剣道部

秋季二大会詳報 PART1

  
 第52回関東学生剣道優勝大会
 1回戦 対武蔵大    2回戦 対城西大      3回戦 対順大
 3勝2敗2分け  2勝0敗5分け  1勝4敗2分け
 立大  武蔵大  立大  城西大  立大 順大
  山口     三善○   増子         小沢  増子     メメ  太田○
○増子 メメ     星野   田中  ▲      長谷川 ○田中  メ   ▲  安藤
  斎藤     梶山○ ○櫻井  コメ     須永  櫻井     ココ  内海○
○栗和田 コメ     小倉   古口  ▲     中村  古口  ▲  メメ  佐藤○
  宗平  中岡   栗和田        安田  栗和田  ▲     本吉
  櫻井        吉岡   宗平        上四元  宗平  ▲  ココ  鈴木○
○小暮 ココ     高橋 ○小暮  メ  ▲  三橋  小暮  メ  メ  児島
(メ=面、コ=小手、ド=胴、ツ=突き、▲=反則)

9月14日 第52回関東学生剣道優勝大会 日本武道館


 一年の総決算と言っても過言ではない秋の団体戦。
 すでに春の時点から主将・小暮(経4)は「目標は秋の団体戦」と何度も口にしていた。
 そしてまた、この大会は真の目標、全日本学生剣道優勝大会の予選でもある。全日本へ行くために課せられたのは、4回戦進出というハードルだった。

 1回戦、本学は2勝2敗2分けと全く互角の状態から、大将戦での小暮の2本勝ちで勝利を手にする。 続く2回戦もメンバー全員が相手に一本も取らせない安定した戦いぶりを見せ、2勝0敗5分けと順 調に勝ち進んだ。
 「1回戦と2回戦は勝てる相手だったから、3回戦にベストな状態で戦えるようにした」との小暮の言葉通り、本学は1・2回戦で好調だった7人をそろえて3回戦に臨んだ。だが、順大を相手に苦戦を強いられる。次鋒・田中(社4)が一本勝ちを収めたものの、負けた4人はすべて二本取られる展開だった。結果、1勝4敗2分けと完敗を喫し、悲願の全日本出場は果たせなかった。

 試合前、「今年は絶対に全国へ行く」と並々ならぬ決意を持っていた選手たち。それだけに3回戦 敗退という結果には、皆ショックを隠し切れない様子だった。4年生にとっては今大会が最終戦であり、小暮も「これで(試合が)終わるとは思っていなかった。とても寂しい」とがっかりした表情を浮かべた。
 そして本学の戦いぶりについては、「1回戦は相手と実力差があり、精神的に余裕があった。また2回戦も良い内容だったが、3回戦ではチームの悪いところが出てしまった」と語った。また、新戦力として1回戦に出場した山口(法1)については、「負けはしたが(試合の)内容は良かった」と及第点を与えた。

 ベテランの4年生を中心としたチームで戦った本年、全日本を逃してしまったのは残念だ。メンバーが大幅に若返ると予想される来季、選手たちがどのように戦うのか、期待と不安が入り混じる。

                                              (2003年10月6日・大野)