革命I
秋季リーグ戦2016 ―東大戦展望― 楽しみは秋まで残しておいた。ここまで立大は、初戦の法大、続く早大とのカードを圧倒的な打力で連取。春季2位の雪辱に向け、このままVロードを突き進みたいところだ。
昨季3勝の原動力となった東大打線。今季も明大・星(4年=宇都宮工)から4得点、慶大2回戦では先発投手をノックアウトし計6点を奪うなど全く侮れない。面白いのがエース宮台(3年=湘南)の代打起用だ。春は圧巻の投球が注目を集めた彼だが、打撃でも18打数6安打、打率.333と野手顔負けの成績を残している。今季いまだ登板はないものの、代打では4試合に登場。予想外の脅威が立ちはだかる。
対する立大は、大黒柱・澤田圭(コ4=大阪桐蔭)のリリーフ転向が功を奏している。リードしていれば先発の後を継ぐクローザ―の役割、ビハインド時は闘志むき出しの投球で味方を鼓舞する。早大2回戦、1点ビハインドの8回から登板し、次の攻撃で味方打線が逆転したのは偶然ではない。その試合後、打線の中核である田中和(法4=西南学院)はリリーバー・澤田圭の存在感をこう表現した。「例えば、立大が5点取って相手に5点取られても『まだ後ろには澤田がいる』という安心感があります」。監督、野手から絶対的な信頼を得ている澤田圭の存在はチーム全体に良い影響をもたらしている。 東大戦は「勝つのが当たり前」という風潮がゆえ、初戦を落とすと計り知れないプレッシャーが襲い掛かる。まずは1勝を。赤門をくぐり抜けた先には、悲願への明るい未来が待っている。
◆さあ、神宮へ行こう!◆
10/8(土) 対東大 11:00〜 10/9(日) 対東大 13:30〜(開始予定) (10月7日・栗原一徳)
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