年発行 NHK放送文化研究所世論調査部編.1996.『世論調査事典』.東京: 大空社. ★調査の紹介、調査手法について詳しく記述がある。倫理、著作権についても記述がある。 盛山和夫.2004.『社会調査法入門』有斐閣. 高橋信.2004.『マンガでわかる統計学』オーム社. 太郎丸博.2005.『人文・社会科学のためのカテゴリカル・データ解析入門』ナカニシヤ出版. 東京大学教養学部統計学教室編.1991.『統計学入門(基礎統計学T)』東京大学出版会 渡部洋編.1988.『心理・教育のための多変量解析法入門 基礎編』福村出版. ★分析法について、初心者向けに分かりやすくまとまっている。 山際勇一郎・田中敏.1997.『ユーザーのための心理データの多変量解析法』教育出版. 安田三郎・海野道郎.1977.『改訂2版 社会統計学』丸善. ★社会調査で使う統計学について詳しい解説がある。 1995年SSM調査研究会.1998.『1995年SSM調査シリーズ』第1〜21巻.1995年SS M調査研究会.
★図中に文字を書くとき − 適当なところクリックして文字入力し、Enterキーを押せばよい。どの点が何を表すか分かるよう、自分で文字を書く。
長方形でなく、正方形の図になるように形をととのえる。
点がなるべく散らばるように、縦軸と横軸の範囲を変更する。軸をクリックしてプロパティで変更できる。
背景が灰色だと印刷したとき見にくいので、背景を右クリックして白にする。
★エクセルの図をワードにコピーするには
図全体を選んだ状態でctrl+cキーを押し、ワードの画面に移り、ctrl+v
★人口でわった数字を出す
例えば人口がb2、交通事故件数がc2 に書いてある場合、
半角英数字で、d2かどこか好きなセルに、以下のように書く
=c2/b2 これを書いてエンターキーを押すと、計算結果が出る。
人口1000人あたりの人数にしたいとき
=c2/b2*1000 わるは/ かけるは* を書く
これを47個分、コピーすればよい
書いたセルをコピー(ctrl+c)して、他の県のセルを選択して貼り付け(ctrl+v)
1)パワーポイントを起動 −パソコンのスタートボタンを押し「プログラム」や「Ms-Office」などの中にあるパワーポイントをクリック
・まず表紙にタイトルや自分の名前を書く。
・枚数を増やす時は、画面上の「挿入」クリックし、「新しいスライド」を選ぶとページが増える
・自分が作ったファイル(複数のスライドの集合体)を保存する。画面上「ファイル」をクリックして・途中まで作ったら、一度、保存するとよい。「名前をつけて保存」を選択。ファイルには好きな名前をつける。その際「保存場所」クリックし、自分のフロッピー(3.5インチFD Aドライブ)などにする。
2)編集
・スライドをクリックして文字を入力する。なるべく箇条書きで簡潔に。文字の大きさや色を変えたいときは、文字を選択して右クリックし「フォント」を選択。
・始めは文字だけのシンプルなスライドを作ればよい。
・画面上の箇条書きボタンや中央揃ボタン、インデントボタンを適当に使い形式を整える。
・エクセルのグラフを貼り付けるときは、エクセル画面にて、「グラフ全体を選んだ状態」でコピーをし、パワーポイント画面に移って貼り付けをする。
3)その他
・画面上「スライドショー」をクリックし「アニメーションの設定」を選ぶと、字を動かすアニメーションなどを設定できる。
・画面上「書式」を押すと、さまざまなデザインを選ぶことができるが、できるだけシンプルなデザインで良い。まずは適当にクリックして選んでみると良い。
・必要に応じて画面上の箇条書きのボタンなどを押す。
・F5キーを押すとスライドショー実行。
・最後に自分が作ったファイルを保存する。
◆スライドの構成 −発表や論文は、大きく4節からなる
1 目的
2 方法(データの人数や年、変数の詳しい説明など)
3 分析結果
4 結論
となる。1 のところで、1.1.問題の所在と研究目的 1.2.先行研究 1.3.仮説 などとするとよい。
2.データ のところには、データの出典や年度、人数、母集団や回収率などを書く。
各自の作ったグラフなどは、3 分析結果 のところで、3.1. 3.2.などとして掲載すると良い。
結論部は、結果の要約ではなく、自分の主張したいことを書く。
発表でも論文でも、大きな4つの構成を忘れずに!
◆その他、細かい点
・パワーポイントでも矢印などは書ける。画面上の「表示」をクリックし、ツールバー → 図形描画 をクリックすると、図形描画用のボタンが表れる。
・矢印などを書いた後、矢印を選択した状態で、複数の矢印が書いてあるボタンを押すと、矢印の種類を選ぶことができる。
・文字を1行ずつ出すなどアニメーション設定は、文字の部分をクリックしてから「スライドショー」をクリックして設定すればよい。
・グラフや表中の数字フォントは、MSゴシックなど等幅フォントでそろえると良い。MSPゴシックなど等幅でないフォントは使わない。
★内容について
始めに目的を明確に書くことが重要。○○を解明する、という形で、研究上の問(リサーチクエスチョン)が何か、第3者にも明確に分かるように書く。
先行研究の紹介をする場合は、山田.2002.のように、スライド冒頭で著者名と年号を出す。その上で、内容の紹介と、建設的批判をすると良い。
どこが他人の意見で、どこが自分の意見かを、明確に分けて書くことが、とても重要。他人の意見を、自分の意見のように書いてしまうと、盗作になる。この点には、十分に注意する。
仮説は複数を具体的に書く。説明変数と被説明変数が何か、第3者に分かりやすいように、書くと良い。
構想発表の場合、今後の研究計画を、9月、10月などに何をするか、箇条書きで具体的に書く。
あとは、発表時に下を向いて読み上げ型発表にならないように気をつける。上を向いて、みんなの目を見て発表するだけで、ずいぶんと印象はちがう。その点は、十分に注意すること。また、一気に読み上げず、時々間をいれて、きいている人の反応を確かめる。単調に話さず、重要なところは強調するなど、メリハリをつけて大きな声を出して発表するとよい。
文献リストの形式 − 著者名と発行年を必ず最初に書く。発行年は半角数字で。その後に、「論文名」『本や雑誌名』と発行所を書くこと。論文名は一重かっこ、本や雑誌名は二重かっこを使う。詳しくは上記の参考文献や、テキスト等の巻末引用文献リストの形式を参考に。
基本的に、ネット上の情報やネット上百科事典、各種ネット上データは、ガセネタも多く信憑性が低い。個人が趣味で作っただけの文章で、正確なチェックはなく、いいかげんで信用できない情報が多い。また、すぐに消えてしまう情報も多いので、研究においてはできるだけ使わないこと。必要な情報は、本として出版されているものから引用すること。本として形になっているものの方が信用度は高い。
また、ネット上にあるグラフを、そのままコピーして自分のレポートで使うことは、図やデザインの無断使用となるので著作権法違反である。自分でデータの数字を入手して、グラフを自分で作り直すこと。
ネット上の情報は、個人が趣味で作ったいいかげんな情報が多く、ミスが編集者によってチェックされることは少ない。また素人が思いこみで書いたものも多い。そのため、最新のデータや、信用できるデータは、ネット上にはかなり少ないのが事実である。とくにネット上にあるフリー百科事典やウィキペディア、各種の掲示板やブログなどは、「ガセネタ」も多く、よく調べずに曖昧な記憶や直感で書いた情報も多いので、内容を信用してはいけない。多くの場合、最新のデータは本や統計資料となっているので、データを調べるときは、必ず図書館へ行くこと。データ検索をネットのみですませることは、絶対にしてはいけない。図書館の参考室には、各種の事典や図鑑、数十冊からなる百科事典もある。まず図書館で、きちんとした百科事典の索引を見て、使ってみると良い。
2006年9月18日 12380 アクセス