余暇文化の起源や堆積のプロセスを,社会変化を背景とした文化の伝播と受容,それに伴う地域形成という視点から研究しています。 とりわけ西洋から渡来してきたスポーツや避暑慣習といった余暇文化に注目しています。フィールドは近代に西洋文化が流入した横浜などの欧米人居留地,そこから余暇文化が伝播した海岸や高原のリゾート,それらから文化が波及して形成された地域,そして現代に新たな文化が流入した地域です。
研究成果が雑誌に掲載されました。
杜 国慶・康 乃馨・佐藤大祐 2024.東京都区部における訪日中国人観光者の空間的飲食選好構造.都市地理学.
佐藤大祐 2023.観光者の観察から見えてくるスマート・ツーリズムとアプリのはたらき.RT:16-20.
佐藤大祐 2023.Ⅳ-⑤-6 ニューツーリズム.『地理学事典』丸善出版,p.638-639.
金 海景・佐藤大祐・杜 国慶 2021. スマートツーリズムにおける観光行動の類型とメカニズム-訪日中国人大学生への参与観察から-. 観光研究 32(2): 29-42.
杜 国慶・金 海景・佐藤大祐 2021. 中国の観光支援アプリの目的地イメージ要素と訪日観光者への作用.立教大学観光学部紀要, 23: 11-25.
佐藤大祐 2019.マリンスポーツ.白坂他編『観光の事典』朝倉書店,p.304-305.
佐藤大祐 2019.東京の水辺空間の変遷.立教大学観光学部編『大学的東京ガイド-こだわりの歩き方』昭和堂,p. 223-237.
佐藤大祐・丸山宗志 2016. 文化ツーリズムとスポーツ観光. 菊地俊夫・松村公明編『よくわかる観光学3 文化ツーリズム学』朝倉書店, p.111-122.
Sato, D. 2016. Summering in Japanese Hill stations: an analysis of villa ownership in modern Karuizawa. Ed. Walters, T. and Duncan, T. Second Homese and Leisure: New perspectives on a forgotten relationship. Routledge. pp. 50-70.
佐藤大祐・澁谷和樹 2015. 富士山麓における別荘地の開発と利用形態. 地学雑誌, 124 (6): 965-977.
佐藤大祐 2014.(書評)『観光戦略としての宗教-長崎の教会群と場所の商品化-』地理学評論,87(4):329-331.
Sato, D. 2014. Summering in Japanese hill stations: an analysis of villa ownership in modern Karuizawa. Annals of Leisure Research 17 (1): 50-70.
佐藤大祐 2013.キリシタンと現代の教会巡礼-長崎の文化層序と観光商品化-.交流文化,14:34-41.
佐藤大祐 2013.学界展望(ツーリズム).人文地理,65:251-253.
佐藤大祐 2013.近代の上諏訪における温泉・スポーツ複合型観光地の形成と湖畔利用.立教大学観光学部紀要,15:29-45.
佐藤大祐 2012.東京大都市圏南部におけるホテルの類型と立地特性.立教大学観光学部紀要,14:159-166.
佐藤大祐 2010.アジアにおけるヨットの伝播と受容.交流文化,10:32-37.
佐藤大祐 2009.ヨットの伝播と受容.神田孝治編『レジャーの空間-諸相とアプローチ-』ナカニシヤ出版,18-28.
佐藤大祐 2009.観光地の集客圏.神田孝治編『観光の空間-視点とアプローチ-』ナカニシヤ出版.112-122.
佐藤大祐 2009.II首都圏の地域性 6.資源と産業 3)観光.谷内達 ・佐野充 ・菅野峰明 ・斎藤功編『日本の地誌 5 首都圏 I 』朝倉書店,143-150.
佐藤大祐 2009.(書評)『近代ツーリズムと温泉』,『黒川温泉のドン後藤哲也の「再生」の法則』交流文化,9:42-43.
佐藤大祐 2008.(書評)Guoqing Du ed.: Tourism and Urban Transformation. Tokyo: Rikkyo University Press, 2007, 184p..地理学評論,2:92-94.
Sato, D. 2007. Regional change and diffusion of western sports in Modern Japan: a case study of yachts. In International Symposium on the Human Migration and Acculturation in the Pacific Rim: Proceedings of the International Symposium, ed. Center for Human Migration and Acculturation Studies, 63-81, Tokyo: Center for Human Migration and Acculturation Studies.
佐藤大祐 2007.観光の地域調査-集客圏・客層・行動を調べる.梶田 真・仁平尊明・加藤政洋編『地域調査ことはじめ―あるく・みる・かく―』ナカニシヤ出版,58-67.
佐藤大祐 2006.高度経済成長期の雲仙における外国人集客圏と客層の変化-有明ホテルRegister Bookの分析から.観光学論集,1:23-37.
佐藤大祐・斎藤 功 2006.上高地牧場と初期の上高地観光.斎藤功編『中央日本における盆地の地域性-松本盆地の文化層序-』古今書院,161-176.
佐藤大祐 2006.アメリカ合衆国におけるプレジャーボート活動の地域的特徴.長崎国際大学論叢,6:95-103.
佐藤大祐 2006.地域別観光学(雲仙・島原学).『地域別観光学コーステキスト』平成17年度地域産業活性化人材育成事業(観光産業分野).(「第2節 近世の島原半島」および「第3節 島原半島の近代と観光の国際化」を執筆),29-37.
Sato, D. 2005. Regional characteristics of marinas in the Tokyo Metropolitan Area. The Science Reports of the Institute of Geoscience, the University of Tsukuba, Section A,26:1-12.
佐藤大祐・斎藤 功 2004.明治・大正期の軽井沢における高原避暑地の形成と別荘所有者の変遷.歴史地理学,46(3):1-20.
佐藤大祐 2003.霞ヶ浦の湖上交通とプレジャーボート活動の発展.IATSS Review(国際交通安全学会誌),28(2):82-89.
佐藤大祐 2003.明治・大正期におけるヨットの伝播と受容基盤.地理学評論,76(8):599-615.
佐藤大祐 2003.霞ヶ浦地域におけるプレジャーボート活動の展開と行動水域.地学雑誌,112(1):95-113.
佐藤大祐・杜 国慶・川瀬正樹・松原真裕 2002.水戸市郊外地域における都市機能の展開と土地利用の転換.地域調査報告,24:57-83.
Sato, D., Nakamura, A., Yamashita, A. Tabayashi, A. and Waldichuk, T. 2002. The spatial structure of the fishery in Nakaminato, Ibaraki Prefecture. The Science Reports of the Institute of Geoscience, the University of Tsukuba, Section A,23:41-73.
佐藤大祐 2001.相模湾・東京湾におけるマリーナの立地と海域利用.地理学評論 74(8):452-469.
佐藤大祐 1999.マリーナ利用者による水上レクリエーション空間に関する一考察―福岡マリーナを事例に―.地域調査報告 21:133-141.
佐藤大祐 1999.マリーナの立地と利用圏-霞ヶ浦沿岸におけるマリーナを事例に-.日本観光研究学会全国大会研究発表論文集 14:65-68.
伊藤徹哉,杜 国慶,日野敬仁,佐藤大祐,古川 顕,湯田ミノリ,松井圭介,高橋伸夫 1998.常陸太田市における生活環境の地域的特性.地域調査報告 20:43-82.
<博士論文(主指導)>
アコマトベコワ グリザット: キルギスにおける社会体制転換に伴う観光の変容-ソ連時代経験者の観光実践を中心に-(2019年度)
Chen, Chin-Kuang (陳 慶光): Value Cocreation in International Sports Tourism:
A Qualitative Study of a Regional Revitalizing Marathon Event in Japan(2019年度)
<博士論文(副指導)>
鄭 玉姫: 韓国慶尚南道南海島における民泊集落の形成(2011年度)
呂 帥: 大都市近郊における農村観光の発展とルーラリティの関係-上海市祟明区前衛村を事例として-(2017年度)
板垣 武尊: 中国雲南省元陽におけるバックパッカー向け宿泊施設の変化(2018年度)
澁谷和樹: ビッグデータにみる訪日外国人旅行者の市町村間移動ネットワーク(2018年度)
丸山宗志: 大都市近郊における農村観光の発展とルーラリティの関係-上海市祟明区前衛村を事例として-(2018年度)
五艘みどり: ルーラルツーリズムにおける農村女性の役割-イタリア南チロルを事例として-(2019年度)
<修士論文(主指導)>
蔡 其穎: 大都市郊外地域における市民農園の展開と社会関係の形成(2010年度)
林 雨蓉: 台湾・南庄老街における観光化による客家文化の変容(2012年度)
アコマトベコワ グリザット: キルギス共和国における温泉施設の発展と利用変化(2012年度)
陳 婉菁: 広州旧租界沙面における「歴史的景観」の構築に関する研究(2013年度)
金 海景: スマート・ツーリズムにおける観光者の情報取得意志と行動―訪日中国人大学生を対象としてー(2019年度)
◇これまで
1974年生。宮崎県出身。筑波大学卒 同大学院 博士(理学)
◇現在
立教大学観光学部交流文化学科教授
◇連絡先
〒352-8558 埼玉県新座市北野1-2-26
立教大学観光学部交流文化学科