ATR紫外分光装置構成メンバー助教:上野那美 博士課程前期課程1年生:2名 学部4年生:8名光触媒のATR遠紫外分光研究について総説:雑誌表紙[J. Mater. Chem. C, 2016, 4, 7706.]27■センサー応用研究のもう一つの柱が、ATR分光のセンサー応用です。紫外可視域の短い波長と、物質の強い吸収を利用することで、高感度かつ表面選択的なセンシングができると期待しています。これまでに紫外センサーの原理を実証するとともに、2020年からはバイオセンシングを専門とするカリフォルニア大学リバーサイド校との共同研究も進めています。from labo.研究室でえられる結果の多くは、世界で初めてのものです。今まで誰も見たことのない目の前にあるデータ・現象に対する好奇心と、世界にインパクトを与える野心を大切にしたいと思っています。独自の分光分析手法を確立することで、物理化学・分析化学の発展や材料化学・材料開発に資する研究展開を目指します。■光触媒のATR遠紫外分光また、これまでに酸化チタンをはじめとした光触媒材料の、波長200 nm以下の遠紫外域とよばれる通常の紫外可視分光装置では測定の難しい波長域を含んだ、光照射中の分光測定にも取り組んできました。その中で、金属ナノ粒子表面修飾に伴う酸化チタンの電子状態変化や、紫外光あるいは可視光照射による酸化チタン/金属ナノ粒子間の電子移動を検出することに成功しました。
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