秋季リーグ戦2014
―澤田圭佑選手、藤田凌司選手 ロングインタビュー― 和〜一球のために〜S〜 今春、溝口智成新監督のもと挑んだ最初のシーズンは4位という結果だった。ひと夏を越えて、優勝を果たせば30季ぶりとなる秋季リーグ戦の開幕を迎えた。開幕週は法大相手に2連勝し、好スタートを切った立大。15年前の秋以来の悲願へ――。6回にわたるロングインタビュー企画の最終回となる今回は、澤田圭佑選手(コ2=大阪桐蔭)、藤田凌司選手(営1=県岐阜商)です。
☆澤田圭佑選手(コ2=大阪桐蔭)
――春季リーグを振り返っていただいて 悪くもなく良くもなく終わったので。でも最後けがをして投げられなかったのはちょっと残念ですけど。なので、まぁまぁのシーズンって感じでしたかね。
――明大戦のけがはどのような感じだったのでしょうかは 左脇腹の肉離れで変わりました。治すのに2〜3週間かかりましたね。 ――特に印象に残っている登板はありますか 特にはないです。1試合1試合苦しかったなぁと思います。 ――夏季キャンプはいかがでしたか 満足できる結果は出せなかったです。でも春以降やってきたことは結構できるようになっていたので、手応えは感じますね。 ――具体的には? 春終わってからずっとインコース投げる練習してたんで、それはすごい良くなってきたかなと思います。 ――グラブの色を変えられたと思うのですが、何か理由があるのですか 気分転換ですね。赤ばっかりだったので、たまにはチームの色と同じネイビーを。その方がユニフォームにも合うのかなって、本当そんな軽い感じです。 ――立大が優勝するために必要なものは何だと思いますか やっぱ点を取られないことが一番勝つ確率高いと思うんで。自分が点を取られなかったら全試合勝てると思うんで、絶対点を取られないように頑張りたいです。 ――秋季リーグ戦へ向けての抱負をお願いします ピッチャーは勝つことが一番なので。六大の中で一番勝てたら良いかなって。個人的にも去年の秋は5勝できているんで、今年はそれより上を目指して頑張りたいなと思います。 ――ありがとうございました! ◆澤田圭佑(さわだ・けいすけ)1994年4月27日愛媛県生まれ。コミュニティ福祉学部2年。右投左打/投手/大阪桐蔭/178a90`
☆藤田凌司選手(営1=県岐阜商)
――立大を選んだ理由は何ですか 高校時代から神宮での試合を見たりしていて、その時に神宮の舞台に立ちたいと思ったからですね。春の甲子園の時とか一応結果は残せたんで、大塚前監督(昭57年卒)から声をかけていただいたのもあって。先輩も立大に来ていたので。
――ここまで大学野球を経験してきての感想を教えて下さい 高校の時は多少失投しても抑えられるかなというのがあったんですけど、大学野球で六大学のレベルになってくると失投を逃さず打ってくるのでちょっとでも甘い球が行くと打たれてしまうので制球力が大事だなと感じますね。高校時代よりコースを意識しないと。 ――高校と大学の違いは何だと感じますか 生活面では、高校の時は実家通いで親に任せるところもあったけど、大学に入ってからは寮で、自分でやらなきゃいけないことも増えたので、自律心というかそういうものが芽生えてきたかなと思います。 ――大学へ入って衝撃を受けた選手はいますか 澤田さんですね。低めをどんどん突く投球術とか他大の選手に比べて全然違う。憧れますね。闘争心はものすごいです。自分もリーグ戦で投げることがあれば見習いたいです。 ――1年生ながらA軍キャンプにも帯同されましたが、この夏をどのように過ごしてきましたか 新人戦が終わってから監督さんとも話していたんですけど、自分はスピードがない分コースの投げ分けで勝負していかなくてはならないので、ピッチング練習から自分のテーマにしてきました。 ――澤田選手や田村(コ2=報徳学園)選手など、上級生のピッチャーとはどのような話をされるのですか ピッチングのこととかで悩むこととかあるんですけど、そういう時にアドバイスとかもらったりしますね。あんまり深く考えすぎず、自分との戦いだっていうアドバイスをもらって気持ち的に助かってます。 ――1年生ですが大きな舞台で緊張はないのですか 甲子園に二回出てるんですけど、一回目はめちゃくちゃ緊張して球もいかずに打たれることがあって。その中で二回目の甲子園はある程度の余裕をもって投げれましたね。神宮はこの前の新人戦で経験させてもらったんでその経験を糧にしていけたらと思います。 ――プレーしているときはどんな気持ちか 気持ちで負けたら負けだと思っているので、それだけは負けないように闘争心出して相手に向かっていきたいですね。 ――自分の性格をどう分析しますか そんなにガツガツしてないです。私生活ではおとなしいですね。でも野球の面では誰にも負けない強気を出したい。別人みたいな気持ちを出していきたいです。 ――強い気持ちはいつからですか 小さいころから高校野球しか見てなくて。その中で強気な選手とか、吠えているところとか見て自分もこうやってみたらいいピッチングができるかなぁと思って。小学校2年生から野球をやってるんですけど、ピッチャーとかやるときはいつもとは違う自分を心がけてますね。 ――大事にしている言葉はありますか 色々あるんですけど、「一球一生」って言葉です。一球に魂込めて投げることを意味しています。親が監督やっていた時からずっと大事にしてきました。 ――秋季リーグ戦へ向けての抱負をお願いします 自分の与えられた場面でしっかり抑えて、チームの勝利、優勝に貢献したいと思います。 ――ありがとうございました! ◆藤田凌司(ふじた・りょうじ)1995年11月30日岐阜県生まれ。経営学部1年。左投左打/投手/県岐阜商/173a73` インタビュー特集は今回が最終回となります。いつも快く取材を受けて下さる野球部の皆さまに厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。 次回は和〜一球のために〜21〜です。お楽しみに! (8月30日・取材=小野槙子、永野伽那子、唐澤大/編集=赤津亮太)
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