RIKKYO PLACEMENT GUIDE 2023
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38Chapter. 4毎年多くの立教生が大手・有名企業を志望しますが、立教生の東証一部上場企業への就職率は概ね30%程度です。思うように結果が出ない要因として挙げられるのが、「自分自身の理解不足(自己分析不足)」と「業界・企業・仕事の理解不足」です。自己分析は自分の実体験をもとに考えていける一方で、業界・企業・仕事を調べるには相応の時間と労力が必要になります。など自ら行動して情報を集め、次にその集めた情報を自己PRや志望動機に結び付けていくことが重要なポイントになります。業界・企業・仕事研究のポイント自分の長所と可能性を最大限に生かせる業界・企業・仕事を探すため、自己分析と並行して研究しましょう。09業界・企業・仕事研究の重要性1厳しい就職活動を経て入社しても、30%を超える新入社員が入社後3年程度で辞めてしまうと言われています。自己分析をしっかり行って自分軸を明確にしても、業界・企業・仕事研究が不足していたため、自分がやりたい仕事と実際の仕事とのミスマッチを起こしてしまうことは珍しくありません。同じ業界であっても企業の取り組みは各社異なるため、情報収集や各社の研究を行うことが重要です。つまり、「自分がやりたいことができる場」、「自分ができること、強みを生かせる場」を探すためには、業界・企業・仕事研究が欠かせません。選考では、自分の興味のあることや強みを一方的に伝えるのではなくて、「自分がやりたいことは?」「それは志望する企業にとっても有益となるのか」「志望する職種で必要な力は?」「自分の力(強み)をその仕事の中でどう生かせると考えているのか」を結び付けて伝えていくことが大切です。 「その業界のビジネスの特徴」「その企業の特徴」「志望する職種での仕事内容および必要とされる力」などについて情報収集し、その仕事のやりがいだけでなく大変な部分についても理解しておく必要があります。 業界・企業・仕事研究の目的>>志望動機は自己分析と業界・企業・仕事研究がベース自己分析(自分を知る)やりたい仕事なりたい社会人像その業界・企業で活躍したい!説得力のある志望動機業界・企業・仕事研究(仕事を知る)2●業界研究本等を読み、幅広い業界について知る●志望する業界の本を調べる●会社案内などのパンフレットやWebサイトを調べる●実際に働いているOB・OG から話を聞く

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