46コース別採用について厚労省の調査(※1)によると、総合職(基幹業務)・一般職(定型業務)などコースを分けて採用・管理するコース別雇用管理制度を導入しているのは「金融業・保険業(23.8%)」、「不動産業・物品賃貸業(10.7%)」などの比較的規模の大きい企業に多いです。コースによって以下の表のように研修・給与・昇進といった待遇に違いがあります。また、厚労省の調査(※2)では、入社後のコース転換制度がある企業が8割以上です。求められる要件は、「上司の推薦」、「面接試験」「筆記試験」が多いという結果が出ています。一般的には、一般職から総合職への転換は難しいと言われています。なお、コースの名称は企業により様々で、待遇も大きく異なります。志望する企業がコース別雇用管理制度を導入している場合は、待遇の実際の状況やコース別転換制度の実績についても社員訪問を通じてよく確認し、自分のライフプランを踏まえて選択しましょう。>>コース別採用の名称と待遇総合職準総合職一般職名称総合職・基幹職・グローバル社員・BD職 等地域総合職・特定総合職・エリア総合職・ CS職 等一般職・特定職・業務職・アソシエイト職・BA職 等業務企画力・判断力を伴う広範囲の業務総合職に準ずる業務原則は定型業務研修長期にわたる総合研修特定の範囲内の研修短期間の実務研修異動職種間異動あり特定の範囲内での異動ありほとんどなし転勤全国範囲(海外含む)転居を伴う異動は基本的にないほとんどなし昇進制限なし一定の役職まで一定の役職まで給与ー総合職より低い準総合職より低い寮寮または住宅補助がある場合が多い寮または住宅補助がある場合もあるなし。自宅生の採用が中心2※1:平成29年度雇用均等基本調査※2:平成26年度コース別雇用管理制度の実施・指導状況
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