村瀬 洋一
SET LENGTH=NONE /LOG=OFF /BOXSTRING='-|+' . DATA LIST FILE='c:\data\95d.dat' NOTABLE RECORDS=4 FIXED / Q1 1 Q2 2 Q3 3-4 .あなたは1999年9月2日以来 回目のアクセスです。MS−DOS版 SPSS/PCの使い方
DOS上で動くSPSS/PCにも、根強いファンがいるようなので、以下に操作法を書いておく。 プログラム・ファイルの読込や終了法が独特である。 1.画面の切り替え 画面は、メニュー、プログラム、出力の3つがある。 はじめはメニュー画面が表示されている。 ・F2でプログラム画面と出力画面を切り替え ・GRPH+E でプログラム画面や出力画面の編集モードになる。 2.プログラム・ファイルの読み込み メニューモードでF1→ヘルプを選択→F3→ファイルの挿入 プログラムのファイル名を入れる。 ・プログラムは、あらかじめテキストファイルで作っておく。 ・WINDOWS版と違い、プログラムのはじめにRECORDESコマンドなどはいらない。あると エラーになるので注意。 3.プログラム・ファイルの保存 メニュー画面でF9→プログラムのファイル名を入れる。 4.プログラムの実行 実行したいプログラムの文頭でF10 5.プログラムの編集 F7で範囲を指定し、指定し終わったらもう一度F7 F8でコピーなど。 GRPH+Vで、変数のリストが出る。 6.SPSSの終了 メニューでFINISHを選び、F10で実行 ・なお、テキストファイル形式の大量データを読み込むと、とても時間がかかることがある。 データ読込後、SAVEコマンドを使って、SPSS形式でデータを保存しておくと、 次回分析時から、データの読み込みがはやくなる。 少し古いバージョンのSPSSデータファイルは *.sys という名前のファイルである。 このデータファイルのことをシステムファイルと呼ぶ。この形式で、データを保存しておくとよい。 ・保存したデータを、次回からはGETコマンドで読み込むとよい。大量データでも 短時間で読み込むことができる。SPSS分析プログラムの例
単純集計のプログラム例 このプログラムをこのまままねて書き、VARIABLES の行の変数名に、分析したい変数名を書けば、単純集計表ができる。 FREQUENCIES VARIABLES=Q1 Q2 Q3. クロス集計のプログラム例 /TABLESの行で、被説明変数にしたいものをまず書き、その後ろに説明変数を書いていく CROSSTABS /TABLES=AGE BY Q5 BY Q6 /FORMAT= AVALUE NOINDEX NOBOX LABELS TABLES /STATISTIC=CHISQ PHI CTAU /CELLS= COUNT ROW . 相関係数のプログラム例 CORRELATIONS /VARIABLES=Q2 Q3 Q4 /PRINT=TWOTAIL SIG /MISSING=PAIRWISE . 回帰分析のプログラム例 REGRESSION /MISSING LISTWISE /STATISTICS COEFF OUTS R ANOVA /CRITERIA=PIN(.05) POUT(.10) /NOORIGIN /DEPENDENT Q4 /METHOD=ENTER Q5 Q6 Q10 to Q14 . 因子分析のプログラム例 FACTOR /VARIABLES Q10 Q11 Q15A TO Q15G /MISSING LISTWISE /ANALYSIS Q10 Q11 Q15A TO Q15G /PRINT INITIAL EXTRACTION ROTATION /CRITERIA MINEIGEN(1) ITERATE(500) /EXTRACTION PC /CRITERIA ITERATE(500) /ROTATION VARIMAX . このプログラムをこのまままねて書き、VARIABLES と ANALYSIS のところの変数名に分析したい変数名を書けば、因子分析ができる。 CRITERIA MINEIGEN(1)と書くと、因子数は、固有値1以上の数となる。 EXTRACTION PCと書くと、因子抽出法は主成分法となる。PAFと書くと主因子法 ITERATE(500)は反復数で、デフォルトだと25だが、500くらいの方がよい。 分析結果の最後の方の「Rotated Factor Matrix」に回転後の因子構造が出ているはずである。 /SAVE REG(ALL) と最後に加えると因子得点を保存マッキントッシュ版 SPSS6.0 簡単マニュアル
0.SPSSの起動 あらかじめ、プログラムファイルとデータファイル(どちらもテキストファイル) を用意しておく。 SPSSを起動すると、空のデータウィンドウと出力ウィンドウが表示される。 画面最上部にある「ファイル」をクリックし、開くを選択して、あらかじめ 作っておいたSPSSプログラムを開くと、プログラムウィンドウが表示される。 プログラムを実行すると、出力ウィンドウに実行結果が表示される。 1.データの入ってるフォルダの指定について フォルダ(ディレクトリ)の指定は、winodwsでは\で区切るが、 マッキントッシュでは、以下の例文のように:で区切る。この例文のあとに 桁数の指定文が続く。例文では、文書フォルダの中のDATAフォルダに入っている 95D.DATというデータファイルを読み込んでいる。 DATA LIST FILE='Macintosh HD:文書:DATA:95D.DAT' FIXED RECORDS=4 データがテキストファイルでなく、すでにSPSS形式データファイル (*.sysという名前のファイル。少し古いバージョンのSPSSデータファイルで、これをシステムファイルと呼ぶ) のものを作ってある場合は、以下のようにGET FILEコマンドを使う。 桁数の指定文はいらない。 GET FILE 'Macintosh HD:文書:DATA:95D.SYS'. もしくは、「ファイル」をクリックして開くを選択し、データを読み込んでも良い。 このほうが簡単である。 2.基本設定の変更について 画面最上部にある「編集」をクリックし、基本設定の変更を選択する。 出力ボタンを押し「表示 コマンド」のボックスをチェックしておくと、 実行した命令文が出力ウィンドウに表示される。 また、「変数リストの表示順」をアルファベット順でなく入力順にしておくと、 「統計」をクリックして分析する時に、データリストが桁数の指定文で指定した順序に 表示される。こうしておいた方が分かりやすい。 3.命令の実行と分析 画面上方の「ファイル」をクリックし、SPSSプログラムを読み込んだら、実行したい部分を マウスで選択し(「編集 すべての選択」でもよい)、実行ボタン(三角印の付いた ボタン)を押す。 その後、「統計」をクリックし、分析する。
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