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研究員紹介

研究員紹介

更新:2019.7.31

市川 望美(研究員)(いちかわ のぞみ)

市川望美
研究所入所2019年7月
生年月日1972年7月
現在の職業 非営利型株式会社Polaris取締役ファウンダー/Chief Story Officer 
 ソーシャルデザイン事業部統括
特定非営利活動法人Loco-working協議会 代表理事
日本ファンドレイジング協会 准認定ファンドレイザー
NPO法人コミュニティ・ビジネス・サポートセンター認定 コミュニティビジネスアドバイザー
学 歴 1994年3月 青山学院女子短期大学英米文学科卒業
2016年4月 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科
        比較組織ネットワーク専攻入学
2018年3月 同上修了

プロフィール

短大卒業後、IT企業へ入社。2002年長男出産後、育児休業を取得したのち退職、2003年に長女を出産し、 年子の育児をしながら“当事者発信型・循環型”の子育て支援に従事。NPO 法人せたがや子育てネット理事、 子育て支援グループamigo事務局、アミーゴプリュス合同会社代表社員などを経験。 2011年、内閣府地域社会雇用創造事業ビジネスプランコンペで起業支援案件として採択され、地域における多様な働き方を支える基盤づくり事業を開始。 2011年8月「ここちよく暮らし、はたらく為の拠点」として"cococi"Coworking Space立ち上げ。2012年非営利型株式会社Polaris設立。 「セタガヤ庶務部」など、育児中の女性たちによるあたらしい組織づくりや、地域から新しい事業価値を創造するための「Loco-working事業」に取り組む。 「地域」「女性」「多様な働き方」などをテーマにした講演も多数。 2016年からは日々の実践と学びを統合するために立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科に進み、2018年3月修了。

委員歴
世田谷区ワーク・ライフ・バランス推進検討委員(2008年~2009年)、世田谷区中小商工業振興対策委員(2010~2011)、 世田谷区産業振興計画アドバイザー会議委員(2011~2012)、世田谷区産業振興懇話会委員(2012~2013)、 中小企業新戦力発掘プロジェクトサポーター(2013)、公益財団法人日本女性学習財団「キャリア人財プラットフォーム」に関する研究委員会委員(2014)、 経済産業省「NPOなど新たな事業・雇用の担い手に関する研究会」委員(2014) 、厚生労働省平成26年度託児付き再就職支援セミナー運営事業委員(2014~2015)、 世田谷区産業ビジョン懇話会委員(2016~2017)、調布市男女共同参画推進センター運営委員(2016~2018)、世田谷まちづくりファンド運営委員(2017~)

研究内容

働き方・暮らしかたに関する女性の選択と社会の関係性、ライフストーリー研究、ライフストーリー・インタビュー分析を通した社会的文脈の抽出、 物語マトリクス法の活用、社会的創発や共創プラットフォームとしての物語

修士論文『「半分幸せ」の考察―育児離職した女性のライフストーリー分析による選択における個人と社会の関係性―』においては、 育児離職に付随する選択と葛藤の物語をひもとくことで、内包される社会的コンテクストを抽出し、これからの社会のありようを検討しました。 一人一人の「ライフ」の物語を社会に共有することは、働き方に関する葛藤と選択を個人の問題として片づけず、社会全体の問題としてとらえるきっかけとなりえます。 多様性を前提に、誰もが望む暮らし方、働き方を選択できる社会を創造していくためにライフストーリーはどのように働くのか、 ライフストーリーを社会資源として積極的に活用していくために何が必要なのか、手法と実装の両側面から検討を行います。

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「Women’s Future Lab」は、働き方や雇用形態、キャリア形成のプロセス、結婚や出産、子育てなどのライフイベントや家族の形などが全く異なる女性研究者による研究グループです。 私自身は、出産、育児離職を経て、初めて自分が「社会課題」の当事者であるということを感じる一方で、それは社会が勝手につけたラベルであり、私自身の人生の物語においては、 「課題感」など全くないということも感じました。子育て当事者として、また、子育て支援NPO従事者として、地域の子育てコミュニティで過ごしていく中で、 私たちを守ってきた社会的通念やコミュニティのルールは、時に自分たちをラベル付けし、分断し、縛り、柔軟な発想を押さえつけるのだということを体感しながら、 既存の枠組みから自由になり、自分自身の人生をのびやかに創っていく女性たちにも多く出会いました。自分の人生を自分の言葉で語り、定義することは、自分の人生の可能性を広げ、 豊かに彩るとともに、他者の心を動かし、呼応しあい、エンパワメントしあうコミュニティづくりに寄与します。

このように、それぞれの立場からの課題意識を持ち寄りながら、一つの研究手法として確立していくことで、 現代女性の人生の選択や価値観に関する質的研究を、女性だけの課題ではなく社会全体の課題ととらえ、新たな視点からの考察を行うとともに、 女性ならではの高積みされた社会課題を浮き彫りにすることで日本社会が見過ごしてきた本質的な課題に向き合い、当事者研究を越えた重層的で多面的な研究、協働・共創を目指します。

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