春季リーグ戦2012

―明大戦展望―
HONKI‐H‐



   ついに今季リーグ戦も残すところ明大戦だけとなった。昨秋は野村(現広島)を中心にリーグ戦優勝、明治神宮大会制覇と圧巻だった。大幅な戦力ダウンが否めない中、今春は新戦力の台頭が著しい。

   投手陣は先発、山崎(2年=日大三)と関谷(3年=日大三)の2枚看板である。両者とも防御率2点台と安定した投球を見せている。その後ろには岡大(3年=倉敷商)がいる。岡大は185aの長身から最速150`超の真っ直ぐを得意とするパワーピッチャーである。しかし早大との激戦を終え、彼らは疲労困憊のはず。付け入るチャンスは十分にある。
   打撃陣は昨秋本塁打、打点の二冠王に輝いた中嶋(3年=桐蔭学園)、出塁率4割を記録した上本(4年=広陵)がそろって不調に苦しんでいる。しかし、現在小室(4年=昌平)をはじめ3割台をキープしている選手が3名と打線を引っ張る。また高山(1年=日大三)は規定打席に達していないが3割6分4厘と早くもその才能を遺憾なく発揮している。今春の早大戦では試合を決める逆転本塁打を放ち、打率は4割越え。打者としてもパンチ力もある。



   立大は明大との試合が順位に大きく影響する。優勝の可能性はすでに無くなっているがここまで4連勝とチームに勢いがある。法大戦、早大戦は第4戦までもつれるなど今年の明大は粘り強さが際立っているだけに序盤で試合を決めるような展開に持ち込めばおのずと結果もついてくるだろう。

◆さあ、神宮へ行こう!◆
5/26(土) 対明大 10:30〜
5/27(日) 対明大 13:00〜

次回は「振り返る2012春」です。お楽しみに!
(5月23日・稲垣万)





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