RIKKYO PLACEMENT GUIDE 2025
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業界・企業・仕事研究54製造(メーカー)流通建設・不動産金融情報・通信運輸サービスその他● モノを作って売ることが基本。最終消費財である完成品を扱っているメーカーにのみ焦点が当たりがちであるが、原料や素材、部品などを扱うメーカー、加工するメーカーなど多岐にわたる。●食品、繊維、紙・パルプ、鉄鋼、精密機械、電気機械、半導体、自動車、船舶、医薬品、化粧品など● 消費者である私たちに比較的近い位置にある業界。メーカーから製品を仕入れ、直接消費者に販売するスーパーやコンビニエンスストア、百貨店などのほかに、様々なメーカーから製品を仕入れ、必要なところに卸売りする商社などもこの業界に含まれる。●総合商社、専門商社、スーパー、コンビニエンスストア、百貨店など● 建設では、都市の大型ビルや郊外にある工場、個人に対しては住宅といった建物を作ることにのみ焦点が行きがちであるが、ダムやトンネル、配電や配管まで扱っている。●不動産ではオフィスビル・マンションの分譲・賃貸だけでなく、土地の再開発、まちづくりなども扱っている。●道路、住宅・住宅設備機器、建設コンサルタント、不動産賃貸・管理、土地売買、不動産代理・仲介など● 最も変化が激しい業界の1つで、現在も合併や提携、外資系企業の参入などが盛んに行われている。従来は証券会社しかできなかった投資信託の販売や、損害保険会社しかできなかった損害保険の販売が銀行でもできるようになるなど、業界内の垣根が取り払われてきている。 また近年、Fin Techを活用して金融ベンチャーが次々と登場しているのは大きな特徴。●銀行、証券、生命保険、損害保険、リース、信販・クレジット、消費者金融など● IoT、ビッグデータといったキーワードに代表されるように、現在のビジネスや生活において、情報・通信は欠かせないものとなっている。インフラを担う通信事業者はもちろんのこと、各種のサービスプロバイダーやネットベンチャーなども含め、幅広い企業の動向を視野に入れておく必要がある。● ITコンサルティング、システム・インテグレーション、ソフトウェア開発、通信など● モノの輸送から人の移動手段まで、陸・海・空のすべてに関わる。物資の運搬に関連して、保管などを担う倉庫業もこの業界に含まれる。eコマースが浸透し大量の輸送が発生する中で、単にモノや人を右から左に動かすだけではなく、商品の在庫管理や配送の効率化なども担っている。●陸運、海運、空運、鉄道、倉庫など● 企業の経営活動や組織運営に対し様々な提案を行うコンサルティング業界や、世の中に情報を発信するマスコミ業界、個人消費者に対して有意義な余暇の提供をする外食産業やレジャー業界なども含まれる。一口にサービスと言っても切り口によってその分類は多岐にわたる。●コンサルティング、マスコミ、飲食、教育、旅行、ホテル、レジャーなど●特殊法人や独立行政法人、団体、官公庁、医療、福祉、電気、ガス、エネルギーなどPOINT>>将来の「成長産業」を考えよう「成長産業」と言われる業界は時代とともに変化しています。現在の人気だけで判断するのではなく、今後の将来性を感じられる業界にも注目していきましょう。これからの成長産業を予想するうえでは、例えば、「SDGs」「AI」「DX」「キャッシュレス」「ロボット」「ヘルスケア」「地域創生」などのキーワードで業界研究をしてみるのも良いでしょう。41主な業界と企業大まかな分類ですが、業種は以下のように考えると分かりやすいでしょう。Chapter. 4

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