春季リーグ戦2013
―慶大戦展望― 熱くなれ‐@‐ 昨年は春秋共に5位という結果に沈んだ立大。悲願の優勝を掴むべく臨む春季リーグ戦初戦の相手は、昨秋も初戦で当たった慶大だ。勝ち点を奪取して弾みをつけるのは、どちらになるのだろうか。 福谷(現・中日)と竹内(トヨタ自動車)のWエースが卒業した今、慶大投手陣の軸となるのは福谷から受け継いだ背番号「18」をつけた白村(4年=慶應義塾)だろう。慶応高校時代から有力視され一年春の新人戦では最速153キロをマークしたものの、二年秋から10ヶ月の休部。しかし彼はグラウンドから離れている間も腐る事なく己を鍛え続け、昨年7月末に練習に合流し、たちまち新エースの座へと上り詰めた。 そんな白村を打撃面から力付けるのが、一番に据える佐藤旭(3年=慶應義塾)と強力クリーンアップである藤本(3年=慶應義塾)だ。そして谷田(2年=谷田)と横尾(2年=日大三)の二年生コンビも欠かせない。 絶対的エースの小室(JX-ENEOS)がいなくなり立大の最大不安要素かと思われた。しかし「確かに絶対的エースはいないが、層の厚さでは負けていない」と語るのは大塚監督(昭57年法卒=岐阜)。平原(文4=帝京)、岡部(コ3=帝京)、寺田(社2=神戸国際大付)の四番争いもチームに良い刺激を与え、昨年までとはまた違ったスタイルの立大が見られそうだ。悲願の優勝へ。立大野球部の春が幕を開ける。 (4月12日・小野槙子)
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