野球部

秋季リーグ戦2011 ―東大戦展望―



  開幕戦となった慶大一回戦に敗れはしたが、王者に一汗かかせた。今季の東大は違う、そう感じた試合だった。先発の鈴木(2年=時習館)は持ち前の緩急で打ち取り、打撃陣も慶大・竹内の球に食らいついた。7回、田中 (4年=武生)と成瀬(3年=学芸大附)のタイムリーで2点を先制。その後逆転を許したが、王者・慶大と熱戦を繰り広げた。

主将としてチームを引っ張る岩崎

  「侮れない!」日々成長する東大ナイン。昨年から就任した矢沢健一コーチ(早大OB、元中日)の指導が浸透しつつある。今春もチーム打率は2割0分3厘と昨秋(1割6分9厘)から急上昇。3割の打率を残した内海(4年=土浦一)、昨秋唯一の3割越えをマークした高山(4年=宮崎西)にも警戒が必要だ!得点力アップに向けては機動力を含め、さまざまな方法で得点を奪いにいく。慶大一回戦では同点に追い付かれた8回、2死1塁から内海が盗塁を敢行。続く3番・岩崎(4年=海城)はショートゴロに終わったが、貪欲さが垣間見られたシーンだった。
  投手陣は鈴木、香取(3年=筑波大駒場)を中心に継投で逃げ切る。3人目以降の投手陣は7試合に登板した平泉(4年=武蔵工大附)や慶大二回戦で6回1/3自責点0と好投を見せた初馬(1年=桐朋)、140`の速球を持つ井坂(2年生=日比谷)などがいる。「先制点を許さない」ことを考えたい。
  東大に2連勝で勝ち点をあげ、早大との試合に流れをもっていきたい立大。負けることは許されない。狙うは勝利のみだ!
(9月15日・石井文敏)


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