春季リーグ戦2012
―立大ハンドボール部特集A― ◎スピードスター・松井雄佑 1年時から試合に出場し、昨年はセンターとしてチームを牽引。「常にゴールを狙っている」とミドルレンジからのシュートも彼の得意な形だ。そんな彼が1部で戦い、感じたのは自分が"くさび"となる必要性だった。「2部では一人で行けていたけど、他の選手をいかすプレーも大事になってくる」。昨秋は松井への厳しいマークにより、チーム全体が滞ることがあったのは確かだった。 「常にゴールを狙っている」 その思いから、今オフは積極的に動いた。まず取り組んだのは戦術の見直しだ。ビデオを見返し、他大学の良い戦術を紙にまとめ、チーム全員に還元。練習でも人一倍、声を出し連携精度を高めた。また「横からのディフェンスに耐えられるために」と1部特有の強い守備にも対応できるよう、下半身強化にも取り組んでいる。 上背えがないこともあり、自身の持ち味をスピードだと語る松井。今季の目標は「得点ランキング3位以内」。背番号20に注目だ! 千葉・市川高出身。経営学部経営学科3年。背番号20。インターハイで2年連続ベスト8入り。 ◎ラストイヤーにかける男・望月亘 望月亘(社4=法政第二)がハンドボールを始めたのは中学生のスポーツテストを見ていた顧問の先生に誘われたのがきっかけだという。競技生活11年目の今年、最後の春季リーグを迎えている。最上級生として思うこと。それは「プレーでチームを引っ張りたい」ということである。 昨秋からチームで取り組んできたウェイトトレーニング。チームとしてのトレーニングに加え個人でもトレーニングしていた望月は効果を実感しているという。 「プレーで引っ張りたい」 今シーズンの目標は「1試合4点以上獲得」。入れ替え戦回避、8位以上を目標としている立大ハンドボール部。それぞれのチームに対策はしているか、という質問には個別の対策よりも「チーム作り」を重視していると話し、「ベストな状況で出来るようにみんなで競争して切磋琢磨していきたい」と語気を強めた。 聞き手をひきつけるキャラクターで場を盛り上げる彼は今シーズンも試合を引っ張り、魅せてくれるだろう。 東京・法政第二高出身。社会学部社会学科4年。背番号3。主将・高木とは高校時代に3度の対戦経験。1勝2敗と敗れたこともあり、「高木が同じ大学を受けると聞いていい気持ちはしなかった(笑)」という。好きな女性のタイプは純粋でお酒が飲める人。芸能人でいうと大島優子。 次回は工藤亮磨選手(コ4=添上)、岩井新太郎選手(社4=富岡)です。お楽しみに! (5月5日・石井文敏、大山茜)
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