秋季リーグ戦2012

―加藤祥平選手、西藤勇人選手 インタビュー―
HONKI‐L‐




   宮崎での夏のキャンプを終え、秋季リーグ戦まで残り1週間を切った。99年秋以来、26季ぶりとなる『優勝』に向け、決意を伺った。第3回となる今回は加藤祥平選手(コ4=東農大ニ)と西藤勇人選手(コ4=丸子修学館)です。


☆加藤祥平選手

加藤祥平選手
――オープン戦での手応えはいかがですか
   内容的には決して悪くないですし、自分たちの野球ができていますし、今、どういうことをするべきかが見えてきていますね。具体的には打撃ではどういったことをすれば確率が上がるかが分かってきていますし、大塚監督から教わってきたことができている感覚はありますね


――オープン戦を重ねることの強みは何ですか
   実戦により投手は打者に向かって投げられますし、打者は投手の球を打てるので、レベルの高い打撃ができるところです。実戦を増やすことで対応力が上がりますし、守備も春季リーグ戦時よりも失策が減って、良くなってきていますね


――キャンプでのテーマは何ですか
   「一球を大切に」です。一球に対するプレーの集中力や質を上げることに力を入れました


――加藤祥さん自身ではどういう目標を立てましたか
   春季リーグ戦は守備で迷惑をかけてしまったので、送球力の向上、コントロールを良くすることです


――社会人と試合をすることによって感じることはありますか
   まずはレベルが高いということ。考えてプレーしているな、と。一球に対する執念を感じますね。試合を決めるべきところできちんと狙いを絞って、完璧に安打にしてしまうところがすごいです。自分もそういうレベルを目指していきたいです


――春季リーグ戦を振り返っていかがですか
   自分の力を出し切れなかったです。満票ベストナインも狙っていたのですが、高い壁でしたね。ただ打撃は少しの努力でも変わってくると思います。春季リーグ戦は最終カードの明大戦までは3割超えていたのですが、(明大戦が)7打数無安打に終わってしまい、結果2割5分になってしまいました。最後での集中力が足りなかったな、と自分でも思っています


――秋季リーグでの自身の目標は何ですか
   チームの優勝は当たり前ですけど、個人では打点10です。安打ではなくてもいいので、打点を重ねていきたいですね


――チームの優勝に向けて鍵となる点は何ですか
   最初の法大戦では5回までノーヒットの単純な攻撃が続いてしまったので、例えばセーフティーバンドなどでどれだけ相手を揺さぶれるかどうかだと思います。あとはどの場面に誰が、いかにして塁に出るかなどをきちんと考えてプレーしていきたいです


――最後に意気込みをお願いします
   やるべきことは3年生でも4年生でも変わらないです。4年生が引っ張って、3、2、1年生がのびのびプレーできるかどうかが重要だと思います


――ありがとうございました!


◆加藤祥平(かとうしょうへい)1991年1月20日群馬県生まれ。コミュニティ福祉学部4年。右投左打/外野手/東農大二/177a80`



☆西藤勇人選手

西藤勇人選手
――春季リーグ戦を振り返って
   けがをする前は順調にきていて結果を出せるかなって自信はあったのですが、けがで出遅れてしまいした。なんとか後半戦は出られるように、一打席一打席意識した結果だと思います


――Aクラスを逃しての課題はありますか
   簡単にいうと打てませんでした。チーム打率もそうですし、他大より劣っていました。投手の面でもありますけど、それは小室とかに任せています。野手でできるのは打撃、走塁、守備で大事なとこで打ち取ったら、アウトにするということだと思います。大事な場面になればなるほど簡単な事はできなくなったりするので、プレッシャーをかけて守備練習の中で一つアウトをとるということを意識しています


――2週間弱のキャンプを振り返って
   得点力がなかなか上がらなくて、チャンスに一本出ないというのが多かったです。ただ1番を打たせてもらっていると、チャンスで回ってくるというよりかは自分でチャンスを作らなくてはいけないので、いかに塁に出るかという事を一番に考えて取り組んできました。(守備は)春季リーグ戦は位置取りでの反省点があったので、特徴を捉えてどこで守るかですかね。技術的な事は送球が課題なので、正確な送球さと自分で判断してことができるようにしたいです


――最上級生として意識していることはありますか
   キャンプはいつも良い感じで順調にいくのですが、キャンプが終わってからが課題というか。学校が始まって全員が揃わなくなったりして、全体練習がうまくいかない、実践がつめないのが反省であったので、今からが一つ勝負かなと思います。秋季リーグ戦入る前もそうですし、リーグ戦も1ヶ月半あるので、そこが勝負かなと思います


――同期について思うことはありますか
   2年生の時から出させてもらって、先輩たちの悔しい思いというのは(自分たちは)誰よりもわかっているので、最後のシーズンにかける思いは強いです。しかしそれで固くなってしまい、やってきた事が出せないというのはやっぱり勿体ないという感じはあります。ここまでやったらあとは開き直るではないですけど、最後だからこそ自分たちの出せる力を全部出して、あとは結果がどうであれ、まずは自分たちのやる事をやれたら、面白いと思います


――秋季リーグ戦に向けての抱負
   (今春5位)。そのままでは終りたくないというのは皆思っているので、一点でも多く、どんな形でも良いので取りたいですね


――ありがとうございました!


◆西藤勇人(さいとうはやと)1990年12月19日長野県生まれ。コミュニティ福祉学部4年。左投左打/外野手/丸子修学館/180a72`


次回は平原庸多選手(文3=帝京)と大塚拓選手(社3=長崎西)です。お楽しみに!



(9月3日・取材、編集=大塚友乃、寺門奈緒)


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