その名の通りアメリカ発祥のスポーツだ。 ビッグな男たちがビッグなプレーで観客を魅了する。 どこからタックルが飛んでくるか≠ネんてわかったものじゃない。ボールを持っているか≠ネんてことも関係ない。スキさえあれば叩きつぶす。そしてその逆もまたしかり。フィールドに立てばそこはいつでも倒すか倒されるかの戦場だ。ひとつの道を見出すためにいくつもの作戦が練られ、何人ものプレーヤーが動く。ただ相手を倒せばいいわけじゃない。当たり負けしないフィジカルはもちろん、オールラウンドに働く頭だって必要となる。激しさの中に隠れている繊細さ、それもこのスポーツの大きな魅力だ。 そんなアメフトを、日本、ひいては大学スポーツ界に広めたのは紛れもなく我らが立教大学(知っていましたか?)。ラッシャーズに所属する選手たちはルーツ校としての誇りを胸に勝≠ソにこだわり続ける。負≠ッはもういらない―― 「求められているのは結果なんです」副将の鈴木(TE・営4)は語る。ラッシャーズでは「FIRST CLASS」を合言葉に、選手としてだけではなくすべてにおいて一流≠ナあることを目指している。結果だけを見てもその目標を達成できたとは言えないまま。だからこそ、やるべきことは決まっている。新チームになって掲げたスローガンは「勝負」。リーグ戦で4つの勝利を手にするために、一流≠ナあることを証明するために、秋だけを見据えて彼らは今を努力する。
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