春季リーグ戦2012
―セントポールを担う7人の戦士― HONKI‐B‐ ■昨秋ベストナイン受賞・加藤祥平(コ4) そんな折れそうな心を支えてくれたのが同期だった。「焦らずやればお前は大丈夫だから」。練習パートナーの大石(文4=桐光学園)の言葉に救われ、腐ることなく練習に打ち込むことができたという。そして昨春終盤、スタメンに抜てきされると7打数4安打の大活躍。昨秋はスタメンに名を連ね、打率.313をマーク。初のベストナインを受賞した。 好調の要因は、打撃の考え方の変化だという。「今までは強く振ることを意識していたけれど、どんな打ち方でもタイミングが合えば安打は打てる。だから投手とのタイミングを重視するようになりました」。持ち味は積極的なバッティング。それは昨秋シーズンで三振ゼロを記録したことからも見て取れる。自分の野球スタイルと仲間の支え、その二つが今の彼を作り上げたのだ。 「10連勝。走塁で一瞬のスキをつく野球をやりたい」 新チームでの攻撃スタイルは、足を絡めた野球。彼がお手本にするのは松本幸の走塁を手本で、「一瞬の判断力と思い切りの良さがある。チームメイトに見習える選手がいるのは良い」と語る。今季の目標は「優勝につながると思うので首位打者、満票ベストナイン」と宣言した。中軸の5番を担い、チームの中心となった加藤。彼が見つめている視線の先に、25季ぶりの歓喜が待っている。 1991年(平3)1月20日生まれ。178センチ、80キロ。群馬県・東農大二高出身。コミニティ福祉学部スポーツウェルネス学科4年。外野手。右投左打。通算成績 30試合 81打数 24安打 打率.296。「目薬は大事」と語る加藤選手。試合前日はコンタクトを入念に洗うとか…。 ■俊足好打・西藤勇人(コ4) 「神宮を駆け回りたい」 「誰よりも考えている」と語る、走塁面。彼の武器は、50bを6秒切る足の速さだ。「足がなかったらここまでやれていなかった」と胸を張るほどに、自信を持っている。順調に状態は良好に向かっている。「チームの為全力疾走」。グランドに戻れる日を見据えて、ケガの完治に全力を注ぐ。 1990年(平2)12月19日生まれ。180センチ、73キロ。長野県・丸子修学館高出身。コミニテ ィ福祉学部スポーツウェルネス学科4年。外野手。左投左打。通算成績 47試合 144打数 4 0安打 打率.278。野球をやっている自分を漢字一文字で表すと『駆』だそうです。身体の動くうち に一回ぐらいは陸上にチャレンジしたいと冗談交じりで話してくれました。 ★開会式が15日(日)に開催★ 雨で延期となり、15(日)に開会式が開催され、昨秋覇者・明大から優勝旗返還などが行われた。またこの日は15:00〜vs日本製紙石巻@新座グランドでオープン戦が行われ、法大戦に向けて最終調整を行った。試合は0−1で惜敗した。【写真提供:立教野球部】
◆平成24年度東京六大学野球春季リーグ戦◆
4/21 (土) 対法大 12:30〜 4/22 (日) 対法大 10:30〜 4/28 (土) 対早大 13:00〜 4/29 (日) 対早大 11:00〜 5/12 (土) 対東大 13:00〜 5/13 (日) 対東大 11:00〜 5/19 (土) 対慶大 12:30〜 5/20 (日) 対慶大 10:30〜 5/26 (土) 対明大 11:00〜 5/27 (日) 対明大 12:30〜 (※日時・時間は予定) すべて場所は明治神宮野球場 [営団地下鉄銀座線 外苑前駅より徒歩3分 都営地下鉄大江戸線国立競技場駅 より徒歩7分 JR中央線 信濃町駅より徒歩10分 千駄ヶ谷駅より徒歩10分] 次回は「応援団・斉藤団長(済4)インタビュー&ピックアップ選手紹介」です。お楽しみに! (4月16日・稲垣万、石井文敏)
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