更新:2018.4.16
研究所入所 | 2017年 04月 |
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現在の職業 | 公益財団法人 助成財団センター 参与(国際コミュニケーション担当) 岡山大学 副理事(企画)/大学院ヘルスシステム統合科学研究科 講師 |
学 歴 | 東京大学教養学部教養学科国際関係論分科 卒業 サセックス大学開発学研究所 開発学修士 修了 筑波大学人文社会科学研究科 博士後期課程 修了 |
民間銀行、国際開発NGO(ベトナム駐在)、国連開発計画(UNDP、ウガンダ・NY)を経て、2011-2016年トヨタ財団プログラム・オフィサーとして国際助成プログラムを担当。2016年1月にトヨタ財団が主催した「アジア非営利セクター国際会議」の担当者として、北東アジアや東南アジアに広いネットワークを持つ。その後日本財団プログラム・ディレクターを経て2018年4月より岡山大学。助成財団センターで国際担当の参与として、英文発信や国際ネットワーキング活動とともに、欧米・アジア等の財団の現状を日本の財団に紹介する役割も果たしている。専門分野はソーシャルイノベーション、ウェルビーイング、SDGs等。主著にAoo, K. (2019). Social Innovation Scaling Process in East Asia: Bridging the gaps between stakeholders.がある。
グローバル化やIT技術の進展により、人の移動や情報格差が縮まる一方で、世界各地で格差など社会の亀裂が深まっています。各国で多様な課題が噴出する中で、先進国や新興国を含め、政府のみで課題を解決することが難しくなっています。
本研究は「米欧アジアと日本の助成財団の現状・課題・展望について」と題して、世界各地において、財団を中心とする市民社会がどのように社会の中の問題や、分断に対処しようとしているかを研究しています。また、各国・地域における歴史や伝統に根ざした「ローカル・フィランソロピー」のあり方についても研究を進めています。
方法としては、文献資料だけでなく、実際に米・欧・アジア各国の助成財団や中間支援組織、関連する研究者とネットワークを結び、各地域の社会課題やそれに対する財団の取組について日本の関係者とも互いに学びながら、共に考えていきたいと思っています。