62エントリーシートの作成ポイント採用担当者は、数百〜数千というエントリーシートに目を通すことになります。マニュアルを参考にした表面的な文章にするのではなく自分なりの言葉で、「実際に会って話を聞いてみたい」と思わせることが重要です。文字の大きさや余白の使い方にも注意しましょう。抽象的な表現はNGです。例えば「部員を増やすために色々な企画を立案しました」と書くより、「部員50人増をめざし、○○という企画を実行しました。○○とは…」などとどんな場面で、何を考え、どう行動したのかを具体的に書くことが大切です。具体的な内容を書くにあたっては5W1Hを意識するとよいでしょう。When(いつ) Where(どこ) Who(誰が) Why(なぜ) What(何を) How(どのように)特別な経験がなくても悩む必要はありません。企業は特別な経験をした人物だけを求めているわけではないからです。大切なのは、経験したことについて「なぜそうしたのか?」「どんな風に考えたのか?」「結果、何を学んだのか?」など、経験を通してあなたが感じたことやあなたの成長です。決して、「○○した」という事実の羅列にならないようにしてください。課題に対して P:(PLAN)どのように考え D:(DO)実際に行動し C:(CHECK) その結果を評価して A:(ACTION) 改善し、行動した「PDCA」が伝わる内容になっているかをチェックすると良いでしょう。「PD」のみのエントリーシートが目立ちますが、採用側は「CA」を特にチェックしています。文章構成をよく考えてエントリーシートを作成するようにしましょう。アピールしたいことがたくさんある場合でも、できるだけ絞りましょう。いくつも盛り込んでしまうと、一つひとつの内容が薄くなり、結局あなたが何を伝えたいのかが分かりにくくなってしまいます。エントリーシートが完成したら、一度全体を通して読んでみましょう。全体として内容に矛盾はありませんか?一貫性がないと説得力のないものになってしまうので注意しましょう。「会ってみたい」と思わせる1具体的なエピソードを盛り込む2「何をしたのか」よりも「なぜそうしたのか」3PDCAサイクルが分かる4話のポイントは一つに絞る5一貫性のある内容にする67自己PRをまとめる際のポイント❶まず結論を述べる(「私は○○ができる人間です」など)❷結論の裏付けとなる自分の考え・根拠・エピソードを紹介する❸強みを仕事でどう生かせると考えているかを伝える「○○をした」という事実の羅列ではなく、「伝えたいことは何か」を明確にし、それを裏付けるエピソードは何かと考えてみましょう。8❷入社後どのように働きたいかを伝える自分の能力や経験から「何ができるのか、何をしたいのか、何を成し遂げたいのか」を伝えましょう。志望動機をまとめる際のポイント❶なぜこの企業なのかを伝えるなぜこの企業なのかが伝えられないと、「うちの会社でなくても良いのでは?」と思われてしまいます。また、「この商品が好きだから」というような消費者としての視点や会社案内やWebサイトに書いてあることを、ただ並べただけでは、あなたらしい志望動機にはなりません。実際に自分が感じたことと自分の強みを関連付けて伝えると効果的です。9
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