RIKKYO PLACEMENT GUIDE 2025
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1リクルーター制とは就職活動本番235学生時代に打ち込んできたことや、将来のビジョンなど、会話形式でじっくり聞かれる場合が多いので、自己分析や業界・企業研究をしっかりと行ったうえで、臨みましょう。企業の採用活動において、人事部から選考権を委任されたリクルーターと呼ばれる社員が学生と面談し、人事部面接に進める学生を選考する制度。立教大学の学生を対象とする場合、本学卒業生の社員がリクルーターを務めるケースが多いですが、そうでない場合もあります。入社年次の若い卒業生から順に面談をしていく形式が一般的で、高い評価を得ないと次のリクルーター面談へ進めません。複数回のリクルーター面談を通過すると、人事面接に進むことができます。その他、リクルーター面談と類似する採用手法として「社員懇談会」などがあります。志望企業の社員と会う場合は、毎回選考だと思い、気持ちを引き締めて臨みましょう。リクルーター面談の特徴は、通常の選考よりも時間が長く、卒業生訪問(OB・OG訪問)のような雰囲気の中、会話形式でじっくりと深く話をすることにあります。自己PR、志望動機といった誰もが準備してくるであろうことをそのまま聞かれることは少ないと思った方が良いでしょう(もちろん準備は必要です)。学生時代に打ち込んできたこと、将来のビジョンなどを中心に、多様な質問をされるので、通常の人事面接以上に深い自己分析、業界・企業・仕事研究が必要です。リクルーター制は金融(都銀・地銀・証券・生保・損保など)や総合商社、メーカー、建設などの業界で多く見られます。自分が受ける企業がリクルーター制を取り入れているかどうかは、就職活動報告書(P.17参照)を見たり、内定者に聞くなどして、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。新規にこの方法を採用する企業が出る可能性もあるので、卒業生訪問(OB・OG訪問)を通じて情報収集に努めると良いでしょう。① 有力ゼミ、有力クラブ、有力サークルに所属する学生(特に役職に就いている学生)② リクルーター自身が所属していたゼミ、クラブ、サークルに所属する学生③ 卒業生訪問(OB・OG訪問)をした学生④ エントリーシートの内容が充実している学生対象は主に「総合職」ですが、しっかりと準備をしてのぞみましょう。77リクルーター面談の特徴リクルーター面談を受けるにはエントリーした学生全員にリクルーターからの連絡があるわけではありません。また、連絡が無いケースも多々ありますので、内定者に相談する、若手卒業生を訪問する等、自ら積極的にアプローチすることも大切です。なお、一般的には以下のような学生にまず連絡してくる可能性が高いようです。Chapter. 5リクルーター制 20金融やインフラなど、一部の業種でリクルーター制をとっている企業があります。

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