更新日:2002年12月19日  Version 10.0

産業関係学科 社会調査実習

2002年度後期

助教授 村瀬 洋一

助手  元治 恵子

  応用調査実習ページ 村瀬は2004年以降、社会学科の「応用調査実習」を担当します。


調査結果のデータ入力について


データの形見本(2人分)

1101 11100 100100100011 11011 1110 22099 9621 4317
1202 16101 11         1 11111 11 0 12299 9631 4317

 一人のデータが1行となります。各自が10人分を入力します。
 上記の例は、1行目はA票、2行目がB票です。
 ページ数がついているものがA票、ないものはB票です。まずA票を入力してみてください。
 改ページごとに半角空白を1つ入れますが、B票4ページは問14のあとに空白1つ
入れてください(A票とそろえるため)。

 はじめの4桁はサンプル番号です。
 1桁目が学生の番号(あとでつけますのでとりあえず全員1からはじまる)
 2桁目は票の種類を表します。ページ数がついているA票は1 ついていない
B票は2としてください。
 3−4桁目は、01から10となります。


★以下の注意点を、十分に理解して入力してください。

データ中の空白について
 ページ数がついているものがA票、ないものはB票です。
 上記見本の1行目はA票、2行目はB票です。2つが同じ長さのデータになる
よう、途中で空白を入れる部分があります。具体的には以下です。忘れずに!
 ・B票問7 半角空白を9個入力
 ・B票問17と18の間 半角空白を1個入力
 また、B票問12と問13は、A票にあわせて問13の次に問12を入力してください。


その他注意点
・A票問7は、○がついているものは1、ついていなければ0と入力
  例えば、234に○の場合、011100000 と入力

・無回答は9を入力
・F4などの問も無回答の場合は9を入力
・F2は年齢の数字を2桁で入力。無回答は99を入力
・F5は学年の数字のみ入力
・自由回答は何も入力しない
・F10は選択肢にミスがあるので、相手の回答を正確に入力
・ワードやメモ帳など何で入力してもいいですが、保存時はテキストファイル形式で
保存してください。
・その他は、回答の数字をそのまま入力。実習中の配付資料の注意点に十分気を
つけてください。

★入力が終わったら、数字の打ち間違いがないか、再度確認してください。
また、すべてのデータの空白位置がそろっているかどうか注意してください。
自由回答は、各自で内容を数えて集計しておいてください。


SPSS分析課題 1998年仙北調査 分析用SPSSシンタックスとデータ(2つともテキストファイル)


  Senp98.sps  SPSSシンタックス

  Senp.txt   練習用データ

 これら2つのファイルを、各自で保存してください。

 SPSSを用いて分析するときは、SPSSシンタックスとデータの2つのファイルを用います。この2つのファイルのデータがあれば、多変量解析が簡単にできます。シンタックス内前半の文はデータの定義文、後半の文が分析のための文になっていることが分かると思います。

★分析の前に、シンタックス内のデータ位置指定の部分を、各自で書き換えてください。例えば、データファイルがHドライブにある場合は、C:\でなくH:\と書きます。フロッピーの場合はa:\です。各自で書き換え、必ずテキストファイル形式で保存してください。


  Senp98b.sps  SPSSシンタックス(発展版)

 このシンタックス内には、さまざまな新変数作成の例文があるので、興味がある人は参考にしてください。




★★課題について


課題1
 テキスト第一章を読み、感想のメールを村瀬まで送るのが、第一回の課題です。
必ずテキストを購入し、まだ課題を出していない人は提出してください。


課題2
 テキストpp.106-107の作業(1)をやってください。
 A〜Iについて、質問文の案を作ればよいです。
 質問文について詳しくは、解説(とくにpp.115以降)をよく読んでください。


課題3 各自の調査結果の分析について
 以下の見本SPSSシンタックス見本を各自で入手し、書き加えてください。
 シンタックスを適切に書けばデータファイルを分析可能です。
 テキスト2.9にしたがい、分析結果をレポートにまとめてください。

 注意点
 ・うまく分析できないときは、講義中の配付資料をよく読んでください。
 ・問7は9個の変数を作ることになります。

  mihon.sps  本年度調査用のSPSSシンタックス見本

 ★その他に、テキストの各課題があります。   すべての課題を出した人だけが単位を取得できます。



 
1.この講義の目的
 統計的社会調査法の実施能力を身につけること。

とくに以下の内容を重視します
 無作為抽出のやり方
 よい質問文の作り方

 社会調査は、大きく2つに分類すると、統計的調査と記述的調査に分かれます。
 この科目では、本格的な統計的社会調査の実習を行います。

2.主な内容
・科学的な無作為抽出のやり方 −母集団が不明な、ばらまき調査は意味がありません
・よい調査票の作り方 −あいさつ文や質問文によって、回収率は大きく変わります
・データファイルの作成法など −データ行列とは何か
 SPSSやSASなどの統計ソフトを用いた統計分析については、この科目では時間の
都合上、基本的なことのみを行います。分析法は、「社会データ分析」や統計学関連の
科目で学んでください。

  調査実習 日程と資料 アクロバットファイル 



3.日程(後期14回)  楽しく積極的に参加してください。グループに分かれての討論も重視します。自分で本格的な調査を実施できる人材になってほしいと思います。 9月20日 今後の予定 社会調査法の概要       ★課題 『社会調査演習』1章を読み感想をeメールで送信(締切9/26) 9月27日 『社会調査演習』2.5 コーディング(職業分類) 10月 4日 『社会調査演習』2.9 調査票の作成       ★テーマを決め、関連研究収集 10月11日 調査項目の検討 10月18日 第1回進捗状況報告会(調査テーマ、内容、調査票などについて各班が発表) 10月25日 調査票完成・プリテスト 11月 1日 ***** 秋休み ***** 11月 8日 『社会調査演習』2.1 個人の無作為抽出(系統抽出法) 11月15日 『社会調査演習』2.2 地点の無作為抽出(確率比例抽出法) 11月22日 調査実施法の説明  ★調査開始 11月29日 統計分析ソフト(SPSS)の使用法について 12月 6日 第2回進捗状況報告会(回収状況、調査時の反応などについて各班が発表) 12月13日 分析結果のまとめ方(数表やグラフ、レポートの書き方) 12月20日 データファイル作成と調査経験の報告  ***** 冬休み *****  ***** 冬休み ***** 1月10日 分析結果発表 4.成績評価  講義時間内の発表と実習への参加を総合的に評価します。


調査実習の掲示板へ (立教内のみアクセス可能)


前年度 データのサンプル


 


テキスト
海野道郎・原純輔.1984.『社会調査演習』東京大学出版会.


参考書 ★は村瀬による解説


井上文夫他編.1995.『よりよい社会調査をめざして』創元社.
 ★郵送調査の具体的な実施法の記述は分かりやすい。
狩野裕.1997.『グラフィカル多変量解析』現代数学社.
 ★共分散構造分析の解説書。AMOSやEQSの操作法が分かりやすい。
直井優編.1983.『社会調査の基礎』サイエンス社.
 ★少し古いが社会調査法についてよくまとまっている。
直井優他編.1990.『現代日本の階層構造』第1〜4巻.東京大学出版会.
渡部洋編.1988.『心理・教育のための多変量解析法入門 基礎編』福村出版.
 ★分析法について、初心者向けに分かりやすくまとまっている。
山際勇一郎・田中敏.1997.『ユーザーのための心理データの多変量解析法』教育出版.
 ★初心者向けに、SASによるさまざまな多変量解析法を分かりやすく解説している
NHK放送文化研究所世論調査部編.1996.『世論調査事典』.東京: 大空社.
 ★調査の紹介、調査手法について詳しく記述がある。倫理、著作権についても記述がある。




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