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アットホームな雰囲気が特徴のローラーホッケー部 |
昨年の全日本学生ローラースケート選手権大会(以下インカレ)で4年生が引退してから早くも、1年が経とうとしている。前年は、男子は3位入賞に終わり、悔しさ残る結果であったが、選手たちは達成感と充実感に満ちていた。一方の女子は、見事3連覇を遂げ、チーム内は歓喜に包まれた。
インカレには不思議な空気が漂っている。それは、大舞台での緊張感と、負けたくないという一人一人の気持ちが入り混じった独特の空気だ。そんな中で選手はもちろんのこと、応援する側も全力で大会に臨む。昨年の4年生は「黄金時代を築いてほしい」、「下級生にインカレで優勝してほしい」、などという思いを後輩に託し引退した。そのとき、現4年生たちは、新体制に向けて、「DFができるようになりたい」(西潟=理4)、「学生には負けない」(加藤=済4)「常勝軍団にする」(黒沢=理4)と誓った。
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試合前、円陣を組み集中力を高める女子チーム |
インカレ後、新体制となったローラーホッケー部は11月〜12月にかけての新人戦から、社会人も相手になる文京区民大会や都民大会でも戦い抜いた。さらに、5〜6月に行われた東日本学生ローラーホッケー選手権大会では男子が創部史上初となる3連覇という偉業を成し遂げた。数々の大会をこなし、試合ごとに感じられる部の変化は、はっきりと目に見えるもので、特に戦術面での成長も目覚ましいものだった。男子は課題にも挙げていたDFをボックスからマンツーマンに切り替えるなど大胆な変更をすると、また得意のOFも経験を重ねさらに磨きがかかった。また、女子も相手のプレッシャーに悩まされていたが、経験を積むごとに、チームとしての結束間は、より強固なものとなった。
いよいよ次に待ち受けるのはインカレ。4年生にとってはこれまでの活動の集大成ともいえる大会。出場する選手たち、それを見守る部員たち、そしてOBOG。今、全員の気持ちが合わさりインカレが始まろうとしている。
(10月16日・大杉香帆里)
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