秋季リーグ戦もついに後半戦へ。立大にもまだ『優勝』の２文字は残されている。その99年秋以来28季ぶりとなる栄光に向け、開幕をひかえた選手たちの決意を伺った。第４回となる今回は次世代を担う岡部通織選手（コ３＝帝京）と我如古盛次選手（営３＝興南）です。
☆岡部通織選手
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ピッチャーは齋藤（営２＝成田）・澤田圭（コ１＝大阪桐蔭）と二枚で頑張ってくれて、チームの目標である無駄な失点をやらないというのは達成できていたと思うのですが、優勝できなかったのはやはり打撃面…得点力不足が３位の原因かなと。個人としてはクリーンアップを打ったけれど、自分の納得する結果ではなかったですね。まぁでも、良い場面でも（例えば早大戦）でも逆転打を打てましたし、部分部分でも納得のいった打撃はできました
――３位という結果に対しては
どちらかというと、全然満足はしていないし、逆に３位をとったことで、優勝が手に届く場所にあったということが実感できましたし。そう考えたら、春は３位で良かったなというのがありますね
――課題は
ずっと外野を守っていて、守備に関しては、法大戦の１点もあげられない場面で走者を刺せなかったのが心残り。そこは意識して夏取り組んできました。打撃に関しては、全体としての得点力不足というのがあったので、振り込みはしてきたつもりです
――夏の宮崎キャンプでのテーマなどは
やはり打撃を中心に。キャンプでもそうですけど、キャンプ前はグラウンドが使えなかったので、特にティーバッティングでスイング量を確保して。数は本当に振ってきましたねこの夏は！ 朝から晩までずっと、天気にも恵まれすぎたので（笑）。暑かったですね
――自身の持ち味
抽象的ですけど、打撃ですかね。 低く外野の間を抜く打球を意識していつもやっていますね。だから打撃を注目してみて欲しいです！
――ご家族をはじめ支えてくれている方々に対して
母を含め、いつも電話をくれる方がいたりメールをくれる親戚の方がいたり、自分を応援してくださる方が多くいるなっていうのがリーグ戦になると実感しますし。感謝というよりは、自分が試合で活躍し良い報告をできることが感謝だと思っているので。自分は試合で結果をだし、良い報告ができるよういつも心がけています
――優勝に必要なもの
やはりチームスポーツなので。春でたとえると、ピッチャーだけ頑張っても優勝には届きませんし、かといってバッターだけ頑張っても優勝はできないと思うので。投手と打撃のつりあいが大事じゃないかと
――抱負をお願いします
今のところ４番を打たせていただいて、打撃で活躍したいと思っています！
――ありがとうございました！
◆岡部通織（おかべ・みちおり）１９９２年６月４日東京都生まれ。コミュニティ福祉学部３年。13年六大学オールスター代表。左投左打／外野手／帝京／１７８㌢77㌔
☆我如古盛次選手
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春から出場が増えて今までと比べると結果も出せた。チャンスで回ってくる機会が多くてその打席での仕事はできたかなと思います
――宮崎キャンプの重点的に取り組んだこととは
ランナーを返して点にからむバッティングを心懸けて。守備面ではファーストを守らせてもらっていたのですが、サードでは安定した送球を強化して、ファーストでは最低限のプレーを、と。やっぱりサードの方が得意というのはありますが、実力が判断基準なので試合のなかで結果を出していき、またコンディションで負けないように、ポジション争いでは勝っていきたい
――キャンプ中やオープン戦で見えた課題などは
点が欲しいところで絡められなかった。打席に入るまでの準備をリーグ戦までに作っていきたいですね。特に気持ちの面で、打席に入ってからその場面を感じるのではなく、打席に入る前からイメージしてモチベーションを作っていくというのが大事だと実感しました
――１年次からコンスタントに出場されている
そうですね、１年の時は大学野球で通用する体ではないところから入ってしまっていて、試合以前の段階だった。２年の秋が終わったとき不甲斐ないというか、注目くさせてもらっているのにという部分もあり悔しかった。３、４年になって自分の野球をやっていきたいという気持ちは強くなりました
――乗り越えてきた部分、強化した部分などは
体作りのための筋力トレーニングを。その変化が春に出てきて、さらにそこに技術もついてきて上手くリーグに間に合ったと思います
――プレッシャーなどは
それは感じないが結果が出てないのがやっぱり悔しい。その悔しさをパワーに！
――同じ興南出身の大城選手（コ２）の存在は
同じ高校からきてというのは試合やっていても楽しいし、あいつは結果を出しているので自分が結果を出したらおもしろくなるのかなと
――秋の意気込み
まずは全試合に出られるように。チャンスでは点に絡める部分は全て返せるようにしたい。優勝を狙っています
――座右の銘をお願いします
『我琉』。自分らしく自分流にという。積極的なプレーをしていきたいです
――ありがとうございました！
◆我如古盛次（がねこ・もりつぐ）１９９２年９月６日沖縄県生まれ。経営学部３年。13年六大学オールスター代表。右投右打／内野手／興南／１７０㌢70㌔
第５回は小尾拓大選手（営３＝大垣日大）、寺田陽光選手（社２＝神戸国際大附）です。お楽しみに！
（10月11日・取材／編集＝小野槙子、寺門奈緒）