2019.2.23(土)・24(日)
カフカ・プロジェクトvol.2 冬のカフカ祭
2017年度に第一回目を行なった「カフカ・プロジェクト」(上演、上映、研究発表、シンポジウム)を継続して、2018年度も行なう。5作品を2日間に分けて上演する。上演作品のうち一つは、ダンサーである砂連尾理本学特任教授によるカフカをモチーフにしたダンス作品であり、佐久間新氏(ジャワ舞踊家)、ほんまなほ氏(ガムラン、臨床哲学、大阪大学准教授)を招聘する。ダンス上演に関するシンポジウムを、砂連尾理特任教授、松田正隆本学教授、大山載吉本学准教授により行なう。その他の作品は、カゲヤマ気象台、関田育子(本学学生我妻直弥との共同制作)、ヌトミックによる演劇作品と、三上亮(アーティスト)と遠藤幹大(映画監督)両氏による展示作品の計4作品である。これらの作品について、批評家の佐々木敦氏を招聘し、松田正隆教授によるシンポジウムを行なう。
ロフト1教室
2月23日(土)
13:30 | 開場 |
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14:00 | 開演 ダンス作品(砂連尾理) 上演後、シンポジウム(砂連尾理・佐久間新・ほんまなほ・松田正隆・大山載吉) |
17:30 | 終了 |
2月24日(日)
14:00 | 開演 演劇作品 カゲヤマ気象台 14:00 開演 関田育子 14:50 開演 ヌトミック 15:40 開演 |
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16:30 | シンポジウム(佐々木敦・松田正隆・参加アーティスト) |
17:30 | 終了 |
スタジオ棟
両日 13:00〜19:00 | 展示作品(三上亮 / 遠藤幹大) |
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2019年2月23日(土)、24日(日)
新座キャンパス 6号館2階 N623教室(ロフト1)、スタジオ棟
2月23日(土)
佐久間新
1968年大阪生まれ。二十歳の頃、流れる水のように舞うジャワの舞踊家ベン・スハルト氏に出会い、自分のご先祖さまに会ったと確信する。その後、インドネシア芸術大学への留学を経て、現在は伝統舞踊におけるからだのありようを探求する中から「コラボ・即興・コミュニケーション」に関わるプロジェクトを推進中。からだに問いかけることとそこから生まれる言葉で話す「からだトーク」(大阪大学)、障がいある人と新しいダンスを創る「ひるのダンス」(たんぽぽの家・奈良)、マイノリティの人とのダンス映像制作(CROSSROAD ARTS・オーストラリア)等。共著に「ソーシャルアート 障害のある人とアートで社会を変える」(学芸出版社)。大阪大学、追手門学院大学、立命館大学、神戸学院大学非常勤講師。
ほんまなほ
ガムラン奏者・大阪大学 COデザインセンター准教授
ジャワガムラン合奏グループ、ダルマブダヤ、そしてマルガサリのメンバーとして、伝統音楽から現代作曲家による新作まで幅広いレパートリーの国内外での演奏に出演。現在は歌や詩などの共同創作や教育に取り組む。また、大阪大学 CO デザインセンター准教授として新しい大学・大学院教育のプログラム創成に従事し、臨床哲学を専門に、哲学対話、こどもの哲学、身体・映像・音楽表現などの教育研究を行う。著書『ドキュメント臨床哲学』、『哲学カフェのつくりかた』『こどものてつがく』(共編 著)ほか、『アートミーツケア叢書』を監修。
砂連尾理(立教大学現代心理学部映像身体学科特任教授)
松田正隆(立教大学現代心理学部映像身体学科教授)
大山載吉(立教大学現代心理学部映像身体学科准教授)
2月24日(日)
佐々木敦
批評家。HEADZ主宰。芸術文化の諸ジャンルを貫通する批評活動を行う。『新しい小説のために』『筒井康隆入門』『ゴダール原論』『あなたは今、この文章を読んでいる。』『「4分33秒」論』など著書多数。最新刊は『アートートロジー』(2月末刊)
松田正隆(立教大学現代心理学部映像身体学科教授)
カゲヤマ気象台
1988年静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。東京と浜松の二都市を拠点として活動する。2008年に演劇プロジェクト「sons wo:」を設立。劇作・演出・音響デザインを手がける。2018年より「円盤に乗る派」に改名。2015年度よりセゾン文化財団ジュニア・フェローに選出。近作に『正気を保つために』(2018)『流刑地エウロパ』(2018)『シティⅢ』(2017、第17回AAF戯曲賞大賞受賞)など。
関田育子
立教大学現代心理学部映像身体学科卒。2016年に同学科教授・松田正隆氏が代表をつとめる、マレビトの会のプロジェクト・メンバーとなる。フェスティバル/トーキョー18主催プログラム『福島を上演する』に演出部として参加する。フェスティバル/トーキョー17「実験と対話の劇場」では、演劇作品『驟雨』(作・演出)をあうるすぽっとにて上演した。
ヌトミック
2016年に東京で結成された演劇カンパニー。「音楽的な演劇」と題し、緻密に構築された楽譜のような上演台本と、DJスクラッチのような発話を用いた演出が特徴。主宰の額田大志は『それからの街』(2015)で「第16回AAF戯曲賞」大賞を、古典戯曲の演出で「こまばアゴラ演出家コンクール2018」最優秀演出家賞を受賞している。
額田大志
三上亮 / 遠藤幹大
人の無意識や記憶を扱うアーティスト・三上と、実験的な映像作品を手掛ける映像作家・遠藤が、記憶庫としての「家」を舞台に、不在と現前をめぐるインスタレーションを作り出す共同制作プロジェクト。 主な展示に《Under Her Skin》(2018 音まち千住の緑 仲町の家)、劇作家・演出家の松田正隆との共作《家と出来事 1972-2006年の会話》(2016、さいたまトリエンナーレ)、《ある家についての叙述》 (2016 BankART AIR OpenStudio)などがある。
三上亮
遠藤幹大
本学学生、教職員、校友、一般
※申込不要、入場無料