学校的社会化研究プロジェクト

学校的社会化研究プロジェクト

学校的社会化研究プロジェクトの目的

 「学校的社会化」とは、「小さき存在が<児童>になる過程」というほどの意味ですが、本研究プロジェクトは、この言葉をキーワードに共同研究を展開することで、<児童>という存在様態の特殊性を明らかにすることを目的としています。
 「学校化(schooling)」と「社会化(socialization)」は、それぞれによく知られた言葉ですが、「学校的社会化」という言葉は、それら二つの言葉を手がかりにして私達が考えた造語です。英語では、二つの言葉を合体させて「schooling socialization」と表記したいところですが、こうした言葉は英語圏でもほとんど使われていないようです。その意味では、新しい言葉を作ることで新しい研究分野を切り拓くことを目指しているとも言えますが、そうした私達の試みにどれほどの意義があるかは、このホームページを訪ねてくださったみなさまの評価にゆだねたいと思います。

お知らせ

2022.03.15
 3月5日(土)14:00~18:00まで、北澤毅・間山広朗編『囚われのいじめ問題』岩波書店、の合評会(オンライン)を実施しました。
 報告者は、赤川学氏(東京大学)、伊藤茂樹氏(駒澤大学)、久保田真功氏(関西学院大学)、山本雄二氏(関西大学)の4名でしたが、前半は、各評者からコメントをいただき、後半は評者のコメントに各執筆者が応答しながら議論していく、という形式で実施しました。
 報告者と執筆者に加え、オブザーバー的に参加してくださった方も含めて23名の参加があり、刺激的な合評会になりました。
 なお合評会の内容は、2022年度中に大学紀要など何らかの形で公刊し、本HPにも公開予定です。
2022.02.04
【2021年度第4回科研研究会のお知らせ】
今年度第4回目の研究会を以下の要領で開催いたします。
場所:オンライン(ZOOM)
日時:2022年2月19日(土)14:00-18:00
1400-1500:第一報告「公費支援型学習塾の登場と学習塾概念の変容」(仮題)
 報告者:早坂めぐみ(高千穂大学人間科学部准教授)
1500-1600:第二報告「発達障害の子どもの学習支援の現状と課題」(仮題)
 報告者:綾部太輔(NPO法人ダイバーシティ工房スタジオPlus+瑞江教室教室長)
1600-1800:質疑応答

 本共同研究では、これまで発達障害の子どもに焦点を当て、継続的なフィールド調査を実施してきました。これらのフィールド調査は、幼稚園、小学校など学校教育が中心であり、就学前教育から小学校教育の教育現場で、発達障害とされる子どもの問題の構成のされ方や教師の理解のあり方を検討してきました。また、学童保育など子どもの放課後の生活世界にも目を向け、学校教育以外の社会的な場での発達障害の子どもへの支援のあり方も検討してまいりました。
 そしてこの度、発達障害の子どもの生活世界を捉える視点をさらに広げて放課後等デイサービスの一形態で、発達障害の子どもを対象とした学習塾での調査を計画しております。そこで、今回の研究会では、「学習塾の現在と発達障害の子どもの学習支援」をテーマに2名の講師をお招きしました。
 まず第一報告では、戦後日本の学習塾の研究がご専門の早坂先生より、2000年代に登場した新たな学習塾の形態「公費支援型学習塾」についてお話いただきます。そして第二報告では、発達障害の子どもを専門とした学習塾の教室長である綾部先生より、教室運営の現状や利用者の傾向などをお話いただきます。その後、質疑応答を通して本共同研究へのご助言をいただく予定です。

参加をご希望される方は当研究会メールアドレス(s.socialization[at]gmail.com)までご連絡ください。その際に当日のzoom URL をお知らせいたします。
2021.11.06
共同研究メンバーの業績情報を更新しました。
1.共同研究メンバーの単著や編著コーナーを新設しました。
2.科研報告書情報を追加しました。
3.論文業績を追加し、Web上で公開されている論文について可能な限りリンクを貼りました。
今後も、随時、業績更新を行っていきます。
2021.09.29
【2021年度第3回科研研究会のお知らせ】
今年度第3回目の研究会を以下の要領で開催いたします。
場所:オンライン(ZOOM)
日時:2021年10月23日(土)14:00-18:00
報告:山本雄二(関西大学)「G.H.ミード『精神・自我・社会』の新訳作業を通して考えたこと」
1400-1530:報告
1530-1800:質疑応答

※9月16日、山本雄二氏(関西大学)が、ミード『精神・自我・社会』の新訳をみすず書房から刊行しました。『精神・自我・社会』については、青木書店版をはじめ、すでに邦訳本が4冊出版されています。新訳出版の狙いは何かという素朴な問いに答えてもらうことからはじめて、山本氏のミード理解について、じっくりとお話しをうかがいたいと思います。

参加をご希望される方は当研究会メールアドレス(s.socialization[at]gmail.com)までご連絡ください。その際に当日のzoom URL をお知らせいたします。
2021.08.26
共同研究メンバーの高橋靖幸(新潟県立大学)が、元森絵里子・高橋靖幸・土屋敦・貞包英之『多様な子どもの近代-稼ぐ・貰われる・消費する年少者たち』青弓社、1600円(+税)を刊行しました。
2021.08.11
北澤毅・間山広朗編『囚われのいじめ問題-未完の大津市中学生自殺事件』を、岩波書店から2021年9月10日に刊行いたします。定価は2970円になります。

序章:「いじめ」とは何か-苦痛・事実・社会問題(北澤毅)
1章:新聞報道にみる「大津市いじめ自殺事件」の社会問題化(越川葉子)
2章:いじめ自殺テレビ報道の再構成-報道の集合と場面の力(間山広朗)
3章:何が「隠蔽」されていたのか-「いじめ問題神話」としてのテレビ報道を読み解く(稲葉浩一)
4章:「事実」認定の方法と論理-第三者調査委員会報告書と判決文を読む(北澤毅)
5章:「いじめ自殺」事件をめぐる<遺族>の経験(今井聖)
6章:「いじめ加害者になる」という経験-元生徒と保護者の語り(越川葉子)
7章:「大津市いじめ自殺事件」における「中心」のリアリティ-担任教師の証言をてがかりに(稲葉浩一・山田鋭生)
8章:未完のいじめ自殺-物語としての判決と羅生門的解釈(間山広朗)
9章:「大津市いじめ自殺事件」報道後の子どもたちが生きる場所-いじめ防止対策推進法と高裁判決の相克の先に(紅林伸幸)
終章:「囚われ」の意味するところ-『3月のライオン』のいじめ観の先へ(北澤毅)
2021.06.28
【2021年度第2回科研研究会のお知らせ】
今年度第2回目の研究会を以下の要領で開催いたします。
場所:オンライン(ZOOM)
日時:2021年7月24日(土)14:00-18:00
1400-1430:趣旨説明および自己紹介
1430-1615:第一報告「教育実習の日本的構造を捉える―教師の職業的社会化研究に向けての問題提起」(仮題)
 報告者:岩田康之(東京学芸大学)・大和真希子(福井大学)・早坂めぐみ(高千穂大学)
1630-1800:第二報告「若手教員と1年生の授業秩序をめぐる相互行為の分析」(仮題)
 報告者:山田鋭生(共栄大学)・小野奈生子(共栄大学)

※第1報告は、岩田康之編『教育実習の日本的構造-東アジア諸地域との比較から』(学文社)の研究成果をベースとしています。
※第2報告は、2021年度に採択された科研基盤研究C「 初任者教員の授業実践をめぐる教育社会学的研究:『教師になる』過程と経験に着目して」(代表:山田鋭生)の途中経過報告です。

参加をご希望される方は当研究会メールアドレス(s.socialization[at]gmail.com)までご連絡ください。その際に当日のzoom URL をお知らせいたします。
2021.04.17
【2021年度第1回科研研究会のお知らせ】
当研究会にとって今年度第1回目の研究会を以下の要領で開催いたします。
日時:2021年4月25日(日)14時〜18時頃
場所:オンライン(ZOOM)
内容:修士論文検討(鶴宮慶 早稲田大学大学院)・博士論文検討(粕谷圭佑 奈良教育大学)
参加をご希望される方は当会メールアドレス(s.socialization[at]gmail.com)までご連絡ください。研究会の詳細をお知らせいたします。
2021.04.16
メンバーの所属を更新しました。
2020.12.01
「学校的社会化研究プロジェクト」(科研費共同研究:代表 北澤毅)のウェブサイトを公開いたします。なお「研究成果」欄ですが、最新の科研報告書(2019年4月刊行)と共同研究メンバーの関連業績の一部についてはリンクも設定いたしました。また今後、本研究プロジェクトに関連する研究会などのご案内もさせていただく予定でおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

学校的社会化研究プロジェクト
科研費共同研究(代表:北澤毅)

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