日本学術振興会特別研究員PD(受入研究者)

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名前 梅川由紀
研究科 日本学術振興会特別研究員PD
研究テーマ 1.「現代人にとってのごみの意味」に関する研究
2.「モノとごみの境界」に関する研究(「ごみ屋敷」の調査から)
3.「ごみと人間の関係」に関する社会史研究
論文
(1)梅川由紀、2017、「『ごみ屋敷』を通してみるごみとモノの意味――当事者Aさんの事例から」『ソシオロジ』62(1): 23-40。
(2)梅川由紀、2018、「『廃棄の文化』に関する理論的検討――メアリ・ダグラスの議論から」『年報人間科学』、39: 1-13。
(3)梅川由紀、2020、「ごみの社会学――『モノの価値』と『ごみの家庭生活』の視点から」大阪大学大学院人間科学研究科博士論文。
報告書・その他
(1)梅川由紀、2020、「<書評>Martin O’Brien, A Crisis of Waste?: Understanding the Rubbish Society, Routledge (New York), [2008]2011」『年報人間科学』41: 67-70。
口頭報告
(1)「ごみと人間の社会学――『ごみの量の多さ』の社会文化的分析」、第87回日本社会学会大会(2014年11月23日、神戸大学)。
(2)「『ごみ屋敷』の社会学――当事者はなぜごみを溜めるのか」、第88回日本社会学会大会(2015年9月19日、早稲田大学)。
(3)「『ごみ屋敷』の秩序――当事者Cさんの語りを中心に」、第67回関西社会学会大会(2016年5月28日、大阪大学)。
(4)「『ごみ屋敷』から見るごみとモノの境界――当事者Aさんの事例から」、第68回関西社会学会大会(2017年5月27日、神戸学院大学)。
(5)“The Boundary Between Stuff and Waste: A Case Study of a Hoarder,” Waste in ContextⅡ(May 28th, 2018, Leiden University (The Netherlands)).
(6)“Boundary Between Stuff and Waste: Different Perceptions and Shared Understanding of Hoarders and Their Neighbors,” The Australian Sociological Association 2018, (November 22nd, 2018, Deakin University (Australia)).
非常勤講師
2017年10月 東大阪大学非常勤講師(~2020年3月)
2020年4月 立教大学非常勤講師
受賞歴
石井由紀(旧姓),2006年4月,日本女子大学学業・研究奨励賞.

過去のPD研究員受け入れ

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名前 金子祥之
研究科 日本学術振興会特別研究員PD⇒大学研究職
研究テーマ 1.原発災害による自然汚染と地元コミュニティの資源利用
2.洪水常習地域における災害文化
3.消滅危機集落での「むらおさめ」
著書
(1)金子祥之、2013、「川のなかの定住者たちの災害対応―利根川・布鎌地域における水神祭祀」、鳥越皓之編、『(環境の日本史5)自然利用と破壊』、吉川弘文館:200-227
(2)金子祥之、2015、「村落相互の対立と水害の分配―災害のもたらす被害から受苦へ」、植田今日子編、『(年報村落社会研究51) 災害と村落』農山漁村文化協会:183-221
(3)金子祥之、2016、「生業―出作りと畑小屋での生活」『(檜枝岐村文化財調査報告書 第3集)檜枝岐村の民俗』檜枝岐村民俗誌編さん委員会監修、檜枝岐村:23-46
(4)KANEKO, H. 2016. “Radioactive Contamination of Forest Commons: Impairment of Minor Subsistence Practices as an Overlooked Obstacle to Recovery in the Evacuated Areas”. YAMAKAWA, M and YAMAMOTO, D(eds.). Unravelling the Fukushima Disaster. Routledge Press:136-153.
(5)金子祥之、2018、「川内村の歴史と地域コミュニティ」鳥越皓之編『原発災害と地元コミュニティ―福島県川内村奮闘記』東信堂、:18-36
(6)金子祥之、2018、「カタストロフィーと行政対応」鳥越皓之編『原発災害と地元コミュニティ―福島県川内村奮闘記』東信堂、:39-65
(7)金子祥之、2018、「災害弱者の避難生活」鳥越皓之編『原発災害とコミュニティ―福島県川内村奮闘記』東信堂、:66-76
(8)金子祥之、2018、「支援が生み出す分断」鳥越皓之編『原発災害とコミュニティ―福島県川内村奮闘記』東信堂、:77-97
(9)金子祥之、2018、「自然を離れて生きる」鳥越皓之編『原発災害とコミュニティ―福島県川内村奮闘記』東信堂、:202-221
(10)金子祥之、2018、「里山はなぜ桜の山になったのか」松崎憲三先生古稀記念論集編集委員会編『民俗的世界の位相 ─変容・生成・再編』慶友社、:422-445
(11)金子祥之、「オビシャとオニッキ儀礼―千葉県印旛郡栄町酒直」水谷類・渡部圭一編『オビシャ文書の世界―関東の村の祭りと記録』岩田書院(印刷中)
(12)金子祥之、「放射能汚染が生む交換不能性と帰村コミュニティ―福島県川内村における自然利用と生活互助のいま」足立重和・金菱清編『生活環境主義のコミュニティ分析』ミネルヴァ書房(印刷中)
論文
(1)金子祥之、2012、「むらの領土管理にみる災害文化活用の論理―近世新田村を事例として」、『村落社会研究ジャーナル』(37):13-24
(2)金子祥之、2014、『洪水常習地域の災害文化と生活環境史―利根川・荒川水系の地域社会を対象として』早稲田大学大学院人間科学研究科・2014年度博士論文
(3)金子祥之、2014、「千葉県神社明細帳にみる市川市内の神社」『市川のくらしと伝承Ⅰ―市川市史編さん民俗部会成果報告書②』市川市史編さん民俗部会:38-48
(4)金子祥之、2014、「災害格差を均衡化する仕組みとしての水利慣行―利根川下流域・布鎌地域における水害受容の論理」『日本民俗学』(278):35-68
(5)金子祥之、2014、「『水害の分配』はいかにして可能になったのか―利根川下流村落社会における水利慣行の形成過程」『千葉史学』(64):37-59
(6)金子祥之、2014、「明治二十九年利根川水害による地域秩序の動揺―水利慣行をめぐる訴訟事件を対象として」『利根川文化研究』(38):67-80
(7)KANEKO, H. 2015. “Disaster Culture Represented in the Village Landscape—The case of local communities in the lower reaches of the Tone River”. Asian Rural Sociology. (V):106-110
(8)金子祥之、2015、「近世における日蓮宗寺院の年中行事―妙榮山妙好寺『年中行事』の基礎的分析」『市川のくらしと伝承Ⅱ―市川市史編さん民俗部会成果報告書③』市川市史編さん民俗部会:45-59
(9)金子祥之、2015、「原子力災害による山野の汚染と地元の被害―マイナー・サブシステンスの視点から」『環境社会学研究』(21):106-121
(10)金子祥之、2016、「危機の視点からみた村落社会研究」『農業と経済』82(4):106-111
(11)金子祥之、藤井紘司、芦田裕介、五十川飛暁、2016、「村落空間の荒廃と村落研究―無縁墓・空き家・耕作放棄にいかにアプローチするのか」『村落社会研究ジャーナル』(45):25-39
(12)金子祥之、野田岳仁、加藤秀雄、増田敬祐、2017、「低放射線被ばく下における「食の不安」への文化論的アプローチ」『生協総研賞・第13回助成事業研究論文集』:90-107
(13)金子祥之、2017、「千葉県栄町酒直地区におけるムラオビシャの戦後史 ―ある神人のライフストーリーを通して」『駒沢女子大学研究紀要』(24):57-74
(14)金子祥之、2018、「檜枝岐村の疱瘡神縁起―疱瘡神をめぐる物語と災厄への適応策」『福島の民俗』(46):35-55
(15)金子祥之、「漁撈」『埼玉県秩父郡長瀞町井戸上郷の民俗』成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻松崎研究室、(印刷中)
(16)金子祥之、「ムラの交通路と生活領域―里の道・山の道・川の道」『埼玉県秩父郡長瀞町井戸上郷の民俗』成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻松崎研究室、(印刷中)
報告書・その他
(1)金子祥之、2013、「茨城県立図書館・千葉県立図書館における郷土資料」『2011年度調査報告書・都道府県立図書館所蔵「郷土資料」に関する基礎的調査』成城大学グローカル研究センター:20-23,32-35
(2)金子祥之、2013、「川との折り合いのなかで生まれた景観―利根川下流・布鎌地域の文化的景観」『利根川文化研究』(37):49-52
(3)金子祥之、2014、「地蔵山墓地関連資料(田中家文書)翻刻」、『地蔵山墓地調査報告書―市川市史編さん民俗部会成果報告書①』市川市史編さん民俗部会編:50-56
(4)金子祥之、2014、「千葉県神社明細帳翻刻」『市川のくらしと伝承Ⅰ―市川市史編さん民俗部会成果報告書②』市川市史編さん民俗部会編:49-109
(5)金子祥之、2014、「中央通り・木下街道」『市川市史写真図録 この街に生きる、暮らす』市川市、pp.79-111
(6)金子祥之編、2015、『地域社会と寺院が織りなす生活文化―市川市上妙典の生活変遷』青山学院大学総合文化政策学部
(7)金子祥之、2016、「市川市内のオビシャ」「歩橋のオビシャ」「新田のダンゴオビシャ」「宮久保の女オビシャ」「奉免の女オビシャ」「上妙典のサンビシャ」「酒直のオビシャ」「上妙典年中行事書上帳」『市川のオビシャとオビシャ文書』市川市:15-16,27-29,32-34,36-37,39-42,63-67,73-81,(31-34)
(8)金子祥之、2017、「オビシャで祀られる「御日記」― 栄町酒直のオビシャ儀礼と文書」『千葉史学』(70):64-67
口頭報告
(1)金子祥之、2008、「水塚の環境民俗学的研究」日本民俗学会第833回談話会、成城大学
(2)金子祥之、2009、「洪水対応としての環境認識と空間計画―茨城県北相馬郡利根町を事例として」日本民俗学会第61回年会、國學院大學
(3)金子祥之、2010、「洪水対応をめぐる生活知の民俗学的研究―利根川下流域の近世新田村を事例として」日本民俗学会第849回談話会、成城大学
(4)金子祥之、2010、「洪水常襲地域における地元住民の環境認識―利根川下流域の近世新田村を事例として」日本村落研究学会第58回大会、長野県上田市
(5)金子祥之、2011、「利根川下流中洲の島の環境史―布鎌地域における水神祭祀を事例として」千葉歴史学会民俗部会2011年度第2回例会、千葉大学
(6)金子祥之、2012、「利根川下流の新田村落群における惣鎮守祭祀―近世中期・布鎌惣社水神社の祭祀組織形成」平成24年日本生活文化史学会大会、ノートルダム女子大学
(7)金子祥之、2013、「利根川輪中地域の水防慣行と地域社会の納得―『水害の分配』をめぐって」常総地方史研究会、成田山霊光館
(8)金子祥之、2013、「利根川輪中地域の災害対応と水利慣行―『水害の分配』をめぐる地域社会の納得の論理」群馬歴史民俗研究会第97回例会、前橋市中央公民館
(9)金子祥之、2013、「『水害の分配』を可能にする地域社会の納得の論理」千葉歴史学会第32回総会、千葉大学
(10)金子祥之、2013、「水害を均衡化する仕組みとしての水利慣行―利根川・布鎌地域を事例として」日本民俗学会第65回年会シンポジウム、新潟大学
(11)金子祥之、2014、「『千葉県神社明細帳』にみる市川市内の神社」市川市史編さん2013年度第3回民俗部会研究成果報告会、市川市役所
(12)金子祥之、2014、「大水のなかのマイナーサブシステンス―河川漁撈における異常出水のもつ意味」環境社会学会第49回大会、福島大学
(13)金子祥之、2014、「災害を文化化する仕組み―常習的災害論からのアプローチ」日本村落研究学会・東北地区研究会、東北学院大学
(14)金子祥之、2014、「いまあらためて環境を論じるために―民俗学と環境社会学から」現代民俗学会第25回研究会、東京大学東洋文化研究所
(15)KANEKO, H. 2014. “Disaster Culture Represented in the Village Landscape ―The case of local communities in the lower reaches of the Tone River”. The 5th International Conference of the Asian Rural Sociological Association(ARSA). Faculty of Social Sciences, National University of Laos.
(16)金子祥之、2014、「村落による災害の共有化と再分配」日本村落研究学会第62回大会シンポジウム、岩手県宮古市田老地区
(17)金子祥之、2014、「明治二十九年利根川水害による地域秩序の動揺―水利慣行をめぐる訴訟事件を対象として」千葉県郷土史研究連絡協議会第42回研究発表大会、千葉県立中央図書館講堂
(18)金子祥之、2015、「原発災害からの帰村と「食」への不安―マイナー・サブシステンスをめぐる困難」日本民俗学会第67回年会、関西学院大学
(19)金子祥之、2015、「なぜ汚染された土地へ帰ろうとするのか―川内村第7区の事例を中心として」日本村落研究学会大63回大会、岐阜県郡上八幡市和良町
(20)金子祥之、2015、「捨てられ行くものの民俗学・社会学」現代民俗学会・日本村落研究学会共催研究会、東京大学東洋文化研究所
(21)金子祥之、2016、「原発災害被災地の帰村と現実―生活組織の分析から」第134回東京大学東洋文化研究所・ASNET共催セミナー、東京大学東洋文化研究所
(22)金子祥之、2016、「農政学者・柳田国男の中間集団論―産業組合論を事例に」第107回現代人類学研究会、東京大学駒場キャンパス
(23)金子祥之、2016、「どのようにして民俗学は誕生したのか―柳田國男の人生を振り返って」福崎町立神崎郡歴史民俗資料館連続講座2、福崎町
(24)金子祥之、2016、「原子力災害被災地における食生活の現在―福島県川内村の自然資源利用をめぐって」日本生活文化史学会、神奈川大学横浜キャンパス
(25)金子祥之、2016、「市川市内のオビシャとオビシャ文書」日本民俗学会第68回年会、千葉商科大学
(26)金子祥之、2017、「低放射線被ばく下における「食の不安」への文化論的アプローチ―帰村者の食生活とヤマの恵み」生協総研賞・第13回助成事業論文報告会、生協総合研究所
(27)金子祥之、2017、「民俗学知の有効性を考える―私が被災地で考えていること」現代民俗学会第37回研究会、東北学院大学土樋キャンパス
(28)KANEKO, H. 2017. “Was macht die Strahlung mit dem Alltagsleben? ―Eine volkskundliche Ethnographie des Lebens in der Nähe der Kraftwerke von Fukushima(放射線は生活をどのように変えたのか―原発から20kmに生きる人びとの生活誌)”. Ludwig-Maximilians-Universität München Japan-Zentrum Werkstattgespräch(ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン日本学研究センターワークショップ), Ludwig-Maximilians-Universität München Prof.-Huber-Pl 2.
(29)KANEKO, H. 2017. “Why People Continue to Consume Local Food: Radioactive contamination and the use of resources”. American Association of Geographers,Paper Session: All Things Nuclear in a Post-Fukushima Context. Marriott Copley Place.
(30)金子祥之、2017、「なぜ災害研究に民俗学的アプローチが必要なのか―川内村での生活調査を通じて」福島県民俗学会大会、郡山市労働福祉会館
(31)金子祥之、2017、「布鎌惣社水神社にみる布鎌地域の歴史と民俗」栄町史公開講演会、ふれあいプラザさかえ
(32)金子祥之、2017、「祭礼の危機と担いの仕組み―担い手不足へのコミュニティの対応」第90回日本社会学会大会、東京大学
非常勤講師
環境社会学(山梨県立大学)、社会調査実習(青山学院大学)、環境と文化(立教大学)、環境文化論(駒沢女子大学)、NGO・NPO論(早稲田大学)、社会学基礎論(茨城大学)、環境と社会論(立教大学大学院)、民俗文化論(相模女子大学)
学会活動
2014年5月~2016年5月 現代民俗学会・研究企画委員
2015年11月~現在 日本村落研究学会・ジャーナル編集委員
2016年2月~2016年10月 日本民俗学会・選挙管理委員
2016年2月~2017年2月 日本民俗学会・第68回年会実行委員(会計担当)
2016年5月~現在 現代民俗学会・第5期・第6期運営委員・編集委員
2017年6月~現在 環境社会学会震災・原発事故問題特別委員会委員
2018年6月~現在 日本学術会議環境学委員会、環境思想・環境教育分科会「環境教育の思想的アプローチ検討」小委員会委員
受賞歴
日本村落研究学会研究奨励賞第23号(論文の部)
市川市職員表彰(敢闘賞)写真図録編集担当職員として
日本民俗学会研究奨励賞・福崎町賞
第1回立教大学教育活動特別賞