20れます。『機能から分子を考える』という理念のもと、より高性能なフォトクロミック分子の創製を目指して、新規分子の設計と合成、機能評価を行っています。■研究背景光は、情報、エネルギー、環境、医療などのさまざまな分野において幅広く利用されており、その中心を担う光機能材料の高性能化と新機能開拓が求められています。光によって色やその他の物性を可逆的に変化させるフォトクロミック分子は、光メモリや光スイッチ、ディスプレイなどのオプトエレクトロニクスデバイスへの応用が期待され、注目を集めています。森本研究室では、優れた光反応性を有する『ジアリールエテン系フォトクロミック分子』を、有機化学と光化学に基づくアプローチにより、新しい光機能分子材料へと展開する研究を行っています。■高性能フォトクロミック分子の創製本研究室で開発しているジアリールエテンは、熱安定性と耐久性に優れたフォトクロミック分子です。無色の状態に紫外光を照射すると、分子が異性化反応を起こして、着色します。着色した状態は安定であり、可視光を照射することによりもとの無色の状態に戻ります。この着色・退色反応は何度でも繰り返すことができます。また、分子構造をわずかに変えるだけで、黄色・赤色・青色・緑色など、さまざまな色に発色するものを合成することができます。このように光によって可逆的に状態を変える分子材料は、光メモリや光スイッチ、ディスプレイなどのオプトエレクトロニクスデバイスへの応用が期待さMorimoto Laboratory森本研究室ジアリールエテンのフォトクロミズム可逆的に蛍光変化するジアリールエテン
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