革命@

春季リーグ戦2016

澤田圭祐主将


   昨年は春5位、秋4位とBクラスに甘んじた立大野球部。今シーズン33季ぶりの優勝を狙うチームを引っ張るのが、主将・澤田圭祐(コ4=大阪桐蔭)。一年時からエースとして常にチームの顔であった彼が、今年いよいよラストシーズンを迎える。個人としてもチームとしても「革命」を起こすために必要なこととは・・・。


◆澤田 圭祐(コ4=大阪桐蔭)◆

今季の抱負を語る澤田圭
―昨シーズンはどんなシーズンでしたか
   納得のいく結果が出なかったので結構苦しみましたね。
   (――その要因は) 力不足ですね。これまでのシーズンとの違いは分からないですけど結果が出なかったので、自分の力が無かったって解釈するしかないと思います。

―主将になられた経緯は
   自分はあまりやる気ではなかったのですが、皆からの投票で。今はもうしっかりやらないといけないので、しっかりやっているつもりですね。
   (――新チームになって数ヶ月経ちましたがいかがですか) 主将になったことによる責任感や、プレッシャーはあまり感じないです。自分が結構自由な感じでやっているので、任せるところが多いですし、個人個人の意識に任せてやっているので、自分が先頭に立って全部引っ張るという形ではないと思います。

―新チームの特徴はどのようなところだと思われますか
   特徴としては勢いのある選手が揃っているかなと思います。勝てないと評価されないと思うので、勝てるチームになっていければと思います。勝つチーム、優勝するチームには、もちろん実力がないと勝てないと思うので、まずはそこを一番に。どうやったらみんないいプレーができるかっていうのを考えるのが一番大事だと思います。

―キャンプについて振り返っていただけますか
   3週間というのも自分が4年間やってきた中で1番長いキャンプとなったのですが、内容も量もすごく積めたというか、充実していたキャンプだったと思います。試合でも連勝が続いて、内容がいい試合も悪い試合もあったのですが、結果的に勝ちが多かったのでそれなりにいいキャンプになったかなと思います。
   (――キャンプのMVPは) 熊谷(コ3=仙台育英)じゃないですか。新チームになってからは一層練習を頑張っていると思います。キャンプでは一番早くにグラウンドに行って最後まで練習してっていうことをやっていましたし、バッティングでも一番打っているし、守備の面でも一番成長していますね。

―ご自身は現役最多の18勝を挙げられていますが、プレッシャーは感じますか
   全くないですね。
   (――勝利に対するこだわりなどは) 負けるよりは勝っている方がいいかなと思うので、試合をするにあたってそこを一番の目標にしています。今年意識しているのはストライクをどんどんとっていくタイプなので全部の球種の精度をあげること。もっと細かいことを言うのならば三振の数をどうやって増やしていくかが大事かなと思います。三振取れるボールがあったほうがピンチの時でも余裕が出るので。

自らのアピールポイントを『全部』と語った澤田圭
―今年一年はどんな年にしたいですか
   この3年間一回も優勝できていないので、そこに対しての不満はOBの方や、応援してくださっている方も持っていると思います。でもその反面期待されている面もある年になると思うので、その期待に答えられるように、結果として優勝できるようにやっていきたいなと思います。そのために主将としては、しっかり結果出さないとみんなついてきてくれないと思うので、しっかり自分も個人的に納得できる数字を出したいなと思います。

―優勝のために必要なこととは
   ピッチャー陣としては0点に抑えることです。でも今年は特にバッティングに信頼があるというか、結構点が取れる試合が多いので、自分としては結構楽に投げさせてもらっている試合が多いです。新チームになってから野手はすごく振れていますね。チーム全体としては、自分含め多くの選手は一回しか優勝争いを経験していないので、その状況に置かれた時にどれだけ冷静な判断ができるかというか、そのプレッシャーのかかる場面の中でどういう判断をするかっていうのが一番大事な鍵になるかなと思います。

―プロ野球、というものも視野に入ってくる一年。どこをアピールしていきたいですか
   全部です。全てにおいてレベルアップしないとまだまだいけないと思うので。スカウトの方が、その球団のピッチャーと比べて良くないなという判断をされたらやっぱり指名されないので。逆に全てにおいてレベルアップして、プロで通用できる選手だなという捉え方をされることによってプロへの道は近くなると思うので、これって決めずにピッチャーとしてのスキルを全部上げないといけないなと思います。

―最後に今シーズンの意気込みをお願いします!
   個人的なことよりも1イニングでも多く投げて、チームの優勝に少しでも貢献できるようにやっていきたいなと思います。

―ありがとうございました!

◆澤田圭祐(さわだ・けいすけ)1994年4月27日愛媛県生まれ。コミュニティ福祉学部4年。右投左打/投手(主将)/大阪桐蔭/178a90`


第2回は、佐藤拓也副将(コ4=浦和学院)と田村伊知郎副将(コ4=報徳学園)です。お楽しみに!



(3月24日 取材・入江萌乃、大宮慎次朗/編集・入江萌乃)





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