ローラーホッケー部
スーパールーキー根本・原 11月から12月に渡って行われた新人戦で見事全勝優勝を果たした立大ローラーホッケー部女子。他校を圧倒するスピードが持ち味のチームである。今大会、チームの攻守の要として根本(観1)と原優(観1)の活躍が光った。2人は1年生ながら新人戦ではレギュラーに定着。さらに根本は大会MVPに輝いた。
「新人戦では大丈夫な細かいミスも上級生と混ざると命取りになってしまうので、冷静にプレーできるようになりたい」と試合後に今後の目標を語った根本。新人戦では果敢に相手のディフェンスに切り込みチャンスを作った。彼女は中学までバスケットボールをやっていたため、コート全体を見て相手の隙を狙えるのが強みだ。向上心のある根本はMVPについて「うれしいけれどこれからもっと努力しなければ」とさらに高みを目指していることがうかがえる。 立大の練習は男女混合で行われる。その中で技量の差を意識している根本。「4年生が抜けて人数が少なくなった。その分一人ひとりに目が行く。それがチャンスだと思う」と話し、このオフシーズンの間には「女子の合わせの練習をもっとやりたい」と意気込んでくれた。東日本大会での連携強化に期待したい。
一方の原優。自身の持ち味を「足の速さ」と語る。「しっかり走ってカウンターを仕掛けられる。そこを長所にしていきたい」。原優はパックのキープ力と足の速さを活かしたカウンターで、相手を翻弄(ほんろう)させる選手だ。また、原優もバスケットボール経験者であるため、新人戦では根本とのコンビプレーがよく見られた。「原ちゃんとのコンビプレーは楽しいです。学部も一緒なので仲は良いです」と根本。原優も「2人で2対1の場面を作って、カウンターをしていきたい」と今後のコンビプレーの目標を語った。 新人戦の反省点について原優は「チーム全体としてはオールコートの動きが課題。パックに集中し過ぎて全体を見ることが出来ていなかった」と語る。個人としての今後への課題については「トラップ、パスを安定してできるようにこれから練習していきたい」と意気込む。次の公式戦は5月の東日本学生選手権。上級生との試合の中で2人はどこまで課題を解決し、自らの強みを発揮できるか。今後もローラーホッケー部から目が離せない。 (2月15日・熊手ちはる) |