2012年春季リーグ戦・直前インタビュー 〜試されるチームの総力〜
2011年秋季リーグ戦、19季ぶりの3部昇格を果たし胴上げをした立大卓球部。あの時の喜びは今でも忘れられない。しかしながら昇格したばかりの部なら必ず感じることがある。それは残留することの難しさである。卓球部もそれを痛感しているに違いない。OBもさることながら、卓球部に関わる人誰もが春季リーグ戦に注目している。残留か、否か。選手たちに今の心境を聞いてみた。
北脇慶亮(社3) ――来週の春季リーグ戦は初めての3部ですが? 練習試合でも3部校とは戦っているですが、負けています。ただ1勝でも勝ちたいっていう気持ちが強くなってきているのは感じます。4部で戦っていた頃よりも挑戦者だと思います。だからもっと小さな点や勝ちにこだわらないと。 ――今の調子はどうですか? 試合していても頭がさえていて、今は強いです。3部の雰囲気飲まれないようにだけしたいです。やっぱり今までとは全然雰囲気が違うので。 ――好調の原因は? 試合で絶対に負けたくないって気持ちがあるからだと思います。負けず嫌いなんですね。ただ4部のときはその気持ちで臨めば勝てたんですが、3部となると簡単には勝たせてもらえないだろうと思います。 ――3部に向けての課題は? 練習試合でもダブルスで負けることが多くて。ダブルスは絶対に試合で回ってくるので、ダブルスは勝ちたいです。3部では6単1複(6つのシングルスと1つのダブルスで行われる試合形式)になるのでよりチーム色が強くなって、なのでしっかり勝ってチームを盛り上げられるようにしたいですね。 ――最後に春季リーグ戦の意気込みを! 今までは岡田さん(OB)のチームだと言われてきましたが、もう岡田のチームじゃないんだぞって、岡田さんがいなくても勝てるぞって見せつけたいです。 高瀬聡(コ3) ――今のチーム状況は? 3部のチームと練習試合をするとどうしても負けてしまいますね。 ――リーグ戦の目標は? 1―3位以内を目指しています。ダブルスでもシングルスでもチームに貢献できればいいです。岡田さんという大黒柱がいない今チーム一丸となって頑張るしかない。3部で勝っていくためには単純な凡ミスをしないようにすることが不可欠ですね。 ――練習中に意識していること。 練習中もミスをしないようにしたり新しい技術を取り入れたりしています。また、声をよく出して雰囲気を出しています。 ――リーグ戦への意気込み。 土曜日に少なくても1勝して勢いをつけて2日目に望みたい。東京電気大には勝ちたいですね。5戦やって3勝2敗くらいにしたいです。 高橋遼平(理3) ――リーグ戦に向けて レギュラーから外れてしまったがしっかり練習して雰囲気を作っていきたいです。 ――リーグ戦の目標を教えてください 組み合わせによっては勝てると思うのでしっかり戦っていきたいです。3部1位の東大と練習試合をしていい勝負だったので全くかなわないわけではないと思います。 ――練習中に意識していることを教えてください 自分の練習の時はしっかりやって、相手の練習の時も相手のことを考えながらやっています。自分も相手も上達するように意識しています。 ――ここには勝ちたいという大学はありますか? 昨春まで4部だった獨協大には勝ちたいです。自信を持っていきたいので全勝する気でいきたいです。 吉川雄太(社3) ――リーグ戦に向けて 昨春にはレギュラーでしたが、秋でレギュラー落ちしてしまい1年ブランクがありますが、勝ちを上げていきたいです。 ――チーム状況はどんな感じですか? 岡田さんが抜けてしまい、その穴が空いてしまったのでチーム一丸で頑張っていきたいです。 ――目標をお願いします 試合に出る以上なんとしても勝ちたいです。 ――練習中に意識していることはありますか? 練習でもミスをなくし、最後まで油断しないようにしています。 ――ここには勝ちたいというチームはありますか? 東京電気大と神奈川大には勝ってなおかつもう少し勝っていきたいと思います。 加藤雅士(コ2) ――今の自分の状態はいかがですか? いい状態で臨めています。先週部内戦ではいい状態で臨めたのでこのままリーグ戦で戦いたいです。 ――今度の春季リーグ戦に出場すると公式戦出場は久しぶりでは? そうですね。でもやるしかないと思っています。ベンチにいる時も声出して、次につながるプレーをして、何かしらチームに貢献したいです。 ――今課題はありますか? 個人としてはフットワークを使って自分で攻めるプレーで部内戦もいい結果が出せたのでこれを磨きたいです。このプレースタイルで戦えるようフットワークの練習をしています。 ――今回カギとなる試合はどこだと思いますか? 初日の東大戦と獨協大です。ここでスッと負けるとこの後も厳しいのではないかと思います。ここで簡単に負けないように粘って試合をしたいです。また3部では1番手2番手が勝っても4勝しなきゃいけないので、3番手以降が勝たないとチームでは勝てないんですよ。そのためにも自分が勝てるよう頑張ります。 新井勇気(済2) ――チーム状態はどんな感じですか? ナーバスにはなっていないです。ここには勝つという感じで意気込んでいます。 ――目標をお願いします 1回は勝って入れ替え戦にいかないようにする。立大よりも格上の相手なので高望みはしないで1勝を狙います。3部に上がってすぐ落ちてしまっては上の代の人に申し訳ないので是が非でも残留したいです。 ――勝つために意識していることはありますか? 3勝3敗で回ってきたとしてもあまり気負わない。2年生あたりが頑張って勝ち星を稼ぎたいです。プレッシャーを感じてメンタル的に弱くならないようにしたいですね。 ――練習中に意識していることはあります? やっぱりミスしないこと、細かいところに慎重になること、相手に痛打されるような打球を打たないようにしています。相手に好きなことをさせないように意識している。 ――ここには勝ちたいというチームは? 情報はあまり把握してないですが東大に負けても切り替えて他の大学には勝つように行きたいですね。願わくは勝てたらいいなという感じです。 園田雅人主将(済4) ――今のチーム状況はいかがですか? 就職活動で自分が練習に来られない日があるのですが、3年生がまとめてくれているのでいい雰囲気です。またチームの実力が均衡していて3部でどれだけ通用するかは分かりませんが、チーム作りが上手くいっていると思います。 ――練習で心がけていることは? 各自の特徴を磨くことと簡単にミスしないことを心がけています。入れ替え戦でも感じた3部と4部の違いは、球の威力は同じでも返す力が3部の方があるということです。とにかく(球を)入れることを意識して、もっと繋げるプレーに変えようとチームでは考えています。 ――今回の春季リーグの目標は? 本当は優勝を目指したいところですが、今回は最低でも3部残留です。要の試合は東京電機大と神奈川大です。ここで勝ちたいと思います。 ――最後にリーグ戦に向けて意気込みを! 今までずっと決定戦まで行って負けていて、9年ほど4部にいてやっと3部になれたのでその分の先輩の思いが詰まっていると思っています。3部で勝てるかは分かりませんが、先輩の期待を裏切らないような結果を残したいです。 念願の3部で戦うことができる喜びと同時に、4部へ戻ってしまうかもしれないという怖さが入り混じる立大卓球部。試合形式も異なる3部と4部の差を乗り越えられるのか。今まで以上にチームの総力が試されるリーグ戦で、真の「3部立教」の名をつかみ取ってほしい。 (5月16日・島村海斗・山崎翔太)
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