<12月10日更新>
悲願の頂点へ ―準硬式野球部― 法大の最後の打者が打ち取られたその瞬間、本学ナインの歓喜の声が秋の夜空に響き渡った――。
第1戦、先制を許すも2回に逆転。その後も川内(文1)の本塁打などで追加点を上げ快勝。第2戦も打線が爆発し、大量得点で勝ち点を奪った。
3回までに5点差をつけられてしまう。だが6回、猛反撃。3連打で畳み掛け4点を挙げる。さらに一番、石橋(経3)。右中間越えの三塁打で逆転、先勝した。第2戦は不振の明大打線に対し本学は12安打で圧勝。勝ち点を奪い、春の雪辱を果たした。
初戦、大中(経2)が9奪三振の好投を見せ、完封で勝利した。第2戦も難なく勝ち、開幕6連勝を飾った。
今年の全日本大学選手権で優勝した法大との対戦。本学は2回に先制し、3回にも1点を加え勢いに乗りかけたものの、その裏大中が崩れて逆転される。5点をリードされて迎えた8回、川内の本塁打などで3点を返す。しかしその裏、連打を浴び再び引き離される。9回表、二死から1点差まで迫るが及ばず。第2戦、4点差から1点差まで詰める猛反撃を見せたが、1点の壁は厚く勝ち点を落としてしまった。
第1戦、木下(理)(法3)の本塁打などで快勝。第2戦も打線がつながり勝利した。 (江幡、塙)
〜記事抜粋〜 喜びの華開く 全勝優勝 ―ホッケー部女子―ゴールするたびにわき上がる華やかな完成。その声に後押しされるように、本学は次々に勝利を収めていった。9月2日〜11月11日にかけて慶大日吉グラウンドなどで行われた秋季関東学生ホッケーリーグ。3部に所属する本学は初の全勝優勝を飾った。選手たちの目からあふれ出る喜びの涙――。入れ替え戦では惜しくも敗れ2部昇格はならなかったが、春にはなかった粘り強さを見せてくれた。 勝利を重ねて 混戦が予想された女子3部。本学は初戦の東京農工大戦、続く白百合女大戦で、主将・鶴見(観4)、石原(観2)、草野(文1)がそれぞれ得点し、3−0、3−1と快勝した。「攻めに自信がついてきた」という鶴見の言葉通り2部への入れ替え戦へ向けて、本学の勢いは止まらない。 第3戦の対戦相手である上智大とは、練習試合を多く行っている。その分、お互いのチームをよく知っているために「やりづらい相手」となった。しかし、後半21分に、鶴見のパスから中ノ子(経3)が得点。この1点を最後まで守り切った。最終戦は対フェリス女学院大戦。本学にとっては3連敗の相手である。すでに本学は優勝を決めていたが、この試合に勝ち入れ替え戦へ弾みをつけたい。前半13分、瀬尾(文3)が先制点を挙げるも、後半に追い付かれ試合は均衡状態となる。同点で終わるかと思われたが、終了寸前に石原が決勝点を決めた。 そして、迎えた津田塾大との入れ替え戦はまさに死闘となった。両者ともに譲ることのないゴール前での攻防やボールの奪い合い。スコアは0−0のまま延長戦でも試合は決まらず、サッカーのPK戦にあたるペナルティー・ストローク戦へ。惜しくも4−5で敗れ紙一重の差で2部昇格を逃してしまう。しかし、本学ホッケー部史上初の全勝優勝を成し遂げた。 (写真=見事MVPに輝いた鶴見。最後の年に栄光を飾った。) 動き出した夢 驚くべき快進撃を見せた今季の本学。主将の鶴見も「まさか優勝できるとは思っていなかった」と言う。 好結果を生んだ要因としてまず挙げられるのは得点力の向上である。今までは鶴見の個人技、もしくはセットプレーに頼らざるを得なかった攻撃面だが、今季は石原、草野ら、ほかのFW陣がチャンスをきっちりものにするようになり、バリエーションが増えた。実際、石原は今季計3得点を挙げ得点王に輝いている。 精神面においても大幅な成長が見られる。得点しても集中力を切らさず2点目、3点目とどん欲にゴールを狙っていく姿勢が身に付いた。またリーグ後半の2試合では、ともに試合終盤で勝ち越し点をもぎ取るといった勝負強さも発揮した。その戦いぶりが評価されGK・棗田(なつめだ=経3)、DFの武蔵(法4)、吉田(文3)、そしてFWの鶴見と石原がベストナインに選出された。中でも抜群の技術を持つ鶴見は、MVPも受賞した。 だが、依然課題が残っているのも事実だ。ほかの選手もだいぶ動きが良くなったとはいえ、チャンスメークという点ではやはり鶴見への依存度が高い。来季、彼女が抜けた後の攻撃力の低下は必至だ。新主将の瀬尾は「来季はDFも積極的に攻撃参加し、全員で点を取りにいきたい」と語る。 念願のリーグ制覇をようやく実現させた本学。だがこれはあくまでもスタートでしかない。彼女たちの物語は、ここからが本番なのである。 熱戦走破 2年連続準V飾る ―自動車部― 自動車部の2001年を締めくくる第5回関東学生対抗軽自動車6時間耐久レース。10月7・8日にスポーツランド信州で行われたこの大会で、本学は昨年に続き準優勝に輝いた。 ドライバーを交代しながら、6時間もの間、走りつづけ周回を競うこの大会。混走レースならではの駆け引きの技術が必要になるとともに、ピット作業も含めた、まさにチームとしての総合力が試される試合だ。 最高の手本 三人という人数。別所の言うように「(個人の負担が増え)疲れが出てきたり、集中力が切れたりする」ものだ。完走率が50パーセントをようやく超える程度の状況で、他大学より少ない三人で走りきった本学。ハンディをものともしない走りで昨年に引き続き準優勝の好成績を残したのだ。 (篠宮、村岡)
〜記事抜粋〜 見せた底力 全日本4位 −馬術部− 9位に甘んじた昨年の雪辱を晴らすべく望んだ、第44回全日本学生賞典総合馬術競技大会。 (藤島、水上)
〜記事抜粋〜 快進撃 続々と入賞 −自転車部ー8月30日〜9月2日にかけて全日本大学対抗選手権自転車競技大会が行われ、オリンピックスプリントにおいて5位に入賞。ケイリンでも8位と快走する。続く全日本学生自転車競技新人戦東日本大会でも、二つの種目で入賞して見せた。激走の四日間 最速を目指す強者が集う全日本大学対抗選手権自転車競技大会。その第57回大会が山形県の新庄自転車競技場で行われた。 三つの収穫 川崎競輪場で行われた第37回全日本学生自転車競技新人戦東日本大会に本学から三人が出場した。スプリントに出場した斎藤は5位で自身初の予選通過、続く4分の1決勝も鮮やかに勝利する。ところが次の2分の1決勝は今年のインカレ優勝者・篠原(中大)に終始圧倒され4位に終わった。だが、本戦でのレース経験は彼に手ごたえを与えた。
(今井、仙田)
〜記事抜粋〜 |