ゴルフ部

春季対抗戦直前ロングインタビュー



Vol.3、高橋晋伸輔

〜 「期待の星」から「ゴルフ部のエース」へ 〜


   「期待の1年生」として高橋(済2)がゴルフ部に入部したのは今から1年前。昨春の対抗戦では本来の力を発揮できなかったものの、昨秋はチームトップのスコアを残し大器の片りんをのぞかせた。そして今では主将の三崎(営4)に「うちのチームのエース」とまで言わしめる存在へと成長。4年間で目指すという壮大な目標についても語ってくれた。



高橋晋伸輔(済2)


――昨年はどんな1年でしたか
自分は入部したてで、最初のリーグ戦ではあまり貢献することができなくて。でもその中で2位でしたけどCブロックに上がれたのは大きかった。その時には慶應に負けてしまって2位で昇格だったんですけど、今度は絶対に勝つっていう気持ちで、Dブロックから上がったのでCブロックの1番下からのスタートだったんですけど、その中でもトップを目指してくっていう気持ちを忘れずに行った結果、みんないいスコアで上がってきて。Cブロックで3位になれたっていうのは大きくて。その後もみんな練習をすごい頑張ってて、今の意気込みにもつながっているんだと思います。

――B昇格への手応えなどはいかがですか
去年とコースが変わって、万木城カントリークラブというとこでやるんですけど、試合でどれくらい出せるのかっていうのはまだ未知数だと思うので。自分たちは合宿などもそこで行って結構ラウンドしていてそれなりのスコアは出せてきているので、それが試合で出せれば行けるんじゃないのかっていうのはやっぱり思ってます。

――秋から今までに自身で取り組んできたことはありますか
(万木城は)長いコースなので、ショットの安定性が重要だと思ってます。きっちりフェアウェイに置いて、いいところから打つことが重要だと思っている。それで乗ったら今度は際どい距離のパターを決めていくことがスコアに関わると思ってたので、家でもやっぱりパターの練習は欠かさないようにして、毎日練習場には通うようにしてます。

――技術的な部分ではどうですか
ちょっと大振りに振ってしまうことがありました。少し飛距離に固執してたところがあったんで、今回は長いコースなんですけど、そこは飛距離に頼らず正確性で勝負してこうと思っていて、球のブレ幅っていうのに注目してやってました。自分でアメリカの方に長期合宿にも行ったりしたんですけど、その時に1か月間みっちりスイングの改造もしてきました。

――今回の対抗戦に出場する1年生がいると伺ったのですが
自分が1年生の時にリーグ戦に出たんですけど。自分は高校の時にいろんな試合出てたんですけど、やっぱり大学の団体戦でリーグ戦とはまた変わったものがあって。自分はその雰囲気に飲まれてしまったというのもあります。1年生には期待してるところもあるんですけど、もし出れたなら、雰囲気に飲まれないで頑張ってほしいなと思います。

――自分自身は昨年、その雰囲気に飲まれないように何か意識していたことはありましたか 先輩方と一緒に春季のリーグ戦会場のところに行ったりだとか、チームとしていろんなことを話し合ったりとかしました。やっぱり慶應に春季のときに負けたっていうことがみんな悔しくて。「今度は勝とう」という、そういう気持ちでチーム一丸となってたというのはあると思います。

――三崎さんは主将2年目を迎えますが
三崎さんは、きちっとするときはきちっとしていて、楽しくするとこは楽しくして下さるので、すごくやりやすいですし、やっぱり主将のオーラがあります。すごく尊敬してます。そしてトップが変わらなかったっていうことで、今回望むメンバーも去年のCブロック3位のときと同じ。だから「またやれるぞ」という気持ちはありますし、やっぱり部活としても4年体制になっただけなので、さらに1年生の元気もあって活気づいているので、なんか、行ける気がします。

――今年の目標を教えてください
日本学生という個人の試合、全日本に出ることがあるんですけど、そこでいい結果を。あとは三崎さんが最後の年なので、絶対にBブロックに昇格させて卒業させたいです。

――全日本で目指したい位置はあるのですか
長いスパンになると思うんですけど、4年間でトップ10には絶対入りたいと思ってます。

――では最後に、リーグ戦に向けて意気込みをお願いします
あと少しかないので、どこを直せば1打でもスコアが良くなるかということを毎日考えて、チームの和というのも試合も近いのでどんどん固めていって、みんなでBブロックを目指して頑張れるように締めていきたいです!

――ありがとうございました!




    大学ゴルフを1年経験し、さらに成長著しい高橋。「あいつはすごく化けると思う」と、三崎も彼のゴルフセンスに太鼓判を押す。Bブロック昇格の立役者となるべく、彼は進化を続けていく。それはきっと、全日本でトップ10という大きな目標へ、必ず続いていくはずだ。

(5月16日・編集:赤津亮太、インタビュアー:岡田祐樹、赤津亮太、大岩洸太、齋藤麗央)





Copyright (C) 立教スポーツ編集部, All Rights Reserved.