社会デザイン研究所HOME >   研究所の活動 >   文化芸術推進事業(平成26年度)

研究所の活動

文化芸術推進事業(平成26年度)

更新:2015.03.31

事業名平成26年度 文化庁 大学を活用した文化芸術推進事業
劇場法の要請に応える、公共劇場スタッフのための社会デザイン力養成講座
――地域コミュニティ、共生社会、絆を生みだす場所と事業のマネジメントを学ぶ――
「公共ホールのつくり方と動かし方を学ぶ」  夏期集中講座  冬期集中講座

劇場法の制定により、公共劇場はこれまで以上に社会的な役割を担うことが期待されています。ホール設備機器全般のデジタル化が進行する中で、全国で多くの施設が建替えの時期を迎えているいま、この要請に、事業運営の現場と、施設ハードづくりの現場はどう応えてゆくべきか。 夏の講座と冬のワークショップを通じて、「社会デザイン」や「ハードマネジメント」など、新たな視点から公共劇場を考えます。 社会デザインのアカデミックな研究と実践ノウハウの蓄積をもつ立教大学社会デザイン研究所が、公共劇場の先駆的な実務家、建築関係者とともにつくる集中講座です。


 <=「文化芸術推進事業」の最新情報はこちら


講師コメント

2012年の劇場法施行により、いわゆる公共ホールは、「人々が共に生きる絆を形成するための地域の文化拠点」、「地域コミュニティの創造と再生を通じて、地域の発展を支える機能」を持つ場として、「必要な人材の養成を行うこと」、「地域社会の絆の維持及び強化を図るとともに,共生社会の実現に資するための事業を行うこと」が積極的に求められることとなりました。図書館や博物館同様、専門性を持ったスタッフが事業を行い、地域文化を担う存在と規定されたわけです。公共劇場が、地域の社会デザイン、コミュニティデザインの拠点をめざす時代の幕開けといっていいと思います。 そもそもdesignとは、製品やサービスの単なる設計やきれいな絵を描くことに留まるものではありません。それは、社会の仕掛けや仕組みを大胆に組み替えていくことであり、私たちはそれを社会デザインと呼んできました。本講座で、そうした時代と社会の変化に応え得る魅力ある人「財」をめざしてみませんか?

中村陽一(立教大学教授、社会デザイン研究所長)

中村陽一(立教大学教授、社会デザイン研究所長)

日本の劇場は、大きく3つの世代を経てきました。第1世代は所謂多目的ホールで、地方の文化会館です。基本的に集会所で、劇場機能は付加的なものでした。第2世代は専用ホールの時代。多目的から単目的になり、演劇専用の劇場もつくられました。第3世代は劇場でものをつくる時代で、プロが個性的な創造活動を行うために、競って高機能な劇場になっています。現在は公共劇場でも第3世代が主流になりつつありますが、市民参加のためのハードウェアについてはそれほど突っ込んだ考え方が熟してはいません。
プロと市民、どちらも満足して使える建物であることが、第4世代の劇場には求められています。そのための取り組みが、今回出来ればと思っています。

佐藤信(杉並区立杉並芸術会館「座・高円寺」芸術監督)

佐藤信(杉並区立杉並芸術会館「座・高円寺」芸術監督)

概  要

【夏期集中講座】

【冬期集中講座】
2014年7月31日(木)~8月3日(日)
会場:立教大学、座・高円寺 ※終了いたしました。
2015年2月5日(木)~2月8日(日)
会場:いわき芸術文化交流館/アリオス ※終了いたしました。
主催 立教大学 社会デザイン研究所
協力 NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
いわき芸術文化交流館アリオス
あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
久留米シティプラザ ※平成28年開館予定
問合せ 立教大学社会デザイン研究所(川口、高地)
Mail: hall-koza@rikkyo.ac.jp
Tel: 03-3985-4893 Fax: 03-3985-4725
ページの先頭へ

夏期集中講座詳細

劇場法の制定により、公共劇場はこれまで以上に社会的な役割を担うことが期待されています。ホール設備機器全般のデジタル化が進行する中で、全国で多くの施設が建替えの時期を迎えているいま、この要請に、事業運営の現場と、施設ハードづくりの現場はどう応えてゆくべきか。夏の講座と冬のワークショップを通じて、「社会デザイン」や「ハードマネジメント」など、新たな視点から公共劇場を考えます。

2014夏期集中講座チラシPDF
日程 2014年7月31日(木)~8月3日(日)
会場 立教大学 池袋キャンパス
募集定員 30名 ※定員に達し次第、募集を締め切ります
受講対象者 これからの公共ホールに関心をもつ方(ホール制作者、舞台芸術実演家、自治体職員、建築家、コンストラクション・マネジメント等建築関係者、それぞれの志望学生等)
受講料 冬期集中講座(全12講座)18,000円
※講座参加にかかる移動費・宿泊費は参加者でご負担ください
※学生のみなさんを対象とした研修制度(参加費用の一部を補助)を設けております。詳細はお問合せください
申込方法 お名前・所属・ご連絡先を明記の上、メール又はファックスにてお送りください

講師 ※五十音順(肩書は当時のまま)

青島逐治
(建築家、東京理科大学非常勤講師、座・高円寺設計従事者)
伊藤裕夫
(立教大学21世紀社会デザイン研究科兼任講師)
大石時雄
(いわき芸術文化交流館アリオス支配人)
片山正夫
(立教大学21世紀社会デザイン研究科特任教授、 公益財団法人セゾン文化財団常務理事)
佐藤信
(杉並区杉並芸術会館「座・高円寺」芸術監督)
高宮知数
(立教大学社会デザイン研究所研究員)
中村陽一
(立教大学教授、社会デザイン研究所所長)
ヲザキ浩実
(あうるすぽっとチーフプロデューサー)
日時・会場 講座内容
7月31日(木)
8月1日(金)
13:15~18:10
立教大学
池袋キャンパス
4151教室
【社会デザイン力養成ワークショップ】
各地の先駆的な事例を取り上げながら、“公共劇場”とは何か、その求められる役割について考えます。
8月2日(土) 13:15~18:10
座・高円寺
稽古場
【劇場ハードマネジメント力養成ワークショップ】
公共劇場の構想、建築、開館まで、基礎的なハードマネジメントについて学びます。
8月3日(日) 13:00~16:00
立教大学
池袋キャンパス
A203教室
【シンポジウム「明日の公共劇場を考える」】
社会デザインという視点からの公共劇場の事業の方向性、事業成功のための施設ハードマネジメントを踏まえ、公共劇場の新たな可能性を考えます。
ページの先頭へ

冬期集中講座詳細

「公共ホールのつくり方と動かし方を学ぶ」冬期集中講座では、福島県いわき市の「いわき芸術文化交流館アリオス」を題材に、実践的なフィールドワークやケーススタディ・ワークショップを行います。ホールとその立地する地域、その文化的課題を社会デザインの視点に立って考える機会を持ち、公共ホールの運営やハードマネジメントへの見識を深め、実際の劇場づくりに行かせるスキルを身に付けます。

2014冬期集中講座チラシPDF
日程 2015年2月5日(木)~8日(日)
会場 いわき芸術文化交流館アリオス(福島県いわき市)
募集定員 40名 ※定員に達し次第、募集を締め切ります
受講対象者 これからの公共ホールに関心をもつ方(ホール制作者、舞台芸術実演家、自治体職員、建築家、コンストラクション・マネジメント等建築関係者、それぞれの志望学生等)
受講料 冬期集中講座(全12講座)18,000円
※講座参加にかかる移動費・宿泊費は参加者でご負担ください
※学生のみなさんを対象とした研修制度(参加費用の一部を補助)を設けております。詳細はお問合せください
申込方法 お名前・所属・ご連絡先を明記の上、メール又はファックスにてお送りください

いわきアリオス 外観(撮影:ナカサアンドパートナーズ)いわきアリオス 小劇場(撮影:ナカサアンドパートナーズ)

講師 ※五十音順(肩書は当時のまま)

石川治江
(立教大学特任教授)
大石時雄
(いわき芸術文化交流館アリオス支配人)
小泉瑛一
(建築家、オンデザインパートナーズ/ISHINOMAKI 2.0)
斎藤義
(建築家、環境デザイン研究所所長)
佐藤尚巳
(建築家、佐藤尚巳建築研究所代表)
佐藤信
(杉並区杉並芸術会館「座・高円寺」芸術監督)
高宮知数
(立教大学社会デザイン研究所研究員)
田村依里奈
(リトミッカー、ピアニスト)
中村陽一
(立教大学教授、社会デザイン研究所所長)
西田司
(建築家、東北大学非常勤講師)
山崎哲史
(演出家、表現教育ファシリテーター)
日時・会場 講座内容
2月5日(木)
2月6日(金)
2月7日(土)
各日13時~18時
中リハーサル室

【社会デザイン力養成ワークショップ】
いわきアリオスにてフィールドワークを行い、いわき市の文化やコミュニティ課題を探ります。社会デザインの視点から、現在いわきアリオスにもとめられる公共ホールのあり方を考えます。

【劇場ハードマネジメント力養成ワークショップ】
同劇場の建築プロジェクトを題材にして、ケーススタディ・ワークショップをおこないます。今後の改修を想定して、ハードリニューアル案をまとめます。

2月8日(日) 9時~17時
※発表は15時~
小劇場
【演劇ワークショップ&市民ディスカッション】
フィールドワーク、ケーススタディ・ワークショップでの発見をまとめ「劇場づくり」をテーマに発表をします。
ページの先頭へ

2014年度夏期集中講座参加者より

2014年度 受講生の例

ページの先頭へ