春季リーグ戦2013

―東大戦展望―

熱くなれ‐D‐


    前節の早大に2連勝したことで、2年ぶりのAクラス入りが目前となった立大。最後に相対するのは、2010年の早大1回戦以来勝ち星が遠ざかっている東大だ。

主将を務める黒沢
   ここまでリーグ戦54連敗を喫し、苦しい戦いを強いられる東大。しかし、昨年末から今久留主成幸氏(元大洋ほか)と桑田真澄氏(元巨人ほか)を特別コーチとして招聘したこともあり、着実に進化を遂げている。特に5月4日の慶大1回戦では主将の黒沢(4年=渋谷幕張)を起点として、慶大のエース投手白村(4年=慶応義塾)から先制点を奪う場面もあった。投手陣では右腕の辰亥(2年=高松)、左腕の白砂(2年=修道)と、2年生の左右の両輪が活躍を見せる。失点を重ねる場面も目立つが、その多くは四球と失策が絡んでいるものだ。如何にこの両投手のリズムを乱すかが、東大戦のポイントとなるだろう。

    今季の立大の強さと言えばやはり接戦での勝負強さだ。ここまで勝利した5試合の内、実に4試合もが2点差以内での勝利となっている。それを支えているのは若き投手陣の存在だ。ルーキーながら1回戦を任せられる澤田圭(コ1=大阪桐蔭)や昨年から大きな成長を遂げた齊藤(営2=成田)らを筆頭に、投手陣が試合を作り、終盤での殊勲打に繋げる場面が多く見受けられる。打撃陣では現在、二遊間のコンビを組む安田(済3=桐蔭学園)と大城(コ2=興南)が打率の10傑入りを果たしており、好調な上位打線が東大投手陣に襲いかかる。また法大2回戦からスタメンに起用され始めた我如古(営3=興南)。勝負強い打撃が持ち味で、早大2回戦では4番に座り、先制の適時三塁打を放った。今まで出場機会がなく苦しんでいた彼の打撃にも大いに期待がかかる。
左のエース白砂


   Aクラス入りには絶対に落とせないこの東大2連戦。勝負強い立大の野球を見せることができれば、勝利の2文字は揺るがないだろう。今春の戦いの締めとしても、神宮のグラウンドで躍動する立大ナインの姿が期待される。


◆さあ、神宮へ行こう!◆
5/25(土) 対東大 13:00〜
5/26(日) 対東大 10:30〜

(5月23日・竹中進)





Copyright (C) 「立教スポーツ」編集部, All Rights Reserved.