宮崎での夏のキャンプを終え、秋季リーグ戦まで残り１週間を切った。99年秋以来、26季ぶりとなる『優勝』に向け、決意を伺った。第４回となる今回は平原庸多選手（文３＝帝京）と大塚拓選手（社３＝長崎西）です。
☆平原庸多選手
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いつもより短めのキャンプではあったのですが、実戦を多めにやれました。雨もほとんど降りませんでしたし、自分自身は調子悪かったのですけど、たくさん実戦できたのはチームにとってすごく良かったと思います
――調子が悪かったというのは具体的には
守備は良かったのですけど、とにかく打てませんでした。８月半ばの仙台での復興試合時から調子上がってきた感じですね
――キャンプではどのようなことに力を入れて取り組みましたか
外野手は打力がないと使ってもらえないので、とにかく空いている時間ずっと打撃練習していました
――実戦形式が多い中で得られたものは何ですか
投手の球を見ていないと試合勘がなくなってしまうので、あんまり期間を空けずに投手の球を見れたのは良かったかなと思っています
――春季リーグ戦を振り返っていかがですか
先制されたりして劣勢になると、シュンとなってしまうことが結構あったので、接戦に弱かったなと思います。大事なのは粘り強さですかね。正直大量点取れるような打線でもないので、粘って粘って勝つしかないですね。（個人的には）慶大１回戦くらいまでは４割くらい打っていて、そこからは落ちてしまいました。最初は良くてそのままシーズン調子を維持できなくて最後落ち込んでしまうので、そこが課題です
――自分の持ち味は何ですか
２年生の頃は２番とかも打っていたのですが、今はやっぱり中軸任せてもらえるようになってきているので、勝負強さです。春季リーグ戦はチームでトップの打点だったので、走者がいる時に良い打撃ができることです
――初戦は慶大ですが…
そんなに慶大との相性など悪いとは思っていないのですが、相手も初戦なので投手はちゃんと合わせてくると思います。福谷投手（慶大＝４年）とか素晴らしい球を投げてくるので、しっかり調整していきたいです
――今季の目標をお願いします
優勝はずっと目標にしているものです。（個人的には）ベストナインを取れるような選手になることで優勝にもつながると思っています
――ありがとうございました！
◆平原庸多（ひらはらようた）1991年９月15日東京都生まれ。文学部３年。12年復興支援試合代表、右投右打／外野手／帝京／176㌢80㌔
☆大塚拓選手
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キャンプ中に肉離れをしてしまい、全体練習ができなかったので、個人的にはあまり充実はしていなかったです。新座グラウンドに帰ってきて２、３日目から練習に参加できるようになりました。自分的にはまだ本調子ではないので、徐々に調子を戻していきたいです
――春以降、特に強化してきた技術は何ですか
打撃です。股関節を意識しながら練習をしています。あと連携プレーなど、試合で起こりうるプレーを想定した練習ですね
――３年生になって、自身の意識の変化はありますか
今まで以上に結果を求められる立場になりましたし、結果を出していかなければならないと思っています。今後はもっとチームに貢献して、結果を出すとともに下級生を引っ張っていける存在になりたいです。秋季リーグ戦が終われば新チームになるので、その辺のことも意識しています
――春季リーグ戦を振り返っていかがですか
試合に出たら、いつでも結果を出せるように技術面でも精神面でも準備をしてきたいたので、（明大戦６安打という）結果を残せたのは良かったです。なかなか試合に出られてなかったのですが、そこで腐らずに自分を見失わずにやるべきことをしっかりやってきたからこそ、終盤に結果を出せたのだと思っています
――春から夏にかけて修正をするうえで大変だったことは
個人個人での調整や意識を高く保つことですね。今までウエイトトレーニングを重点的にやって、筋力アップに努めました。春季リーグ戦の終盤はトレーニングの時間が取れなくて、筋肉量が減ってしまっていたので反省を秋に生かしていきたいです
――チーム内でのライバルはいますか
守備でいうと岡部通（コ２＝帝京）と寺田（社１＝神戸国際大付）です。あとは安田（済２＝桐蔭学園）ですね
――秋季リーグ戦ではどんな戦い方をしていきたいですか
全試合出られるように頑張りたいです。４年生を３年生以下が引っ張れるようにしていきたいですし、４年生と下級生の力がかみ合えば良いゲームができると思っています。（４年生への思いは）今まで一番長く練習してきた仲ですし、練習を重ねるほどコミュニケーションがとれるようになってきているので、充実したゲームができるようにしたいです。今までのチームよりさらに思い入れの強いシーズンになると思います
――秋季リーグ戦に向けて目標
とにかく全試合出ることです。キャンプでけがをしている間に自分の代わりが活躍しているので、この先のオープン戦や練習でもっとアピールをしていかなければ、と思っています
――ありがとうございました！
◆大塚拓（おおつかたく）1991年12月３日長崎県生まれ。社会学部３年。右投右打／内野手／長崎西／170㌢70㌔
次回は小尾拓大選手（営２＝大垣日大）です。お楽しみに！
（９月４日・取材、編集＝寺門奈緒、古川詩織）