理学部化学科 研究室紹介冊子2021
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23料計測のための標識剤も一から自分たちで作ります。光の特性解析も装置を駆使して行います。ナノ構造と光の相関解析を行います。ことによって、従来は2〜3週間かかってしまうガンの診断を一気に短縮することが出来ると考えています。生物が作り出したナタ・デ・ココは生分解性(細菌などによって水・二酸化炭素などに分解されてしまう性質)にすぐれ、焼却処分しても環境負荷はほとんどありません。何千年も食べられている食品ですから、人体への安全性も証明済みです。人々や社会への大きな貢献が期待されるナタ・デ・ココによるナノテクを、立教大学発、そして日本初の技術として確立したいと願っています。バイオナノ構造を、毎日顕微鏡で眺めても興味が尽きません。人が作ったナノテクノロジーは、実は、生物体が先駆者であることに我々は気づかされます。生体試“質素倹約”これが田渕研究室のモットーです。現代は比較的恵まれた環境に育ち、いつでもどこでも好きなものが手に入れられることが多い。しかし、田渕研究室ではそうではない。プラスチック製品一つだって、使い捨てにしない。装置は工夫して手作り。試薬も高価なものは買わず、一から作る。そんな中で、必然とアイデアが浮かぶのです。発明はものづくりから・・・あなたのあふれるアイデアを未来の科学技術につなげてみませんか。卒業生の進路 大大手製薬学社MR、化成品メーカー研究所、食品メーカー研究所、化粧品メーカー研究所、大手ITメーカー、外資系IT、私学教師、公立教師などfrom labo.

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