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研究員紹介

研究員紹介

更新:2018.4.16

谷口 起代(研究員)(たにぐち きよ)

谷口 起代
研究所入所2015年6月
生年月日1968年10月31日
現在の職業共創ラボ主宰
相模女子大学人間社会学部人間心理学科 講師
ポラリス保健看護学院 講師
特定非営利活動法人コミュニティコーディネーターズタンク研究員
社団法人やどかりの里 やどかり研究所運営委員
MPH(公衆衛生修士)
PSW(精神保健福祉士)
社会デザイン学博士
学 歴トロント大学人文学部精神分析思想卒業
筑波大学大学院人間総合科学研究科フロンティア医科学専攻 
修士課程修了
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科比較組織ネットワーク学専攻
博士後期課程修了

プロフィール

1990年から98年までカナダオンタリオ州トロント市で生活。日系人コミュニティとの出逢いからマイノリティー問題に関わり始める。帰国後、社会福祉法人共生福祉会(わっぱの会)で障害のある人とない人の共同体づくり運動に参加。2002年独立。精神障害者のアウトリーチ型相談支援、心理カウンセリング、福祉・心理領域の翻訳・通訳・研究、ストレスマネージメント講座の開催、セルフヘルプグループの世話人等を行ってきた。東日本大震災後は、被災地障がい者センターみやぎの専従職員(2011年)および復興支援センター小名浜のコーディネーター(2012年)として、救援活動とコミュニティ再建活動に従事。 

研究内容

 「健康に生活する」、「健康に生きる」とは、何を意味することなのか。この問いに対するアプローチとして、ヘルスプロモーションを、「広義の『健康』――日常生活の資源となり得る健康――に向かってローカルな世界からはじまる社会の改革に向けた運動」と捉え直し、ヘルスプロモーションの核となる概念として「共創」理論の構築を試みている。
 博士論文では、障害を持つ者や路上生活者と共に自分たちの生きる世界を再構築してきた「わっぱの会」、「自立生活サポートセンターもやい」の実践事例を考察し、共に生きようとする関係性がともに生きるかたちを創造する「共創」のダイナミズムを提示し、共に生きようとする「共創」の関係性の中に、人としての健康があることを論じた。
 「障害」、「病」、「社会的不適応」さらには「死」など、近現代社会において周縁化されてきた事柄との関係の結び直しに現代社会の閉塞感を打開する可能性を見出し、これらが周縁化されてきた背景にある実体論的人間理解の限界を明らかにし、人間を関係存在として捉えることから健康概念の捉え直しを行っている。  

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