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秋季リーグ戦２０１２
―早大戦展望―
ＨＯＮＫＩ‐⑱‐
第４週を迎え、ここまで１勝４敗の勝ち点０と苦しむ立大。自力優勝の可能性は消えてしまったが、わずかながらの優勝への望み、また２季ぶりとなるAクラス入りを果たすためにも意地を見せたいところだ。
王者・早大は前週の明大戦で勝ち点を落とした。明大１回戦では有原（２年＝広陵）が３安打完封で勝利したものの、続く２回戦は今春４勝を挙げた吉永（１年＝日大三）が序盤に崩れ敗戦。３回戦では終盤までリードする展開も攻守で痛いミスが響き、逆転負けを喫した。粘れる力がある立大にとって付け入るスキは十分にある。ただ注意は必要だ。投手陣は他にも左腕・高梨（２年＝川越東）、内田（１年＝早実）、横山（３年＝聖光学院）らが控えている。２戦目の先発を吉永、高梨のどちらを起用するかが、大きくな鍵を握っているのかもしれない。打撃陣に目を向けると、小野田（２年＝早実）、中村（２年＝天理）、茂木（１年＝桐蔭学園）ら若手実力者がズラリとスタメンに並ぶ。加えてプロ志望届を出した主軸の杉山（４年＝東総工）は要警戒である。今春は５本塁打をマークし、満票ベストナインも獲得した。今秋でも東大２回戦で左翼席へアーチを放っており、長打力は健在だ。明大３回戦、２安打２打点と調子も良く、走者をためての杉山は避けたい。
立大の打撃陣はつながりが出てくれば、大量得点がのぞまれる。現在５割で首位打者の平原（文３＝帝京）が４番に座り、大塚拓（社３＝長崎西）、加藤祥（コ４＝東農大ニ）ら４割近くの打率を残す２人が後に続く。上位打線の西藤（コ４＝丸子修学館）、大城（コ１＝興南）や主将・松本幸（コ４＝横浜）も好調を維持している。下位打線を任される小尾（営２＝大垣日大）、平本（コ３＝報徳学園）または山田（コ４＝東邦）らの奮起に期待だ。投手陣はエース・小室（済４＝日野）が軸となる。慶大戦では変化球の制球が定まらずに降板。その後ビデオを見返し「納得がいくまで投げた」と週合計で異例の300球を投げ込み調子を戻した。当初、明大１回戦は齊藤（営１＝成田）でいく予定であったが、大塚淳人監督（昭58法卒＝岐阜）への直訴もありマウンドに――。「２－０」。結果を出し信頼を取り戻した。しかし明大３回戦では味方の失策等でリズムを乱し、７回自責点２。昨春６勝を挙げ、熟練された投球術を武器にマウンドに立ち続けたいところだ。２回戦は慶大２回戦で７回１失点と好投した齊藤を送り込む。他にも川端大翔（済２＝沼田）、井上祐（コ２＝神奈川・横須賀）、大澤（コ２＝彦根東）、小林昌（社１＝佐久長聖）ら若手有望株がベンチで待機している。
20日（木）に東都１部の強豪・東洋大とオープン戦を実施。試合は１－３で敗れたが、今夏キャンプで好調だった矢部（社３＝立教新座）が存在感を示した。また翌21日には「目標である」と話すプロ野球選手へ、松本幸がプロ志望届を提出。27日には加藤祥も提出した。チームの勝利を勝ち取るとともに、２人は最後のアピールをし続ける。
◆さあ、神宮へ行こう！◆
９/29 (土) 対早大 10：30～
９/30 (日) 対早大 13：00～
次回は「法大戦展望」です。お楽しみに！
（９月27日・石井文敏）
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