〜第93代 立大水泳部新主将インタビュー〜 大橋勇斗(法4)
『背中を押す主将』 驚きました。主将という柄ではないし、正直「私でいいのか」と。部内でもタイムが1番速いわけではありませんし、前主将の清水(社4)さんがすごい方だったので比べてしまって。うまくチームをまとめられるのか不安でした。 ――前主将の清水さんなど周りの方からアドバイスは 清水さんにはいろいろと相談にのってもらっていました。「選手の1人1人の状況を把握したうえで、チームをまとめて引っ張っていけるような存在になれ」と。周りの先輩方からも「1年かけて成長していこう」と声をかけてもらいました。1年後に「主将をやってよかった」と思えるように今は頑張っています。チームを引っ張りつつも、後ろから押してあげられるような主将になりたいです。 ――主将として、大切にしていきたいことは 全員とのコミュニケーションが一番重要だと思っています。いまや部員数が1〜3年生だけで40人を越えている水泳部には、いろんな性格で、いろんな考え方を持った人たちが集まっています。全員に共通した練習方法を作るのは難しいのですが、関カレ・インカレで皆が自己ベストを出せるように、サポートしていきたいです。また、頼られることで自覚が出てきました。 ――チームの雰囲気作りについて 私が主将となってから事あるごとに厳しく言うようにしています。練習中に雰囲気が悪かったときなどはそれを指摘し「もっと声を出していこう」などと言っています。例年冬場はモチベーションが下がってしまうのですが、夏に向けての泳ぎ込みをする大事な時期です。モチベーションを下げないように盛り上げています。 ――「モチベーションを下げない」具体策は 部員の一人一人に話しかけて、その人の目標を把握します。それから、その目標を達成するために今何をすべきなのかを話し合いながらアドバイスするようにしています。 ――マネージャーさんとの連携は マネージャーには本当に感謝しています。選手たちには、日ごろ頑張ってくれているマネージャーに感謝して、しっかりと結果を出して恩返しするようにと言っています。 ――これからどういうチームを作っていきたいですか? 水泳は個人競技です。しかし、この水泳部は大学まで水泳が好きで続けてきた人間が集まっています。なので、"チーム"というものを強く意識して頑張っていこうと考えています。泳いでいる本人だけでなくて応援する側もすべてが一体となって、1つのレースを作り上げたいです。部員の誰かが自己ベストを出したら、その喜びを涙するぐらいまでみんなで分かち合うことができる、そんなまとまったチームを作っていきたいです。
"共泳"と"強栄"です。"共泳"は、チームとしてまとまって泳いで行こう。泳いでいる選手側も応援している側も1つとまとまって、目標に向かって頑張っていこう、と。"強栄"は、女子がシードを狙える位置にいることや、また男子もそれに負けないように頑張っていかなければいけない時期なので、強く栄えていこう、と。二つを合わせて、"共泳"をしている私たちが"強泳"していこうという意味も持っています。 ――最後に、今シーズンの具体的な目標を教えてください 関カレでは男子6位、女子3位。他大もどんどん力をつけてきていますが、そんな中でも男子はしっかりと1部残留をすること。女子に関しては1位も狙える勢いがありますので、上を目指していってほしいです。 インカレでは男子15位、女子8位。女子はシード校入り、男子はきちんと得点できる人が得点していけば確実に15番を狙えると考え、目標として設定しました。 ――ありがとうございました! (12月17日 松田莉奈)
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