柔道部

〜激闘の2013年、そして飛躍の今シーズンへ〜


  昨年11月下旬、主な大会が終わり、オフシーズンが近づくころ明学大との定期戦が新座キャンパスにて行われた。長い伝統を持つ毎年の恒例行事であり、終始和やかな雰囲気に包まれていた。1セット11試合を2セット行う形式で立大は1セット目を2−6、2セット目を3−5とどちらも敗北。だがそこから見えてきたものもあったようだ。2013年度、男女ともに様々な結果を残してきた立大柔道部。彼らはそこから何を得、何を進化させるのだろうか。激闘の昨シーズンを戦績とともに振り返り、期待のかかる今シーズンを展望した。

好調な滑り出しと厳しい結果

昨年、1年生ながらもチームを引っ張った佐藤(コ1)
  2013年度もシーズンの皮切りとなったのはオールミッションだった。昨年の会場は講道館。柔道の聖地とも呼ばれる講道館で立大は大奮闘。個人では松尾(異3)が史上初となる準優勝を、男子団体では前年の雪辱を果たし見事1部復帰を決めた。2部降格から奮起した4年生や新たなメンバーとして加わった1年生の団結と努力の成果が早くも姿を現し、幸先の良いスタートを切った立大。しかし、その勢いを保つことが難しい。オールミッションのすぐ後に行われる東京学生では全日本学生出場を目指していた男子7人制でまさかの初戦敗退。試合は前半、相手の大正大に0−3と後がない状態に。底力を発揮した後半で3−3と巻き返すことに成功するも、結果は3勝3敗1引き分け。勝利の内容で相手が上回ったため、立大の敗退となった。この東京学生の結果が響き、秋に行われる全日本学生個人戦への出場枠も得られず、厳しい結果に終わった。

3人娘の集大成

  立大柔道部を支えているのはもちろん男子だけではない。近年、少人数ながら努力を重ねることで記録を伸ばし続けていたのが女子3人制団体だ。入部当初から柔道部をけん引する存在だった小宮(14年度卒)を筆頭とする、黒澤(コ4)と小林慶(コ4)の3人娘である。昨年度はその3人で出場することのできる最後の年。全日本学生上位入賞だけを見据えて練習にも耐えた。東京学生を危なげなく通過し、迎えた全日本学生の舞台。先鋒に小宮が立ち、懸命なプレーで仲間を鼓舞し勢いを与える。強くなるために様々な厳しい練習を一緒に乗り越えてきた彼女たちの結束力は試合にもあらわれ、強い武器となった。そして史上初となるベスト8を達成。次世代へとつながる新たな歴史を立大柔道部史に刻み込んだ。

未来のエースたち

  立大柔道部を語る上で忘れてはならないのは、昨年新たに入部してきた1年生の存在だ。先輩の気持ちを引き締めさせるような力を持ったルーキーたちが着々と実力を伸ばしてきている。シーズン前半の20歳以下のもののみに出場権が与えられる大会である東京ジュニアでは、東京地区のレベルが高いこともあり思うように結果を残せなかった。しかし練習を重ね、試合の場数を踏むことで彼らの才能が開花し、シーズン後半の二部大会ではチームの勝利に貢献する場面がぐっと増えた。今まで部を支えてきた4年生が引退してしまうのと引き換えに、1年生一人一人が大きな成長を遂げてきた。

今シーズンへ

組み合う新主将・須賀
  今シーズン、立大柔道部をまとめるのは、新主将・須賀(社4)。本人はけがのため先シーズンは試合出場が難しかった。しかし、去年度の終わりごろから練習を再開。秋の前回出場枠を得ることができなかった全日本学生出場へ向けて静かに闘志を燃やしている。留学から復帰する立大不動のエース・松尾や、新たにチームに加わった新1年生にも期待を寄せ、須賀率いる立大柔道部は、今シーズンを準備万端で迎えようとしている。

  いつも楽しげな雰囲気が溢れている立大柔道部。その仲の良さをどこにも負けない団結力に変え、今シーズンも上位を狙いに行く。まずは直近のオールミッション、東京学生から。きっと素晴らしい活躍を見せ、目標の全日本の舞台へと駆け上っていくことだろう。
(5月8日・石山ゆりあ)



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