(箱根は4年生のためにあると監督はよく仰いますが、4年生の活躍はどうでしたか?)今年長距離の4年生が全員エントリーして全員が走れて、(チームのタイムとなる)10番以内に入っているので、それは価値があると思いますね。そういう姿を4年生がしっかり見せないと次の世代が育っていかない。幹部交代しているけど、3年生がしっかりまとまるには4年生が良いところを見せないといけないと思います。来年また4年生が全員エントリーできるようになってくれればチームも良くなると思います。
中村嘉孝コーチ(08年度卒)
ちょっと暑かったのでそれをペース面で想定できてなくて、普段ベストコンディションで走れるペース配分で走っていたので、そこで後半にガタが来てしまったかなという印象です。そこの柔軟性があったらもう少し全体的な総合タイムは良かったかなと思いますが、立教記録を切りたいという思いがすごく強かったので、それに向けて走るには引くに引けないというか、記録を狙った結果だったと思います。4年生中心に夏合宿なども自分たちで意識を高めて、ほとんど学生主体で本当に頑張ってやってくれていました。それを思うと悔しいと思いますが、また後輩たちが今年走ったメンバー中心に頑張ってくれると思います。立教は、学生が自分たちでメニューを決めて自分たちで合宿も組んで自分たちで向かっていく、というところが強みだと思って頑張ってほしいなと期待しています。
下級生の多くが語ってくれた「4年生のためにも」という思い。悔しくも立教記録更新を果たすことはできなかったが、選手たちはすでに来年へ気持ちを切り替えている。立大の強みである学生主体の体制を活かし、一歩一歩着実な成長を続けてほしい。
(取材=糸瀬裕子、宇野静華、長田優太、大島佳奈子、櫻井遥、
添田美月、永野伽那子、藤井俊、編集=櫻井遥)
Copyright (C) 立教スポーツ編集部, All Rights Reserved.