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2017.7.30(日)

公演およびシンポジウム「脱“仮面“と身体、そして演劇」

内容

2018年平昌大会、2020年東京大会、2022年北京大会と東アジアで続くオリンピック・パラリンピックに合わせ、スポーツと文化を融合した「日中韓文化オリンピックプログラム」を共同実施することが2016年8月・日中韓文化大臣会合(韓国・金鍾徳文化体育観光部長官、日本・松野博一文部科学大臣、中国・丁偉文化部副部長が出席)において「済州宣言文」として採択された。2017年8月、「文化オリンピック」への参加チーム・日中韓の若手アーティストが日本公演を行うことを機に、新座キャンパスでの公演・シンポジウムの開催について韓国行政機関・文化体育観光部から提案があった。アジアにおけるさまざまな表現形態の中で「仮面」という共通の要素を通して、各国固有の文化に基づき発展してきた仮面芸術に秘められた本質から、文化や民族性の違いを超える共通の“身体”を軸とし、表現方法、社会性や信仰について日中韓の芸術家とともに深く考察することは当学部において大きな意義を持つことから、公演・シンポジウムを開催するものである。韓国の仮面劇(タルチュム)をベースに、歴史的背景、道徳、人間の真実性など様々な要素を日韓中の各チームが再解釈し再構築をした作品を公演する。その後、各国の作品制作者、研究者とともに演劇表現における仮面と身体について議論をする。

日時

2017年7月30日(日)16:00~19:00

場所

新座キャンパス6号館 N623(ロフト1)教室

スケジュール

①作品発表・作品発表『ノプセ(foehn:フェーン)』(韓国の伝統舞踊を中心に)
・作品発表『流留(Ryu Ryu)』(3カ国のダンサーにより韓国の伝統舞踊を再解釈する)
②シンポジウム「仮面と動き」

登壇者

李 星坤(イ・ソンゴン)氏(国立韓国芸術総合学校・演劇院教授。韓日演劇交流協会専門委員。韓国演劇評論家協会事務局長)
【略歴】
研究活動=「安部公房の中立的肉体論と安部公房システム形成過程に関する考察」(『ドラマ研究44』,2014)「ゼロ年代演劇の系譜的特徴とゲーム的リアリズム」(『演劇フォーラム』,2015)「東京裁判の演劇的形象化方法に関する一考察」(『韓国演劇学58』,2016)など。翻訳=『現代口語演劇のために』(平田オリザ,2012)、「親の顔が見たい」(畑澤聖悟,2013)、「大阪マクベス」(岩崎正弘,2016)など。演劇活動=2017「水の駅」Dramaturg など。

松田 正隆(本学現代心理学部映像身体学科教授)

チョン・ヨンドゥ(本学現代心理学部映像身体学科特任准教授)

主催/共催/後援

主催:現代心理学部
共催:韓国芸術総合学校
後援:韓国文化体育観光部

対象者

本学学生、教職員、校友、一般
※申込不要、入場無料