「人間をつくってくれた所」
DL#2阿知波将之(法4) 〇今の気持ち ――試合でミスが起きてしまったというのが1つ大きな要因だと思います。試合でミスをしてしまうとそれがすごくそのミスだけでなくモメンタムを持っていかれたり、すごく大きな原因に繋がっていくと分かってはいるんですけど、どうしてもやはりそれでミスが起きてしまうというのが今日一番大きかったと思います。 〇今シーズンのチームについて ――全敗という結果で終わったんですが、どの試合も必ずターニングポイントになるべき瞬間、勝負がつくかつかないかと決まる瞬間でやはり毎回粘り切れなかったというのがずっと続いたリーグ戦だったと思います。80年の代という非常に大きな節目で絶対に勝たなくてはならないという、本当に絶対に勝たなくてはならない特に勝たなくてはならない節目だったんですけど、こういう結果になってしまったということは忘れられないです。 〇Rushersの存在 ――自分の人間性だったりいろんな自分自体、人間をつくってくれた所ですね。 〇後輩たちに伝えたいこと ――厳しくないシーズンというのは絶対にないと思うので、必ず毎年毎年いろんな局面で厳しい瞬間があると思うんですけど、そうなった時に今日の試合の結果だったり今日の試合の後の雰囲気、みんなの泣き崩れている姿を思い出してどんなに厳しい瞬間が来たとしてもみんなが泣いていたり負けたという結果があった現実を思い出してどんなに厳しくても思い出してそれを糧にしてくれればなと思います。 「他に変えようもないかけがえのないもの」
DB#6村田陸(社4) 〇今の気持ち ――率直に悔しいっていうのと後輩に申し訳ないなってのが今の気持ちです。 〇リーグ最終戦を終えてから ――そうですね…。4年として絶対に負けられない試合だったんでそれに向けて出来るのことは皆でやろうって思ってたんですけど、今考えればもっと出来ることかがあったのかなって本当に悔しいです。 〇4年生として ――正直自分は全然4年らしい動きは出来てなかったなって思ってて、自分の本当に好きなようにやらしてもらってて。気を配ったことといえばなんだろな…自分はレギュラーとして出ていたんでそこで少しでも見本になるようなプレーが出来たらなと思って常にやっていました。 〇アメフトを始めたきっかけ ――フットボールやっていた親父の影響ってのがあって、高校までずっと野球をやってて野球をやるかフットボールをやるかってので少し迷った部分はあるんですけど、野球よりはフットボールの方が家族じゃないですけど皆で一丸となって戦う感じが強いなと感じてて、小学校から立教だったのでラッシャーズと触れ合う機会も多く、特にラッシャーズという存在に憧れていたというのがあって大学からアメフトを始めました。 〇4年間Rushersで過ごして ――いやーもう最高な4年間を過ごせました。最後は本当に悔しい結果で終わってしまったんですけど、本当に感謝してます。 〇Rushersの存在 ――他に変えようもないかけがえのないものです。 〇今シーズン得たもの ――あきらめない気持ちっていうか、秋シーズンずっと負けていていっつも苦しい展開が続いていくなかでどれだけ踏ん張れるかっていう、踏ん張り切れなかったんですけどそこのメンタルの部分で負けん気じゃないですけどそれは身についたかなと思います。 〇後輩へのメッセージ ――本当にまず最初に来年日本一というのを目指せない環境にしてしまったことをまず申し訳ないと思っているのと、あとは絶対後輩たちならすぐ来年TOP8に戻って日本一になれる実力はあると思ってるのでそこをまず頑張ってほしいと思ってます。 「厳しさと楽しさを教えてくれた」
QB#8瀬本頼一(社4) 〇今の気持ち ――下級生、特に3年生に申し訳ない気持ちです。支えてくれたスタッフのみなに、アナライジングの仲間だったり、今日も沢山応援に来て下さったOBの皆様にこういう結果になってしまったのが素直に申し訳ないです。 〇シーズンで得たもの ――自分のことを信じるというか最後の最後まであきらめないで可能性を信じて、ということですね。 〇野球からアメリカンフットボールを始めたきっかけ ――試合を見に行ってすごく観客であったり出ている選手以外もすごくみんな一体となってやっている姿を見てアメリカンフットボールってすごくいいチームスポーツだなというかそういう象徴だな、と思って。その中で高校でやっていた人間とかが誘ってくれたりとか先輩がやっていたりとか、そういうのもあって大学でアメフト頑張ろうかなと思い始めました。 〇未経験で入ったアメフトの世界、そしてRushersの存在 ――厳しさとアメフトというスポーツの楽しさを教えてもらいました。自分がラッシャーズでいろいろ教わって、未経験だから皆よりスタートは遅いし、QBというポジションは周りはもっとできる人間がいるのに自分だけ足を引っ張っているという状況が続いて、その中でどう頑張っていくか、ハンデがある中でどうそれを乗り越えていくかがすごく勉強になりました。 〇後輩へ ――来年絶対にBIG8で全勝して入れ替えでも入れ替えに来たやつを倒して、またTOPという舞台でラッシャーズが今後できるように必ず。俺らの分までやってもらいたいと思います。 〇今後の関わり方 ――自分自身がフットボールをやろうとは思っていないんですけど、お世話になったラッシャーズ、アメフトは好きなので、何らかの形で恩返しができるように。自分がまずできるのは応援、全試合行くことであったりとか、少しでも今の3年生のきつい時とかにサポートしたりとか自分の中で少しでも技術的なところでも教えられたらいいですし、後々はこのラッシャーズがずっと日本一がとれる力を持てるようなチームにするために少しでも支援できたりとかそういったことができたらいいと思います。 「4年間を捧げたいって思って入った場でできた家族」
LB#9上田晃之助(法4)
〇今の気持ち――自分自身4年生としてとにかく1勝でもしたくて特に入れ替え戦の場で絶対勝たなきゃいけない試合で勝てなくて率直に悔しいです。あとは下級生に甲子園ボウルという最高の舞台を目指す準備すらできないようにしてしまったのは非常に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。 〇今シーズンを振り返って ――シーズン序盤に怪我してしまって手術を受けて出遅れてしまったんですけど、ディフェンスコーディネーターの津田さんに「今年のディフェンスはお前と坂口一緒に心中するっていう気持ちでディフェンスを作っている」って言葉をもらって、ここでめげてちゃいけないなって強く思いました。坂口はフィールドで引っ張ってくれたんで自分はフィールド外で補いきれないとこを補うようにして今年のディフェンスを作りました。 〇4年間を振り返って ――長くもあり短くもあったかな。1つ言えるのは支えてくれる周りの環境だったり監督、コーチ陣や応援してくださるOB・OGさんに感謝する気持ちが改めて芽生えましたね。あとは4年間通して強く思ったのは親への感謝ですね。ただでさえお金のかかるアメフトってスポーツをやらせてもらって手術も2回もしたのに文句も言わずに、むしろがんばれって応援してくれたりとにかく感謝ってことをいろいろな方面から学べた4年間だったなと思います。 〇Rushersとは ――普段の練習から「One Family」っていうスローガンを掲げてやってきてたんで、シーズンがどんどん深まっていくうちに1つの家族としてお互い信頼し合って時には厳しくしたり皆でワイワイしたり本当に家族同然かなって思います。監督が仰ってたんですけど親とかの家族は選ばれた家族でラッシャーズというのは自分が入りたい、4年間を捧げたいって思って入った場の家族だと思います。そういう意味では何にも代えがたい存在ですね。 〇後輩へ ――本当に甲子園ボウルを目指す準備をさせてあげられないのは本当に申し訳ないなと思います。その分なにがあってもいつでもラッシャーズを応援して支えるつもりでいるので来年は単純にTOP8への昇格じゃなくて圧倒的なパワーを見せつけて初戦から入れ替え戦まで手つけられないなって言われるくらい強いチームを作って自信を持って返り咲いてほしいなと思います。 <次ページへ続く> |