Englishes
 Englishのような普通は数えられない固有名詞でも複数形にして使うことは可能です。でも、こういう不可算名詞を可算的に使うと、pedantic(学者ぶった)感じを与えるかもしれません。Englishesは英語学とか英語教育関係の書物には時々見かけられます。

 the study of world Englishes
=the study of various kinds/types of English used in the world

しかし、Japanese(日本語)の場合は、発音上語尾が[s]で終わっていますので複数形を作りにくいため、world Japaneses(世界で使われているさまざまの日本語)という複数形はありません。発音上の理由で単複同型の名詞でもあるのです。
ですから、世界で使われているさまざまな日本語という意味では、world Japaneseとなるのでしょうが、Englishesの持つ「さまざまな英語」のような語感は与えてくれないように思えます。無理をしないで、次のようにするとはっきりします。

variations of Japanese (spoken in the world)
variations of the Japanese language (spoken in the world)

There are variations of Japanese/the Japanese language spoken/used/taught in the world.
とか、kinds やtypesを使って、
There are various types/kinds of Japanese spoken/used/taught in the world.
しかし実際問題としては、日本語は世界中で話されている言葉とはなっていません。

日本語を単にJapaneseとすると、文脈によっては日本人の意味と取られるかもしれませんので、the Japanese languageとすると誤解を避けることができます。
All rights reserved by Etsuo Kobayashi. March 16th, 2016
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