| --昨年は坂口監督自身、就任一年目ということでしたがどのようなチームを作ろうと思いスタートしたのですか？ |
| 一昨年までは野球になっていなかった。力はあったがバントの失敗、失策などが多く普通のプレーを普通にプレーすることができていなかったよ。相手からすれば楽に戦えるチームだったので、まずは相手と野球として戦えるチームにしようと思ったよ。 |
| --春のリーグ戦で３位という成績を残し、秋は優勝候補に挙げられながらの５位でしたがどのようなことが原因だったのですか？ |
| 精神的な甘さだね。春に勝ったことの自信が慢心、過信になってしまった。逆に相手が練習と研究をしっかりやってきたのもあるけどね。 |
| --精神的な甘さを埋めるにはどのようにすればよいのですか？ |
| 私生活からだね。うちの選手は勝利への欲が薄いからね。チーム全体で勝ちたいと思うことが大切だよ。 |
| --秋のリーグ戦が終わった時点でのチームの技術的な課題はどのようなことだったのですか？ |
| 投手陣はやってはいけないことをやってしまっていたことだね。四球とか野選などの無駄なことだね。打撃面では打とうと思って振った球を仕留められなかったことだね。一球勝負での打ち損じが多かったよ。 |
| --その課題を埋めるためのトレーニングを冬に行ったということですか？ |
| そうだね。投手は１１月から走りこみ。年明けからは試合を想定しての投げ込みをやったよ。打撃面というか攻撃面ではうちはパワーがないから勝つためにスピード強化をしたよ。スイングスピード、走力、球速とかだね。去年の春リーグでどうすれば勝てるかが解って、秋のリーグでどうすれば負けるかが解ったからそのことを踏まえての練習だったよ。 |
| --冬のトレーニングとオープン戦を経て現時点で手応えは感じていますか？ |
うーん。手応えと言うと難しいけど、投手では小林（コ４）、大川（経４）、平田（観４）、池田（コ３）の四人を中心に考えてるよ。大幅なレベルアップはないけど、大川は一本立ちしたし、池田はコントロールもスピードもついたね。後、２年生の投手もリーグ戦でマウンドに上がる可能性がある。打撃面ではやはり多幡（04年度卒）と比嘉(04年度卒)という飛びぬけた二人が抜けたからみんなで点を取ろうという感じだね。足を絡めた攻撃を考えてるよ。
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| --投手陣はリーグ戦経験者も多く東京六大学で見てもかなり高いレベルだと思うのですがいかがですか？ |
| うちよりも早稲田だね。投手自体の実力は早稲田とイーブンだと思うし十分な力だけど攻撃力に差があるからね。バックがしっかりしないと。投手以外の所で差があるから投手力自体も早稲田が上になっちゃうね。 |
| --新主将の高橋（泰）（コ４）選手はいかがですか？ |
よくやってるよ。特に守備の要として投手を支えているよ。今年の立教は泰文を中心としたバッテリーの野球になるよ。３ー１、３ー２で勝つ野球になると思うね。
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| --選手達は「戦いたい相手は？」との問いに早稲田と答えています。開幕カードが早稲田との戦いになりますがリーグ戦の山場となりますか？ |
| うん。山場だね。でも早稲田は強いけど、同じ大学生に変わりはないよ。 |
| --坂口監督が考える理想の監督像を教えていただけますか。 |
優勝できるチームを作る監督だね。後は野球だけではなくて人間として立派な人を育てて、野球をやってて良かったと思えるような思い出を選手に作らせてあげたいね。そのためには神宮で勝つことだね。
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| --「野球」とは、坂口監督にとって何ですか？ |
| 人生で一番熱中したものだよ。いろいろなことをやってきたけど熱中度で言ったら他のものとは比べ物にならないよ。 |
| --最後に今季の抱負をお願いします。 |
| リーグ戦優勝。そして大学選手権でも勝って日本一になることだ。 |
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