43Chapter. 44業界・企業・仕事研究職種の分類10職種1営業の中には企画営業、ルートセールス、コンサルティング営業など様々なタイプがあります。商品やサービスを販売するだけでなく、それに付随した企画書の作成や提案・アドバイスも行うため、ヒアリング力や交渉力、目標達成力が求められます。また、販売職にも営業的要素が含まれます。なお、文系求人の約9割がこの営業職の求人です。>>業界別営業職(例)法人営業企業に対して自社の製品やサービスなどを提案する。新規顧客を獲得する新規開拓営業の仕事と既存顧客が中心のルート営業の仕事がある。個人営業一般のお客様に対して、自社の製品やサービスなどを提案する。訪問販売や、ショールームなどでのセールスがこれにあたる。MR(医薬情報担当者)製薬会社で作られた新薬の効能など、医薬情報を医師や薬剤師に伝え、使用後の情報収集を行う。大規模な工事を中心とするゼネコンや、一般顧客に自社製住宅の販売を行うハウスメーカーなどがある。前者は自社でも建設工事を請け負うほか、コンサルタント、マネジメントなども行う。【建設業】自社製品を商社や卸売業者などへ販売する。商品の特徴を理解し、他社製品の情報収集、市場のマーケティング、販売ルートの開拓・取引継続などを行う。【製造業】メーカーから製品を買い付け、次の流通段階へ販売する。商品の引き合い、契約、代金回収、市場開拓などを行う。総合商社では、投資した企業に経営陣として自ら携わり、事業の成長を全面的に支援する事業投資も業務の柱の一つ。【商社・卸売業】基本的には預金業務と貸付業務を行うが、都市銀行、地方銀行、信用金庫など規模により業務範囲に差がある。最近では業務拡大により、投資信託や損害保険などの販売も手掛けている。【銀行】ツアーの企画立案からチケット予約、ビザ取得、添乗など多岐にわたる。最近ではグループおよび個人旅行だけでなく業務渡航や国際会議の手配、インバウンド旅行なども増大しており、ニーズの多様化に対応する柔軟性が必要。対面販売以外にもインターネット販売など営業方法も多岐にわたる。【旅行】企業が必要とする情報システムを用いて、問題を解決するソリューション営業を行う。企画・提案から運用・管理まで開発部門と密に連携してシステム構築全般に関わる。技術革新が著しい業界だけに、常に情報収集と勉強が必要。【情報処理・ソフトウェア】営業系1職種とは職業の種類のこと。同じ職種でも業界や企業によってその内容は異なります。「どのような仕事がしたいのか」、「自分の長所・能力が活かせるのは何か」について、志望業界と一緒に考えてみましょう。多くの職種がありますが、ここで紹介するのはその一例です。自分の志望する業界や企業についてはさらに深く調べましょう。
元のページ ../index.html#45